紙の本
不思議と引き込まれる筆者の言葉
2015/12/10 23:20
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投稿者:とわとわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ニュースのコメンテーターとして登場したときに筆者のことを初めて知りました。そのときの印象が鮮烈で、この本を手にしました。
仏教的な話のせいかよく分からないところも結構ありますが、筆者の言葉は自分の心の内を落ち着かせる効果があり、大変引き込まれる本でした。
電子書籍
わかりやすいです。
2015/03/20 20:29
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投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
一つ一つ、よくある心の動きが簡潔かつ丁寧に説明されていて、とてもわかりやすいです。そして、なんだ、そういうことか、と腑に落ちます。著者の本は、無理にテンションを上げたり、相手を鼓舞したりするような所が少なくて、むしろ素直に頷けるように思います。反射的に腹が立ったり、ずるいと感じたりすることについて、一緒くたにせず、その成分についてきっちりと分析・説明がなされた本だと思いました。
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久し振りの小池さん本。トホホー調が健在。
ヒントをピックアップ
「どちらが得か」を迷うのは心にとっての損 →確かに!
ネットに満ちる「つながりたい」は、「わかってほしい」煩悩→確かに!
人から良い扱いを受けた時こそ諸行無常を念じて執着を手放しておく。
「ありえない」という否定語は傲慢で不寛容 すべては「ありえる」と開き直れば心は強くなる。→なるほど
謝る時は余計な言い訳を付け加えない。手放す。
心を保つには、体を保つ。その基本は腹七分目。
困った時こそ、ただただ内省する。
(ストレングススァインダーの一つ)
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自分自身を客観的に見つめることを、突き詰めて突き詰めて生きてんねんなあ仏教のひとは。
著者の文章が人間くさい。「わたしはこれはまだまだできませんが」みたいな前置きをしているところが多くて、それはすごく好印象。
煩悩を手放す、というのがいまの自分にとっては昔よりもすっと入ってくる。なぜかわからんけど。
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メールの返信が遅いだけで「嫌われているのでは」と不安になる。友達が誉められただけで「自分が低く評価されたのでは」と不愉快になる。人はこのように目の前の現実に勝手に「妄想」をつけくわえ、自分で自分を苦しめるもの。この妄想こそが、仏道の説く「煩悩」です。煩悩に苛まれるときに役に立つのは、立ち止まって自分の内面を丁寧に見つめること。辛さから逃れようとして何か「する」のではなく、ただ内省により心を静める「しない」生活を、ブッダの言葉をひもときながらお稽古しましょう。(背表紙より)
これはいい!と本屋さんで衝動買いでした。が。うんうん、そうだよね、それだったか、このモヤモヤは。と思い至ることも書いてありますが、じゃ、それはどうしたらいいの?がいまいち読みこめなかった。理由はわかった、でも解決方法は?みたいな。しかし今、この背表紙を書いててわかったけど、解決を探す、ではなく、それすらも「しない」でいいのかな。そうかな。そこまでゆけるかな。と思いました。今。
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著者である小池龍之介和尚に興味があり手にした本。読み進めると、心がストンと軽くな瞬間があり、幾つか紹介されているイライラしないための種々心の持ち様は、肩肘を張り窮屈に生きて居る私にとっては非常に参考になるものでした。
読了にあたり、心が穏やかで居るためのお稽古を続けられればと思った次第です。
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参考になった。
ネットのお話しなど、仏教の思想を現代に適用。
私よりお若いが、教えられることが多い。
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ほかの著作を書店で見かけたときに、著者が東大卒の僧侶と知り、気になっていた。
異動してぐったりしていたときにこちらを書店で見かけ、新刊だし購入してみた。
朝日新聞に二年半にわたり毎週連載していた「心を保つお稽古」より、一〇八本を選んで一冊に編んだもの。
見開きで一本ずつ煩悩を静めるヒントが記載されている。
眠る前に、三本ずつ読んだ。
ときどきすべっているけれど、エッセイ風で堅苦しくない。
まず意外だったのは、お坊さんでも悩むということだ。
しばしばご自分のたとえ話が出てくる。
でもそれをきちんと客観視して分析できるのが、お坊さんたるゆえんなのだなと感じる。
そうだよね、と思ったのは、下記の通り。
3-「あなたのため」と言うときの本心は「自分のため」
48-「体を保つ」基本は、食事を腹七分目にとどめること
75-「いざとなれば今の立場も捨てられる」と思えば頑張れる
89-親切の名を借りた自己満足はすぐわかる
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日常のもやっとというか、ちょっとした煩悩を紹介しているイメージ。きゃりーぱみゅぱみゅのくだりが面白かった。
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東大時代より現在のお坊さんやってる顔の方がずっとよくなってる。
2014.05.16モーニングバードで紹介されてた
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著者が日々感じる事象について、連載されていたものを108項目抜粋し書籍化されたもの。
煩悩の数、というのがいいですね。笑
人間は、なかなか『煩悩』に苦しめられ、困らされ、悩まされたりする。
わたし達は、僧侶である人達は悟りを開いているから、決してそんなことはないと思いがちだが、この本を読むと、著者が日々の暮らしの中で、様々な葛藤と戦い、教えを体現しようともがき苦しむ様も見て取れ、弱さを認めることの大切さを実感できます。
当たり前のことばかりで、新しく目からウロコになるようなものはないですが、
その当たり前を日々実践することがいかに難しいかがよくわかり、
『そうそうそれそれ!』と感じずにはいられません。
完璧にはなれませんが、すこしでも気持ちを持ち続けることに意義があるのかなと思って、私も日々少しだけ意識して過ごしたいと思います。
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人間には百八つの煩悩があると言うけど本当に違いない。自分をよく見せたいという思いから連なるさまざまな煩悩を上手にかわすことが出来たら楽しい人生だろうなぁ。世間と溝はできるかもしれませんが。3ヶ月に1回くらいはコレを読み返して自分の内面を振り返りたいです。
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さらりとした丁寧な言葉に、クスッと笑ったりするエピソード、その中に深い仏教の言葉が出てくる。
なるほどと思う所ががたくさんあった。
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さまざまな出来事に対して、自分は何でこのように考えるのか…と振り返るきっかけになった一冊。
「不機嫌」→「行動も乱れる」→「さらに不機嫌」という悪循環の解説には、思わずひざを叩きました。
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煩悩や感情の裏側について、仏教的な解釈とともに丁寧に解説がなされた一冊。著者の実体験が例になっていることが多くリアリティがあります。心が乱れていると感じたらまた読もうと思います。