紙の本
ちょっと実験してみたくなる本
2021/12/03 18:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:.ばっは - この投稿者のレビュー一覧を見る
先に読んだ「人は、なぜ約束の時間に遅れるのか・・・」から興味がわいて同じ著者の本を書名にも惹かれて読んでみた。
第1章、第2章は「人は、なぜ・・・」とダブる部分もあるから読み飛ばして第3章に進んでも可。
行動分析学を自分に応用してみるための手引きとしてこれは有効だ。理念だけのヘタな自己啓発本なんかよりよっぽどやる気が湧く。
見開きに纏めた用語解説も親切。
続けることを諦めるとき,私たちは「自分はだらしないから」とか「才能がないから」とか,何かしらの言い訳を考え出すものです。
でも,言い訳はいらないのです。続けることが難しいのは,りんごが木から落ちる現象と同じくらい自然な現象だからです。りんごが木から落ちるのは、そのりんごがだらしなかったり,力不足だったり,信じる力が弱かったりするからではありません。
他よりも早めに熟して木から落ちたりんごを「だらしない」と責める人はいません。責めたからといって,りんごが元に戻るわけでもありません。強風に耐えて落ちにくいりんごを作ろうとするなら,農学や遺伝子工学の力を借りることになります。あるいは気象学などの知識から風にあたりにくい畑のつくりを工夫するかもしれません。
野球の練習を続けられず辞めようとする子どもに「お前はだらしない,信念がない,才能がない」と叱るお父さんは,木から落ちたりんごに文句を言っているのと同じくらい効果がないことをしているのだと自覚すべきです。(本書p.40)
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オススメ度は高めです。
自分の行動を分析して、改善していく方法論が書かれた本。心理学をベースにしているからか、定量的計測を旨としており、ただの自己啓発本で、やる気になっただけで終わりになったりしないのが、本書のいいところだと思う。
巷で、流行り始めているライフログなんて、これのベースになって良いんじゃないかと思った。(本書には書かれていないけど、測るだけで改善するという人間心理もあるそうなので。)
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≪目次≫
第1章 じぶん実験と自己理解ー自分の行動の理由を知る
第2章 行動分析学と自己実現ー自分の行動を変える
第3章 じぶん実験レポートー他人のじぶん実験に学ぶ
第4章 じぶん実験の進め方
第5章 広い「じぶん実験」の適用範囲
≪内容≫
行動分析学者による入門書。ただ、第2章の基礎編がちょっと自分には理解できず、第3,5章の実践編を参考に「行動分析学」がちょっとだけわかった感じ。編集の順を変えたほうがよかったかな?
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セルフコントロールやセルフマネジメントは行動を抑制したり促進するのに、より多くの人にとって有効な方法を探求し、開発するもの。
練習。
さまざまな分野の達人の過去を調べた研究から達人をつくる最大の条件は幼少期からの集中した練習であることがわかっている。
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この本の中で一番僕が気に入ったのは、『続けることが難しいのは、りんごが木から落ちるのと同じくらい自然な現象』という一文。
熟すのが少し速かったリンゴが先に落ちても「だらしない」と責めることはないですよね。なんだかホッとしました。
自己啓発本は、行動変容達成の主眼を心のフレームを変化させることにおきます。
この本は、制御変数の変化に主眼をおいています。
夢を抱いて自己啓発本を読んだけれど、読後に打ちひしがれた経験を持つ方(←大げさ)、きっと得られるものがある!
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行動分析学という心理学の一種から怠け者の自分をどうやって変えるのかという教えてくれる一冊。
行動分析学から、じぶん実験と題して、例えば腹筋が続かない、掃除をしないなどの事例を踏まえて記載されている。着眼点がユニークさとユーモアさを兼ね揃えており、行動分析学が身近に感じられるものになっている。
随伴性、好子、嫌子という心理学を知らなければあまり聞きなれない言葉がたびたび出てくるため、知識があまりない自分にとって、若干読み進めるのが難しいところがある。
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まずは、読了しました。
じぶん実験、これからトライしてみようと思います。
響いたのは、学生さんの「ほんの小さな環境の違いで行動が変わってしまった」というコメントです。
「やろうやろうと思ってできないこと」「やらないようにしようと思っているのについやってしまうこと」を制御するのは、きちんとデータを取って検証を行い、うまく機能していなければ再度方針を練り直すという、まさに「実験」です。
個人的には、体育会的根性論は大好きなのですが、これまでうまく行った試しがありません(笑)。
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できないのは、意志が弱いからではなく、行動目標の設定の仕方や行動の分析が十分でないことから・・・。これさえわかれば、誰でも、できるようになる!
理系の心理学とも言われる行動分析学!
そんな考え方や分析がわかりやすく事例で出ています!
これなら、私の行動や家族の行動ナビゲートに置き換えられるとおもいます!
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ふと立ち寄んで気になって買った一冊。
現在、寺子屋塾にて取り組んでいる”らくだメソッド”など、
自主学習でやろうとしていることに近く興味深い。
自主的に…というのはどこからやってくるのだろうか?
ということを、身近な事例を使って検証していける行動分析学の入門編新書。
どうしてその行動をしてしまうのか?気が向かないのか?
こうした視点で切り込むのか!という発見があるはず。
これを読んで自分研究をすることによって、
きっと生活習慣、その後の人生を変えるきっかけになる一冊。
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観察と記録は行動に影響する
ここで重要なのは、現状の行動随伴性における原因と介入の行動随伴性における解決策が対応していることです。たとえば、増やしたい行動が増えない原因が、その行動を強化する好子が出現していないと推測しているのに、解決策が「心を入れ替えて頑張る」では原因に対応しているとはいえません。対応させるには、標的行動を強化する好子を出現させる随伴性を追加する必要があります。
自己実現を謳い文句にした自己啓発書の多くは、残念なことに、こうした解決策にあふれています。「心を入れ替えて頑張る」や「気持ちをリセットする」、「安らかな心を保つ」などは、そもそもなにをどうすればいいのかさえ分かりません。「気持ちをリセットする」ために「一人旅に出かける」と具体化しても、一人旅から戻ったときの随伴性が変わっていないのなら、行動は変わりません。
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なかなかおもしろく読めました。
読んだだけだとぴんと来ないこともあったので、とりあえずじぶん実験をやってみようと思います。
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行動分析学自体は面白いし、「じぶん実験」により、自分の行動を分析し、介入して、その(より良い方向への)変化を測定する、というのは大変おもしろいのだが、全体の構成がいまいち体系立っておらず、思いついた項目から書いている感じがして、いまいち読みにくい。/ 体験レポートなどは、ある程度介入やグラフの付け方は参考になるが / 最初の2章は、「すぐわかる行動分析学」となっていて、他の書籍と重複してるところが多々ある
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行動改善のための自己分析学。
普段行っていることをラベリングし、科学的な視点から展開した本。読みやすい。
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行動分析学の基本的な考え方にもとづき、自分の行動を望ましいものに変えていくためにはどうすればいいかが具体例を挙げながら解説されている。
著者の講義に参加した学生のプロジェクトをまとめたものなどもあり、行動分析学を実際のツールとして利用するためのマニュアルとして大変、わかりやすい。
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変えたいことは、御褒美を用意してやりやすくすれば変わるって思ってた。
でも、必ずしもそれが正しい、それが遣えるとは限らないと知った。
専門用語が多いが、本書内で解説されていて、わからなくなったらすぐ参照できる。
例も多く(実験例が物語仕立てでわかりやすい)、こんな見方方法があるのかとヒントになった。
目標を定めて、行動数を記録するのが1歩目か。