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ワクサカソウヘイはすごいです。前著「中学生はコーヒー牛乳で…」もかなり素晴らしい作品だったけど、この本もまた素晴らしい!真性ほんわか狂人であり、純正TVブロス系の遅れてきたヒーロー。ぜひこれから渋谷直角のように売れてほしいと思う。
本の内容は、ほぼ本人と思える主人公がニートながら年間パスポートを買ってディズニーランドに通い続けるという私小説。
しつこすぎる笑いの小ネタの飛躍感が、いかにも王道サブカル系のモテない童貞感があってよい。
中身はほとんどないけど、これだけ妄想的な内容ながら、USJに浮気するシーンの罪悪感や、子供っぽいランドに嫌気がさしてシーに憧れたり、クライマックスに近づくに連れて主人公とディズニーランドの関係が煮つまってくるところが描かれて、かつそんなめちゃくちゃな状況に共感できるように描写されてることがすごいことだと思う。
と、期待値あがりまくっただけに、ラストがちょっといい話ふうに終わったのは残念。もっとこの人にしか出せない唯一無二のクレイジーさを発揮してほしかったなあ。
とにかく間違ったディズニーランドの楽しみ方というジャンルでは堀井憲一郎を超えそうな逸材。だからワクサカ、お前の本売るために「まちがったディズニー」コーナー作るよ!そして5冊くらいはがんばって売るからね!
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これは、非リア充のための究極の東京ディズニーランドガイドブックといえます。
リア充は読んではいけないですね。
ディズニー大好きぃ♪な信者は購入注意(笑)
23歳ニート男が現実世界から逃避するために、毎日ディズニーランドに通い詰め、さまざまなアトラクションを舞台に妄想を炸裂させては、現実に凹んだり自己嫌悪に陥ったり、時には勇気づけられたりという流れでストーリーは進みます。
主人公の妄想はすさまじくスピード感・躍動感あふれているのに、現実の人間とのコミュニケーションは一切できないそのコミュ障非リアっぷりがとてもおもしろい。これを笑いにできるのはやはり才能なのだと思います。
個人的には、今はなきシンデレラ城ミステリーツアーの場面が抱腹絶倒でした。また、ディズニーシーと大阪にある映画のテーマパークに浮気するという、パークそのものを擬人化して感情を表しているところも最高です。
私自身ひとりディズニーは大好きなので、この本はほぼ「タイトル買い」だったのですが、長蛇の列に並んでいる時の心境や、キャラクターやアトラクションへの心の中だけでするツッコミなど共感も多かったです。基本的にひとりで行くと話し相手がいないので、妄想だらけになるのも当然だよなと客観的に自分を見直すこともできました(笑)
冒頭に書いたように、ガイドブックとしても本当によくできています。
著者の私小説ということで、すでに王国からは消えたアトラクションも登場しますが、アトラクションの説明や世界観、歴史、王国のまわり方、小ネタなどトリビアも充実。通常、ガイドブックというのは写真やマップ中心ですが、テキストのみで脳内映像再生させてくれるのはさすがです。
ニート脱却まではいかないが脱却できそうな、家族とのホロリとしたラストを迎えます。
自分の子どもにはこんなふうになってほしくないなあと思いました(笑)そして、実際なってしまった時に親としてこのラストのようにできるかな?と考えさせられました。
でもそうしないと本当にダメな子になっちゃうんだろうなと(笑)親は親なんだなあとしみじみしちゃいます。
最後ちょっと駆け足になっているのが残念な気もしますが、「走馬灯のように」という表現をあてはめるとちょうどいいです。
好き嫌いが分かれる本と思いますが、ディズニーに対して、社会に対して、自分はマイノリティだと自覚している人にはおすすめです。
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著者自身の体験をもとに書かれているらしい。
どの辺が実話でどの辺がそうでないかなんてことは
どうでも良くなるくらい面白かった。
どう過ごして(生きて)良いかわからず寝てばかりいる、
という状況はよく理解出来る。
そういう時はとりあえず意味など考えずに
何かを始めてそれを続けてみるというのは良いことかも。
20140713
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教訓とか訴えかけられることは無いに等しいかもしれないが、とにかく面白かった。小説を読んで何度もニヤリとしたのは初めてかもしれない。電車内などでは笑いをこらえるのに必死だった。言葉遊びと比喩の跳び加減がイチイチ心を刺してくる、稀有な小説かもしれない。
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つい2回読み返した。
落語に似ている。言葉がぽんぽんと小気味よく出てきて、読んでいて心地良い。妄想なのか現実なのかだんだんどっちでも良くなってくる。
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自意識過剰系コミュ障ニートのお笑いモラトリアム小説といった風な。駄目が満載。駄目がふきこぼれてる。気分転換にちょうどいい感じ。
しかしなんでちょっと良い話みたいな感じに終わるんだ(モラトリアムは継続)。
無職が昼にラーメン作ってまずそうだから喰わずに放置するシーンでは、一袋を小さく割って一食少しずつおかゆのようになるまで煮てふやかして食べてた自分を思い出して「あめーんだよ!この実家暮らしのブルジョワが~……!」と少しイラッとした。こういうイラッとくる感じを出すのが上手い。
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自分の人生、家族とディズニーランドの物語。シンデレラツアーの勇者の剣が面白い。ディズニーランドの風景が浮かんだ、最後は、家族のもとに帰れてよかった。
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心の声を文章におこしたらこんな感じなのかな?
言葉遊び表現が面白い。
妄想が妄想を呼び、言葉の比喩がさらに妄想にはまりこみ。すごいです。
が、ずーっとなので同じ調子なので
飽きてくるかも・・・。
ちょっと長いかなー。
結局、王国で得たものはあったのだろうか?
そんなことはどうでもいっか。という感じかな。
さらっと言葉遊びを楽しむ本?
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ただただ一言。おもしろかった。書き方がすごく伝わりやすかったと思う。話しを聞いてるみたいなそんなような。ディズニーでの出来事もわかりやすくてなんだか笑ってしまう。ディズニーは夢の国だから、、そこに何かを求めてしまったり通いつめてる間に少し飽きたり冷めてしまったり、共感できる点が多かったのも楽しく読めた要因なのかなーと。ワクサカさんはじぶんには何もないと思ってるように感じたけど今は脚本をしたり文を書いたりすごく人に楽しい時間を届けてくれる人だと思う。この本に出会えてよかった。
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ニート生活をしていた主人公がいわゆる「自分探し」のために一人ディズニーランドへ通うという話。ほぼ著者の体験談を元に書かれているらしい。
自分も過去に修行と称してディズニーが特に好きなわけではないのに一人でディズニーシーに行ったことがあったのでそのことを重ねながら読んだ。
文章は若干狙いすぎで、段々クドく感じる面もあったが力を抜いて楽に読めた。
ほぼディズニーランドについて(少しシーやUSJについて)書かれているので、ディズニーランドに行ってみたくなった。また一人で行っても良いかなと思った。
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青春小説であり旅行ガイドであり啓蒙書でもある…のか?
長い人生の中でこれくらい無駄に時間とお金を使うときがあってもいいかもね。いつかなにかの役にたつかも。いや、たたないかも。いやいや、たつかも。やぱたたないかw
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僕を救ってくれたのはディズニーランドだったって帯のコピーだけど、
救われてないでしょ。
気持ちがちょっと前向きになりましたとかそういう事?
最後のページの後に1ページ目に繋がるループしててもおかしくない。
どこが実話かわからないけれど、
御本人は作家で脚本家みたいだからニートの息子に苦悩している親がいなくてよかった。
ディズニーに通える範囲に自宅があるという、ある種の人にとっての幸せがある分幸福だと思う。
つまり、それなりに都市部でしょ?
なんていうか
ちょっと期待し過ぎた。
面白くはあった。所々。
わかる!ありそう!とか。
想像の範囲内、、とかそんなんでした。
黒歴史とか反抗期とか見ていてイタいんだけど、本人にはどうにもできない部分もあるとは思う。
でも切ないと思った部分が、家族で王国に行ったとこ。
家族のことをゆるく無視しているのに、家族で出掛けるのには参加する。
参加しても反抗的で、
ホットドッグを人数分買ってくるのを頼まれて戻ってくると誰もいない。
探すと家族はレストランでパフェを食べていた。
切ない!
反抗期の息子を誘っておいて現地でまく。
それまでのことで我慢できなかったんだろうね、、、。
どうでもいいけど、「王国の前にたつ公認ホテル」ってランドホテルってことだよね?
で隣の部屋から喘ぎ声が聞こえるって、苦情入れて改善が必要なんじゃない?
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ニートが一人ディズニーを行い考えたことを綴っている。
いい回しが面白いといった感想をよく見ましたが、そういうものであれば西尾維新で良いんじゃないかなと。
アトラクションの裏話や、多少良い話に繋がる展開もあるものの特別面白い本ではなかった。
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寂しい物語なのか?人生を知る物語なのか?
これは読み手によって、受け止め方は違うかもなぁ(^^)
23歳の仕事も恋人もいない、ただヒマは腐るほどある主人公が、『夢と魔法の国』へ現実逃避に毎日出かける物語です。
ひたすらアトラクションに乗りまくり、そこから人生のヒントを読み取ったり、取らなかったりと紆余曲折の日々(笑)(笑)(笑)
でも、最後の章では、実に簡潔にアトラクションの様が纏められていて、あぁ~~確かにそんなだったと懐かしめたり、懐かしめなかったり(笑)
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最後が気になって読み進めていましたが少しモヤッとしてしまう終わり方でした
でも所々にあるディズニーの豆知識や個性的な主人公の言動はおもしろかったです。