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他の本を探しにいって見つからず、なんだかどうしても何か買いたくて本屋うろうろしてたときに、目があった本。タイトルに図書室ってあったから買ったのかな。
日記形式の日付けをちゃんと見てなくて読んでて、ちょっと昔の話かと思ってたら、70年代後半ぐらいからの話で、現代だったから驚いた。
本を読む気持ち、本に逃げる気持ち、そういうところで、共感するかな。
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ウェールズ地方の妖精譚と魔女の物語が見え隠れしながら、母親が邪悪な魔女?のSF好きな女の子モリの日記という形で語られる、SF満載の物語。双子の妹の死の謎もよく分かってないし、後半どのように展開するのか楽しみである。
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傷ついた少女がどう、新しい環境でやっていくか。妖精や魔法、大好きな本の力で生きる力を付けていきます。
色々な本が出てくるので本好きにはたまらないかも。
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[ 内容 ]
<上>
15歳の少女モリは精神を病んだ母親から逃れ、一度も会ったことのない実父に引き取られたが、親族の意向で女子寄宿学校に入れられてしまう。
周囲になじめないモリは大好きなSFと、自分だけが知る魔法やフェアリーの秘密を支えに生きてゆこうとする。
1979‐80年の英国を舞台に、読書好きの繊細な少女が日記に綴る青春の日々。
ヒューゴー賞・ネビュラ賞・英国幻想文学大賞受賞作。
<下>
本を心の底から愛したならば、本もあなたを愛してくれる―疎外感に苛まれながら、大好きな小説や秘密の魔法を心の支えとするモリ。
やがて彼女は町の読書クラブに誘われ、初めて共通の話題をもつ仲間と出会う。
だが母親の執拗な悪意は彼女を苦しめつづけ…。
ひとりぼっちだった繊細な少女の青春を描き、本を愛し本に救われた経験をもつ多くの読者の共感を呼んだ、感動の物語。
[ 目次 ]
<上>
<下>
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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色々なことがあるけれど、本が、読書が救ってくれる。素敵なことだな、と改めて実感。
読書クラブに入ってから、生活がガラッと変わって、少し明るさが出てきた。モリ、幸せになってほしいな。
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周りにバリアを張ったような「モリ」
強く賢い彼女を支えているのは本。
だからこそ、お父さんの部屋のたくさんの本、
読書クラブへの誘いはとっても嬉しかった。
彼女の双子の片割れの「モル」の死の謎も
合い間にチラチラ見えてきた。
彼女の周りを見下すようなひねくれた態度
彼女が親しんでいるフェアリーや魔法のたぐい。
「下」では、その辺の謎も一緒に見えてくるのかな?
それにしても、本当にたくさん本を読んでいる。
SFやファンタジーにサッパリなのがとっても残念。
彼女がミステリー好きだったらもっとワクワクしたのに(笑)
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15歳の少女モリは精神を病んだ母親から逃れ、一度もあったことのない実父に引き取られたが、親族の意向で女子寄宿学校に入れられてしまう。周囲になじめないモリは大好きなSFと、自分だけが知る魔法やフェアリーの秘密を支えに生きてゆこうとする。1979-80年の英国を舞台に、読書好きな繊細な少女が日記に綴る青春の日々。
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陰気な主人公のつぶやきに正直うんざりしながら読み進めた前半。ところどころにファンタジーの要素が入ってくるがどうも胡散臭くて、彼女の脳内妄想だろうと思ってしまったのも入り込めなかった理由だろう。彼女の読んでるラインナップがすごくて私はここまでには到底到達してないけど、ナルニアが大好きで学生時代に指輪の世界にひたり、ゼラズニーの光の王(は出てないけどね)を大切な書としている身からすると徐々に応援する気持ちがわいてきて、気持ちが転換したのは、やはりスーザン・クーパー「闇の戦い」シリーズを取り上げた上巻後半だろう。すっかり記憶の底に沈んでいたこの本のことを再び思い出したとき、この「図書室の魔法」は私にとっても愛しい本となったのでした。
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最初は文体が少し読みにくいかと思ったが、モリ視点の日記として書かれているので、さくさく読み進めることができた。
『指輪物語』『ナルニア国物語』など大好きな本が頻繁に引用されており、それに対するモリの意見が的を得ていて、わかるわかる!と共感するところがたくさんあった。
ミス・キャロルのような学校司書や、公立図書館の読書クラブのような活動が現実でももっともっと増えればいいのに、と思わずにはいられない。
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最初はあまり内容が掴めなかったけど、読み進むにつれてモリの家族や友人、モリの読む本が次第に気になり始めた。下巻が更に気になる。
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個人的に日記式の本は好きなので、手に取ってみたところ…なぜ今までこの本に出会わなかったのか不思議に思うほどどハマり!下巻を読んだら、もう一度楽しみたい。
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モリはウェールズの村で育った。双子だったけど、モルは事故で死んでしまった。母親から逃げ出して児童施設に入れられたが、実の父親を探しだしてくれ、今は父と父の姉たちの家に引き取られた。叔母たちは女子寄宿学校にいるべきだと言って、モリは寄宿学校に入学することになった。そしてこの日記には出来事のすべて、いや想像のすべてが書かれていくことになった。本好きなモリは、孤独を本で癒し、本を頼りに図書室の司書先生や、町の読書クラブの人たちとも行き来するようになった。少しの魔法とフェアリー、そしてSF小説が一杯出てきます。
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ヒューゴー賞、ネビュラ賞など受賞ということで、SFかと思ったら、かなり違う。寄宿学校での少女の読書日記。かなり退屈。
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原題は「Among others」。読み終えると原題の方がしっくりくる。放題は過分にファンタジーな印象で、読んでみるとそれ以外の心揺さぶるものがある。
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どこまでが現実で、どこからが空想なのかがまったくわからない。ファンタジーだとは思うが、魔法や妖精は現実として描かれているのか、主人公モルの頭の中でのみ存在するのか。このふわふわした魅力が想像をかき立てる。主人公は本を読むことだけに情熱を費やしていて、それ以外のすべて食べることや寝ることにさえ不平不満を抱いている。ただしその読書量とスピードには圧倒されるが、何かが足りないようにも感じられる。そう、人間味が圧倒的に足りないように感じる。下巻で主人公が人間を取り戻せればいいのだが。