紙の本
ゆる~い
2017/02/01 07:58
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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
やださんの絵本はとにかく力が抜けてほっとする感じが大好きです。
どのキャラも可愛くて顔がゆるゆるゆるみっぱなしです。
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これ、最初にネットで表紙だけ見て、
「ん? てんぐ? でもこれ、インコじゃない?」
と思ったんですが、
人に助けられたカラス天狗が、恩返しのために、
鳥を「てんぐのがっこう」で
「てんぐ」として養成しようと思いつき、
それにいろんな鳥が参加して‥‥というお話で、
主人公(?)は、
ゆいちゃんとたっちゃんの家のインコのテンちゃん。
テンちゃんが、「インコ天狗」として大活躍♪
という物語。
テンちゃん、めちゃかわいい!
いやもうね、トリスキーさんたちに、ぜひぜひおすすめしたい絵本です!
宿題をしているテンちゃんの
「りんご くれー!!」ってとこ、かわいいです。
鳥さん用の小さい帽子と「ころも」も素敵。
わたしは、テンちゃんの枕元に、たたんで置いてあるのにしびれました!
次々とお見舞いにくる鳥さんたちに、
お母さんが、うげって顔してるのも、ツボです。
お見舞いに来た鳥たちの多彩なこと!
どこからスカウトしてきたんだろう、と言う疑問はここでは忘れましょう。
みーんな天狗の帽子と「ころも」をきているのに、
ちゃんと、ペリカンだったり、ペンギンだったり、ヤマセミだったりするのが、すごい!
(鳥の名前は、絵本の最後の見開きに書いてあります。親切!)
裏表紙の体操(? それとも踊り?)をする鳥さんたちがユーモラス!
右端に、オカメちゃんもいます!
(すみません、我が家にはオカメインコがいるものですから。。)
やぎたみこさんは、
「ほげちゃん」ではまったんですが、
「ぷくみみちゃん」は、ちょっと謎な感じでした。
でも、この「てんぐのがっこう」を読んだら、
すっかりファンになりました!
ぷくみみちゃんも、テンちゃんや鳥天狗さんたちも、
もちろんフィクションなんだけど、
その「フィクション」が、
ゆる~く当たり前に溶け込んで
肯定される世界なんだな、と思いました。
みんな「善意」の人(や鳥やもののけ)なんですよ。
世界がすごく優しい。
この絵本の肯定的な世界観は
小さい人たちを暖かく迎え入れてくれそうで、嬉しい。
そしてその世界を描く絵は、
意外と「濃い」のが面白い。
やさし~い、かわい~い、って絵じゃないの。
おばあさんなんか、けっこうしわしわだしね。
幼児と低学年のお子さんにおすすめです。
もちろん、大人にもね。
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昔話の現代版的な絵本がやぎさんの作品にいくつかあって、かめだらけと同じく、恩返しがキーワード。
やはりかめだらけだったように、今度は鳥だらけ。
いろんな種の鳥天狗が見てて楽しい。見返しに何天狗だか記載あり。
最初と最後が絵のタッチが違い、あれ?と思ったんだけど、昔話感の演出だったのかな。
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人間に助けられた天狗が、恩返しに来ました。人間の言葉を話せるインコのテンちゃんは、天狗の学校に通うことになりました。
人助けを学び、町のパトロールをするようになったテンちゃん。でもひどい嵐の夜、怪我をしてしまいます。なかなか目を覚まさないテンちゃんに、家族のみんなは、テンちゃんを天狗にしたことを後悔しますが.…
いつまでもチビちゃんと思っててた末っ子が、いろいろ出来るようになってお手伝いしてくれた時を思いだしました。
かわいい!