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(2017.01.23読了)(2017.01.23借入)
副題「ぼくらの秘密の宝もの」
東京の国立科学博物館でラスコー展が開催されています。
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世界遺産 ラスコー展 ~クロマニョン人が残した洞窟壁画~
主催:毎日新聞社
会場:国立科学博物館
開催期間:11月1日~2017年2月19日
本展では、謎に包まれたラスコー洞窟の全貌を紹介するとともに、1ミリ以下の精度で再現した実物大の洞窟壁画展示によって、普段研究者ですら入ることができない洞窟内部の世界を体験することができます。クロマニョン人が残した芸術的な彫刻や多彩な道具にも焦点をあてます。
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ラスコー洞窟の壁画といえば、人類の芸術の始まりだったかなあ、と思って見に行ってきました。(2017年1月17日)
洞窟壁画の複製を見ることができました。
クロマニョン人が2万年前に書いたもの、とのことです。クロマニョン人は、現代人の祖先となります。
他の同時代の遺物も展示してありますが、骨で作った縫い針が驚きでした。
(以上が見たときのコメントです。)
活字人間としては、確認のために図書館で関連本を借りてきました。
1940年にラスコー洞窟が少年たちによって発見されたときの話を絵本にしたものです。
ラスコー洞窟のあるあたりでは、既に1901年にファン・ド・ゴームの洞窟というのが見つかっていて、旧石器時代の動物を描いた壁画があったということです。
従って、ラスコー洞窟を見つけてそこに壁画があるのを見つけた少年たちには、それがどんな価値を持つものであるかがわかったということになります。
作者あとがきによると1940年に発見された数か月後には、戦争が激しくなってきたため閉鎖されています。
1948年に見学が再開されましたが、1963年には、痛みが激しくなってきたので一般公開は中止になっています。
1983年には、洞窟の一部のレプリカを作りラスコーⅡと名付けて公開しています。
ラスコー洞窟の壁画の写真を多数見たいのですが、この本には、写真は付いていません。
(2017年1月23日・記)