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エロ動画に晒されている現代男子に捧げられた書。
理屈はわかる気もするが実際に記号化されたものや人があるわけで。。
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タイトルがおもしろそうで手を出したけど中身は冗長。
ふんふんって適当に読んでいてもあっという間に読み終わる。この主張が正しいにせよ正しくないにせよ広まらなさそうなことは確かです。
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この手のフランクで本質的な男子のセックス論はあまりない。これだけインフラが整い過ぎた今だからこそ、相手を傷つけ自らも荒み痛むコミュニケーションが進む。どこか地方・都市論とも重なるところがある。血の通わないシステムは、ただその過程に孕ませられた利を無味乾燥に得るにすぎない。自分の性を生に語ろう。
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ナソパでの新規開拓はタブーに触れることで得られる快楽であり、瞬間的な満足しかえられないものだと学びました
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男が妄想する「性」の正体は、実は国というお上によって作られたものなのだ。とする著者の論理にもなるほど一理あるかも、と思ってしまう。
ただし、初体験について「最も個人的な体験が、最も社会的な体験である」など一見すると訳の分からない主張があったり、「セクシャル・リテラシー」などのカタカナ外来語が見受けられるあたりに、「?」となる箇所も。
そうはいっても「性」や「セックス」を題材としつつも、「エロ」さを感じない内容は、このまま性教育にも使えるのではないだろうか。
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目からうろこのような新鮮なセックスに対する本である。出来るだけ多くの男に読んでほしい。
2回目の感想
作者はあとがきで「エロ」と「愛」とい言葉を使わなかったと書いている。つまり、「愛」という言葉を使うと性も許されると思いがちになる。実際は愛について深く考える必要があるのに、愛してるという一言で終わってしまう。これでは深く議論することができない。
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性対象を「記号」でしか捉えられない男達。
そのnudeをnakedに捉え直す。
絆のためにセックス。
よくある「性」系のかたくるしい文体ではない。例えも若者である私にわかりやすかった。
他の視点(別の著者の同じテーマ)から見てないので、今のところは、正しいのかそうじゃないのかは判断できない。新しい切り口だったなぁという印象。
浮気は不幸だが自慰は不幸ではないのも面白い。恋人は多すぎても毒なのかもしれない。
初セックス神話が打ち砕かれてそれからの復活を書いた話が見たことないのは、ある種のタブーなのか。
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さまざまなアダルト・メディアのばら撒く画一的な「記号」に振りまわされる「男の性」のゆがみを指摘し、「僕らの性は、僕らが語る」という立場から、日常生活のなかでゆたかな性を手にするための、あたらしい性道徳の本です。
著者はNPO法人を主催しており、男の性にまつわる具体的な問題に日々真剣に向きあっています。そのためなのか、本書の語りかたは、かなり意図的に「啓蒙」というスタンスが採用されています。その意味でも、やはり本書は「新しい性道徳」の教科書といった印象を受けます。
もちろん著者は、どこかに理想のセックスが存在するといった幻想を否定して、日常生活のなかで相手とのコミュニケーションを通して自分たちにとって本当に満足のできるセックスをさぐっていくという立場に立っています。しかし、本書のなかでしばしば持ち出される「絆」ということばには、気持ち悪さも感じます。
また、再生産の論理を決め手に持ち出している箇所にも、引っかかりをおぼえました。われわれの社会にとって再生産が重要な問題であることはたしかですが、性的主体であるかぎりでのわれわれにとって、再生産の論理がしばしば抑圧的に機能することも、わすれてはならないのではないか、という気がします。
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エロと愛を使わずにセックスについて語られた本。
女性こそが読んでみたらいいと思う。
女性は
恋愛・結婚・妊娠・出産については考えるが、意外にセックスについては考えていないと思うから。
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こういう、男子が自らの性のことを真面目に肯定的に考えたり、性的なことに関して社会のなかや人とのかかわりについて考えることって大切だと思う。そういう意味では、わりと意欲的でエポックメイキングな一冊だと思うけれど、読んでいると何となく違和感が。
それは、過去は現代とは違ってうまく回っていたというような言質となる例が典型すぎて、本の主張への納得感が揺らぐ。それ以外の場合もあっただろうにと思うんだけどな。それから、「恋人は、社会への貢献度に応じて支払われる『ボーナス』である」(p.116)といった見出しに対して感じるのかな。
それと社会で生きていくうえでのスキル的なとらえ方をしているような感じも気になった。性ってもっと個人的なもの、二人の間のものであっていいと思うんだけど……。だけど、社会で良質なコンセンサスを築くにはこういう主張も必要なんでしょうね。
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世の中のエロや商業的な性の何が問題なのか、批判だけにとどまらず、どう考え、行動していけばいいかも、豊富な資料をもとに、わかりやすく説明している。
性の主体者であることに無自覚な男性にもぜひ読んでほしいし、女性にも男性の気持ちや彼らを取りまく環境がわかって、深く考えさせられる。
闇深き、怪しき、性の世界に対して、私たちが変えられることは何なのか。著者が主宰するホワイトハンズのイベントも紹介されているので、ぜひいずれ参加してみたい。
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男性の「セックス」に纏わる幻想を読み解く啓発本。実践的なアドバイスや色んな問いへの「答え」が沢山あったのが面白かった。
一方で「批判が多い」と書きながら内容が明かされなかったり、実践者故のポジションを強く取る姿勢や書き方は、後書きで掲げる「長く残る古典」を目指すにはやや不足感があった。とはいえ積読の中で一番サクッと面白く読めた。デモフェスで枠を持つにあたってのインプット。
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男目線からの大人の性教育の本
性の周りの色んな話について教科書的な文章になっている。衝動的な欲求をジャンクフードとみなすなど、少し独善的でもある。まあでもこういうタイプの主張する本も好き
タブー破りの快楽、積み上げ型の快楽
お上が何に対して興奮するべきか決めている
処理としての射精、ケアとしての射精、
初体験の自己責任化、相対的なセックスの価値減少
絆・関係を作るものとしてのセックス
社会的ネットワークへの貢献と恋愛好感度