紙の本
教育ママゴンにとっては良い本かもしれないけど…
2015/08/15 05:36
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投稿者:orihs - この投稿者のレビュー一覧を見る
どのように子どもをコントロールして、勉強を習慣づけるか、という事は詳しいので、教育ママゴンにとっては都合のいい本かも。ただし、「今、なぜ、勉強するのか?」という質問には、子どもが納得するような答えは出してくれていないと思います。
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親が、「勉強しなさい」や「宿題しなさい」を言うようになったら、もはや手遅れと自覚すべき。宿題しなさいと言われて素直に宿題するようになったら、のび太も出来杉くんぐらい賢くなっているでしょう。こんな末期症状になる前に、親がきちんと環境を整えることがなにより大事である。
今後、社会で求められている人材は、自己の考えを発信したり、人間同士を有機的に結びつける能力がある人である。今、人気の都立中高一貫校では、まさにこのような人材を世に送るようとしていて、受験する小学生に対して求めているのは、読解力、論理力、作文力、自然科学への関心である。もし、将来子供を都立中高一貫校に通わせたいなら、まず親が入試問題に目を通して、学校が欲しがる子供を認識することが必要である。そうすると、週末に親子で出かける先は、受動的に楽しめる遊園地よりも能動的になれる博物館になるはずである。
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[江東区図書館]
第一章では過去の良文(徒然草など)から学問の目的や大切さを説いていたが響くのは一つ、「今でしょ!」。何かを思いついたらすぐ、というか、何かに一生懸命になったトランス状態の時、そのあと休まず次々に異なる他のことをやっていくと良い、というもの。
二章では「ダマされない人」になるために、論理的思考力や知識をつけよう、というもの。勉強するのは、「賢くなるため」。
三章からやや教育的な話。
「幼児期」は、「集中・繰り返し・片付け」を習慣にさせること。子供と一緒に遊ぶのが上手な人ができる。
「幼児後期」は「読書を楽しむ。繰り返す。感受性から創造性を育み、~しなさい。を避けて好奇心のままに経験させる」そして、「一音区切りの読み聞かせ」
「小学前期」宿題は自分を賢くするためのもの。楽しく、「なぜ勉強するの?」が生じないよう、習慣づけを。
「小学中期」は能力の見極めを。必要な能力(漢字とか計算とか)が抜けていないか、プリントをこなすだけでイメージ力が損なわれていないか観察を。
「なぜ勉強しなきゃいけないの?」と口にする状態に子供を追いこんだ時点でその親は失敗している←正にこれだわ、既に、、、、
「勉強する子は母親が好き=小学生が自分から勉強しない場合は、母親との間に何らかの問題がある」←耳が痛いわ、、、、
四章で母親が出来ること。片付けやお手伝い、それは全て「判断力」と「想像力」を養い、自問自答の習慣をつけさせるため。
第五章では、これまで読んだ学習系の本とほぼ同じ。
1. 古典文などを正確な音読で身につける「国語力」
2. 漢字などの知識をもとに自分の考えを表明する「作文力」→助詞抜きのメモで作文を作る。ウソ=物語が書けるようになれば、他人の口にしたウソも書いたウソも見破れるようになり、選択問題などが解けるようになる。
3. 発展的な「読書力」
4. 二ケタのかけ算ができる「暗算力」
5. パズルなどによる「試行錯誤力」・「論理的思考力」・「図形認識力」
6. 「なぜ?」と問う力
7. 理科・社会などの基礎知識
「努力を怠って勉強しなかったら、未来社会で自分の人生設計を描くことができない」