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可もなく不可もなく。
途中で大体オチは読めたので、きっと、そういう落としどころだろうと思って読んで行ったらその通りだったので、もう少しひねってくれてもいいのよ、って思った。いや、別にそれはそれでいいんだけど。乙女系なのでそんなもんだろう。
ただ、せっかくの悪役お兄様夫妻がろくすっぽ活躍することもなくフェイドアウトだったので、もったいない。あの手のヤンデレは突き詰めるべき。乙女系では難しいから割愛されたのだろうな。官能乙女系ならきっと……と思わずにはいられない。
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面白かったです。
新人さんとは思えない、しっかりした文章でした。あとがきによると、落選すること三十回だとか。努力が実ってのデビュー、おめでとうございます!
作品は、全体的にドラマチックな印象。前半ははやいテンポで話が進み、読ませてくれます。後半はキャラクターの関係性を明らかにしていくのがメイン。こちらは、ちゃんと読んでいればだいたいの想像がつきます。
本文は説明が多いような…という感じ。ちょっと読むの疲れちゃいました。でも個人的にマイナスイメージはなく、国が抱える問題などの世界観がちゃんと考えられている印象をうけました。
そんな偶然が重なるか? と思うところもありましたが、第一作目ですから、ご愛嬌。
新作が出たら買いたいです。
ラブ度は超低め。
一応くっつくし、最後には結婚しますが、本編ではいちゃつく余裕がなかったようです笑
甘くないと読めない、ラブが読みたい方にはちょっと退屈かもしれません。
私は読みながら、同じコバルト作家の久賀理世さんの作品が頭にうかびました。
イラストは瀬菜チナリさん。なんと、挿し絵はすべて鉛筆画です。たまげました。雰囲気はすごい良いけど、大変だっただろうなぁ。
しかしなぜあえて鉛筆なんだろう、とは思いました笑
すごいけど…べつに普通にトーン使っても、雰囲気さえ演出できれば良かったんじゃ…?
否定しているわけではなく、素朴な疑問です。
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宮殿を脱出してからが面白かった!先が読めるようで、落とし所がわからなかったのだけど、こういう形になってよかった。
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・2013年度ロマン大賞受賞
・挿絵は鉛筆
・ヨーロッパ
・飛行機
・忘れ形見
ぐいぐい読ませる。
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013年度ロマン大賞で佳作を受賞した作品を改稿したもの。
ヒロインは運命に翻弄されながらも、宮殿から逃げ出すことで、世界を知り、なぜ狙われたのか自分の素性を知ることに。
少女小説らしいロマンスと逃避行その果てに、自分のルーツを知りながらも、自らの意志を貫き、夢を叶えた姿が清々しい作品でした。
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