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私も数学が好きなので楽しんで読むことができた1冊です。ただ、いろいろな数学の面白い話が詰め込まれていて数学好きにも数学が苦手な人でも楽しめる1冊となっています。
■アリババは洞窟から逃げられるか?
―洞窟のトビラを開けるテクニック
『上向きでも下向きでもいいけれど、4つの穴のニシンの向きがすべて同じ向きになった時、トビラは開くんだ。まず、2つの穴に同時に手を突っ込んでニシンの向きを調べ、向きを変えてやる。この操作をすると、樽は高速で回って止まるため、さっき自分が触れた穴がどれだかわからなくなる。何回もやればいつかは4つとも同じ向きになってトビラは開くだろうが、6回操作をすると見張りのドラゴンが出てきて食われてしまう。どんな場合でも、5回以内にケリをつけないといけないから、命懸けだぞ』はたして、アリババが洞窟から抜け出すには、どう操作したらいいのか。
この問題を解くためのポイントは苦労して3つの向きを揃えたところで、1回ゴールから遠ざかる点にある。なかなか自分が努力して積み重ねた結果を崩すことは難しい。普段からどこかで客観的に見れる自分でありたい。
■「ギャンブラーの直感」が数学を発展させる?
―9が多いか10が多いか、それが問題だ!
ド・メレという人はかの有名なガリレオに対しても、「2つのサイコロを投げた時、目の和が6か7になることが多く、その出現確率は同等に思える。しかし、3つのサイコロの場合、目の和が9になるより10になることが多い気がするが、私の勘違いだろうか」と尋ねたという。9と10の組合せについて、それぞれの出方を考慮して確率を計算してみると、
9になる確率 =0.115740
10になる確率=0.125
となり、わずかながらも、確かに10になるほうが大きい。こうなってみると、ド・メレという人はそら恐ろしい。このわずかな差を膨大な経験で嗅ぎ取るほど、熱心にサイコロを振ってきたということになる。ギャンブルといえども、極めれば数学者も気づかないような域に達する、ということなのかもしれない。
このようなほんのわずかな差を経験だけから嗅ぎ取るのだから、勝負師は恐ろしい。そこまで真剣に打ち込むことができるものにだけ勝負の女神は微笑むのだろう。本当に夢中になれるものを見つけなければいけない。
■「8」という数のふしぎ
―「八」=BIG?
昔から日本人は「八」や「八百」という言葉に「たくさん、大きい」という意味を込めてきた。8という数を横に倒した「∞」が、偶然にも無限大を意味するのはご存じだろう。数字1つに意味を込め、人々の思いが投影されていることがわかる。
背番号などもそうだが、それぞれ人には好きな数字、こだわりをもった数字があるはずだが、もっと数字に思い入れをもって接していきたい。
【1読書1アウトプット】
普段から発想を転換してみる癖をつける
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学術的要素だと考えなければこれほど数学、算数は面白いのに学校の授業での勉強だとなぜ難しく感じられるのだろうか。
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≪県立図書館≫
内容としては、よくある感じのものかな、と思う。
わかりやすく読みやすかったので、数学が苦手な人でも理解ができると思う。
数学って、面白いな、と思える内容だった。