紙の本
ちょっと物足りないかなあ
2019/01/24 22:15
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
かる~く読めるけど、ちょっと物足りないかなあ。
もう少しなにかあると良かったなあ。
陶芸家のことは殆ど知らないので少し思うところはあった。
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大分県日田市の山間部、陶芸一家の愛娘の健全な生活を営む日記。瑞々しい筆致。甘やかすぎない作風。
高校まで、バスで片道50分。その間も、親類の人生について考えを巡らせたり、詩集を読んだり。
高校一年生の少女の生き方に背筋を正されるものがある。少しぜひ再読したい。
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読み終わってかなり経ってから感想を書いているので記憶が定かではないが、福岡県の田舎に住む多感な女子高生を主人公とした青春小説。都会への憧れがあったり、転校生との事件があったり、ほのぼのとした日常にちょっとした出来事が起こる小説だが、女子高生の気持ちの変遷や深層心理などの描写は少なく、個人的には深みが足りない印象を持った。
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第51回日本児童文学者協会賞。
九州の田舎の女子高生・由香が主人公。一子相伝の陶芸家の家に生まれる。友達・絵里や弁論部の先輩、親戚、転校生などを通して、この町から出ることの意味を考える。
あとがきによると舞台は大分県日田市らしいが、九州弁が変な箇所が多くて、ちょいちょい読むのにひっかかる。
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優しい、素直な文章だった。今疲れた心と頭には抵抗なく沁み入る。博多弁?なのかな?
会えない人のことを考える意味。私も今まさに毎日そのことを考えている。また会いたいなと思っていた人のことを十何年考え続けていた。だがその人は亡くなってしまった。会えてないけどまた会えるかもしれないと考える日々と、絶対にもう2度と会えなくなった今は、状況は似てるけど全く違う。先輩は若いしこれからまだたくさんの出会いと忙しさもあるだろう。10代とはいえ今彼女のその考えを若い、青いと片付けることはできない。10代の恋だって、その頃の全力なんだろうな。もっと大人になった時の、彼女の話を聞いてみたいな。
伊藤くんと病院でばったり出会うところから物語は大きく進む。舟が帆にいい風を受けたようにぐんっと進む。
住むところ、自分のルーツとなった人々の生き方、友達、先輩、将来。直に自分じゃなくても取り巻くものが自分にも大きく影響する。とても軽やかに人生というものに触れた気がする。
そして、僕たちみんなでやったとも言えるし、僕たちみんなでやらなかったとも言える。これは深い。色んな若さや悩み、エネルギーが渦巻く学校という場所の凄さを改めて感じた。