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「とび」というタイトル通り、本書ではとびとの別れが書かれていた。連載当初から度々登場としていただけに寂しい限り。
とびも三谷さん1人を残して逝くのは心残りだったろうが、新たな家族が増えたことできっと安心していることだろう。
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三谷さんの新しいエッセイが出たので、早速買ってきました。
でも、タイトルが「とび」。
読むのが辛い内容であることが、想像出来ました。
そして、やっぱり……。
エッセイで、とびくんが三谷家で飼われた当初から読んでいたので、この世を去ったというのは、悲しいです。
人間より早く年をとってしまう動物を飼うというのは、そういうことなんだけど……。
私も独身時代に飼い、私自身が結婚して犬を飼えない団地に越してしまったので、実家に残して来た犬がいます。
母に、私が家を出てしばらくは、外で物音がすると夜中でも玄関まで走っていったり、時々私の部屋でぼんやり座っていたり(今、CMでもそういうのやってますね)してる、というのを聞いて申し訳なくて涙が止まらなかったことがあります。
今は、一軒家なので犬を飼える状況ですが、一度実家の生活に慣れたのを再び慣れない環境に移すのが忍びなくて(それにもう12歳と高齢なので)、そのまま実家に「預かり」という形で置いてもらっています。
それを考えると三谷さんが、離婚したことで家族がいなくなり、とびくんが淋しい思いをしたのではないか、と悔やんでいる気持ちがよくわかります。
動物と話ができるというソロモンの指輪か、ドリトル先生になりたい、と思った12冊目でした。
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エッセイ初期から登場していた三谷家の家族はここ近年で一匹また一匹と減り、とうとう愛犬とびの死が綴られる巻。三谷さんのプライベートということでメディア露出も格段に多かったので多くの人がこの本を読んで彼に想いを馳せることと思う。合掌。慈愛の表情で三谷さんの将来を心配しているようだった、というエピソードが、2人の絆を感じさせる。
とびを通じて、不思議な絆という接点で登場する渡辺謙のエピソードも個人的には結構好き。
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今回は長年連れ添ってきた犬、とびや中村勘三郎、尊敬していた映画監督などの別れがテーマだったと思う。しかし、その代わり新しい犬との暮らしや結婚など、次のフェーズへ向けて確実に動きだしている印象があった。次作も楽しみ。
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タイトルを目にしただけで胸が締め付けられた。
冒頭で「僕と同い年だと言うのに、初めてお父さんになった」と相島さんの事を語っているのに
彼より更に三つ年を重ねて
自分も初めてお父さんになろうとは
これを書いた時点では思い付きもしなかったんだろなー。
【図書館・初読・5/2読了】
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小説・映画『清須会議』、12年連れ添った愛犬とびとの別れ、天海祐希緊急入院からの代役宮沢りえ、そして最後に結婚報告。
読みながら何度も泣いてしまった。
特にとびの最期と、ラストに収録された書き下ろし「とびのこと」。
12年ということは、1年に1冊ペースで刊行されているこのエッセイの歴史とほぼ同じ。
リアルタイムで読んでいる読者は、まるで友人の近況報告を聞くような気分で筆者ととびの話を読んでいるわけで、本当に切ない気持ちになる。
次の刊では子供の話題が出てくるかな。
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愛犬との別れと新たな出会い。その間に手がけてきた舞台や映画の製作裏話が中心。ちょうど「清洲会議」のDVDが発売されたタイミングでタイムリーだった。三谷監督は映画の番宣を大々的に行うことが定番だが、もしかしたらここまで計算しているのだろうか。
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最期のとびの話。号泣。犬嫌いなのに。未だに「新選組!」の名前が出てきて嬉しい。大泉さんの話もナイスです。
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愛犬を亡くすのは本当に悲しいです。他人事とは思えない話でした。
この時期のお仕事では「桜の園」と「ホロヴィッツとの対話」は見ました。「なにわバタフライN.V」はこれ以前の上演を見てます。映画「清洲会議」も見たので、それを作ってる話も分かりますね。
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とび、ああ、とびよ!表紙と裏表紙を見るだけで涙が溢れる。どちらもお互いのことが大好きだったんだよなあ。これからの新しい生活をとびも尻尾を振りながらきって見ていると思う。
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三谷幸喜のエッセイ本。
1冊目からずっと読み続けているのに発売していることに半年も気がつかなかったなんて不覚過ぎる…
あまり芸能人の書いたものは読まないのですが三谷幸喜と堺雅人のエッセイは別。
言葉の選び方が素敵だし、ちょっとした事でも面白い解釈をしているのでどんどん読み進められちゃう。
やはり言葉を商売道具にしている人の表現は違いますね。
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犬の「とび」が死んでしまった。
3週にわたってとびの異変、介護、死とつづられている。
少しして1回とびとの散歩の思い出、巻末に弔辞のようなとびとの思い出がある。
他の読者もそうだったらしいけど、とびは自分の犬、くらいとても身近に感じられていたので、ショックだった。
そしてさらりと結婚報告。ふぅ~ん。
それ以外のお芝居や映画の関係の話しは、もともとあまり興味はないので、読み飛ばしてしまいました。
そういえば、この本を借りた関係で思い出した「三谷幸喜と清水ミチコのラジオ」。
久しぶりに聞いてみましょうとHPを開いたら、なんと3月で終了していました。
最終回を含めた3回分が今ならまだHPから聞くことができます。
2回はオモシロイ掛け合いなんだけど、
最後の1回のグダグダぶりは、ちょっとがっかりなくらいグダグダ。
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こちらのシリーズ、ずーっと読んでいますが今回タイトル見た時からある予感がしてなかなか手に取れませんでした。
とびーっ!!と思います。
ペットって話すことはできないけれど、自分の死期も飼い主の思いもみんなわかっていて逝くのかなと、とびだけではなくて他の方々のペットロス体験記を読んでも感じさせられることがかなりありますね。
それにしても三谷さんは忙しすぎますね。良くぞこんなに働けるな、と心から感心します。
台本が遅くて役者が迷惑かけられているというのをあちこちで見かけますが(役者さんが本気であちこちでこぼしています 笑)これを読むと「そうなるでしょうね」と心から納得します。
再婚もしたし、家族?も増えたようですし、体に気をつけてこれからも面白いお話を紡いでいただきたいですね。
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とびが亡くなったことはニュースで知ってたけど、その時もショックだったなぁ。
2020.1.18 再読
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毎年8月に出版される。8月にこのシリーズを手にするのは季節の風物詩的喜びですね。一年間の彼の活動を彼の作品を思い出しながら読み進める。
関係者の人物紹介、舞台裏のエピソード、彼のうんちくをニンマリしながら読む。石上三登志さんの名前が出るなんて彼くらいでしょう。三谷さんの目線が低いことと、文体が平易で生活のリズムの刻み方が読後感で残るのも楽しい。
今回は犬のとびとの別れがメインで、犬好きではないのでピンとはこないのだがその心情はあますことなく語られていて心打つものがある。
「相島が見せた落語愛」ホンモノの落語にとても感銘を受けている。今後の作品に影響するかもしれない。
「旅の支度は本だらけ」よく分ります。にんまり。
「戸田さんと「するり」」「むっくり起き上がる」という演技をする時に方法は無限にあるのだけど戸田さんとはピッタリあうそうだ。なるほど。
「迷彩ズボンと金子さん」浄瑠璃にも挑戦しましたね。
「伝統の技、恐るべし」なんでもできるというので水中シーンができるか聞いたらできた。これがあの驚きの場面になるんですね。
「スター集結新作映画」「オールスター映画」って最近は言わなくなった。昔はスターを見るだけで映画が成立してたんですね。
「石上さんに教わった」B級のこだわりは石上さんの影響ですね。
「役所さん、絶品の「間」」そういう目で彼の演技を見るようになった。
「チーム一丸、代役成功」宮沢りえ代役事件の顛末がわく分かる。男前の宮沢りえです。
「大泉は「間違いない」」
「家族が増えました」
とびのこと