投稿元:
レビューを見る
京大の人気講義を一般の方向けにまとめた本。科学の専門部分については、かなり噛み砕いているようですが、メインテーマの「サイエンスの発想法」の部分はかなり面白かった。
アイデアの出し方、考えるときに大切にすべきこと…。なるほど確かに、と思うこともあれば、意外な発見!と思うこともあり。あらゆるページにマーカーをひきたくなりました。
こういう講義、大学生のときに受けてみたかったです。
研究職でなくて、どんな職種の人でも、「アイデアの出し方論」みたいな感じで読めると思います。
投稿元:
レビューを見る
前半は、論理的にアイディアを出す方法と考え方で好き系だったが、その実践事例が全て生物学的なもので、興味や基礎知識がないと辛い。
大学の講義だから仕方ないが。
それでも、「科学に興味を持つきっかけになった言葉や経験」は面白い。
①アイディアを出すために必要なことは?
②どうトレーニングできる?
〈成功の鍵〉
ユニークさとサイエンス力
→サイエンス力は客観性が必要。サイエンス力はゼネラリストに必要。
〈LOVEとLIKEの違い〉
LOVEは異質なものに惹かれること。LIKEは同類に惹かれること。
〈SCAMPER法〉
S:substitute(取り替える)
C:combine(組み合わせる)
A:adapt(適合する)
M:modify,magnify,minify(変化させる、拡大する、縮小する)
P:put to other use(他に利用する)
E:eliminate(除く)
R:reverse,rearrenge(逆にする、順番を変える)
これは、クリエイティビティを鍛える時に使えそう。
投稿元:
レビューを見る
6/30 ブックトーク のりまきさんより、Sさんへプレゼント本
ラッピングワード「先の例でもみられるように、驚き方には2つあります。」p34
投稿元:
レビューを見る
「わかっていないこと」を観察し、アイデアを出して実行し、生産する---大学や企業での研究に必要な、アイデアを出す力を養成する方法について、生物学と化学を題材に説く京大の人気講義。飛ばし読みでも役立ちます。
投稿元:
レビューを見る
京大理系1,2年の人気講義。著者は化学系で扱っている話題もそうなのだが、内容は化学以外の自然科学一般、エンジニアリング、ビジネスに適用可能だ。よくある発想法の本であるような発送テクニック(ブレストとか)ではなく、個人的な経験や観察、学んだことを組み合わせて、説得力をもってチームのなかで個性を発揮するためにヒントとなる実例が多く述べられている。具体的な、すぐに使えるテクニックではなく、実例からヒントをつかむこと、自分のなかにあるモノ(体験、知識など)から新しい物が生まれること、をはっきりと示しているのが良い。
投稿元:
レビューを見る
選抜試験に合格したら受けることができる京大の人気講座。期末試験はないけど宿題はある。それも講義をもとに研究のアイデアをイラストでというもの。自分の体験に基づく活学のほうが効率がいい。後半の癌とウィルスを特定して抑えるアイデアが難しいけどおもしろかった。今流行りのPCRの意味もわかりやすかった。アイデアの発想の定石SCAMPER法は化学生物学以外にも使えそうだ。S=Substitute取り替える。C=Combine組み合わせる。A=Adapt適用する。M=Modify変化させる。P=Put to other uses他に利用する。E=Eliminate除く。R=Reverse逆にする。
投稿元:
レビューを見る
一般の人も楽しめる話題を導入としながら、徐々に専門的な内容に連れて行ってくれるサイエンス書。話題の持っていき方が上手い。
執筆時は予想もしなかっただろうが、今やすっかり有名になったPCRについても分かりやすく書かれている部分有り。