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3.11から3年経過したが原発の影響の真実はよくわからない。この本は科学的にその影響を検証しようと試みている。
第1部は放射能のエネルギーの基本的な知識の話だ。野球のピッチャーとバッターに例えたBqとSvの違いの説明はわかりやすい。
100Svの放射線を浴びると人間は即死だ。しかし、100Svのエネルギーは24calに相当し、1Kgの水の温度をわずか0.024度上げるだけのエネルギーなのだそうだ。改めて放射能の見えないという特性の恐ろしさを感じる。
2部は科学的に放射性物質と生物との影響を解説している。ウランから結構沢山の放射性元素が生成される。
それら元素の生体内での役目が説明されている。やはりその中でもセシウムの影響が大きいと思われる。
その後は専門的な話が続く。ここは読み飛ばす。
第3部は広島・長崎、原爆実験、スリーマイル、チェルノブイリ、福島の各種データが示されている。
これらのデータを見せられると日本の特に関東に住んでいて大丈夫なのだろかと真剣にそう思う。
3.11以降新生児の死亡率は増えているというデータもある。これらのデータは真実なのか?どんな相関関係があるのか?
多くの人に検証してもらいたい。
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「100ミリシーベルト以下の被曝は心配ない」は本当なのか?原爆や原発事故、劣化ウラン弾による被曝調査をもとに放射線の生体への影響を検証。
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いつの間にか図書館の返却期限が過ぎてしまってたので、福島原発事故に関わる章だけ読んでみた。
データと結論の間にちょっと飛躍があるんじゃないかという印象だ。最初から通して読めば納得できるのかもしれないけど、とにかく「放射能は怖い。危ない」の土台の上にすべてを組み立てるやり方では、あまり科学的とは言えない。