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様々な所で紹介されている本で、気にはなっていたのだけども、ついに意を決して購入!
読んでみると、「これで3000円は安いっ!」と思える良書。
プレゼンの手法を解説・・・のみならず、論理的思考やイラストの作製方、EBMや研究デザインの解説、統計手法、情報の読み取り方、そして実際の発表における留意点までかなりシンプルにコンパクトにまとめられている。
読みはじめのシンプルプレゼンについては衝撃的で、「ここまでやる勇気はないな・・・」と思ったのだけども、読み進めているうちに、それが最も効果的だと思うえるようになった。
(実際にその手法で発表するかは、やはり・・・分からないけども)
プレゼンをする人も聞く人も読んでおくことでかなり世界が変わるんではないだろうか?
第1~3章を読むことで,
(1)スライドが見やすくなって,みんなから褒められます.
(2)スライド中の文字数は少ないのに,発表の内容をよく理解してもらえるようになります.
(3)発表後にたくさん質問してもらえるようになります.
(4)同僚からスライドを作ってくれ,あるいは直してくれと頼まれることが増えます(これはデメリットかもしれません).
第4章を読むことで,
(1)論理的にモノを考えるとはどういうことなのかが何となくわかるようになります.
(2)失礼な質問に対して倍返しで対抗できるようになります.
(3)実は論文も上手に書けるようになります.
第5~6章を読むことで,
(1)研究デザインに詳しくなります.
(2)臨床論文が読めるようになります.
(3)よい実験計画が立てられるようになります.
(4)発表データを統計解析するときに,専門書のどの部分を読めばよいかがわかるようになります.
(5)本番で堂々と発表できるようになります.
(6)よい抄録が書けるようになります.
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【内容(「BOOK」データベースより)】
すばらしい研究内容,なのに眠くなってしまう….
どうすれば聴衆を飽きさせない,よいプレゼンテーションができるのか.
多数の賞を受賞してきた著者が,『シンプルプレゼン』をベースに,これまで実践してきた研究発表のプレゼン・テクニックをビジュアルに解説.
スライド例を豊富に掲載し,文字の色や大きさ,図表の見せ方についても詳しく説明.
研究デザインのコツや,臨床データのまとめ方も掲載.よりよい学会発表を行うための知識を凝縮した一冊.
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【著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)】
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【目次】
プロローグ
第1章 スライドの文字と文
第2章 スライドのデザイン
第3章 スライドを“わかりやすく"修正してみよう
第4章 論理的に考える
第5章 研究計画:ここさえ押さえれば合格ライン
第6章 いざ発表
エピローグ
参考文献
索引
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