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多重人格の人間を、よくここまで描写したなぁ!と衝撃を受けた。
多重人格という複雑な人物描写と、切ない恋の描写がマッチして描かれていて、非常に面白かった。
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3月13日13時13分13秒から13秒間、とんでもないことが起こるという情報が官邸に入る。P−13現象という。各国の政府首脳は知っている。知っているが国民のパニックが予想されるので、公に出来ない。
警察、防衛省などは、厳戒態勢はとりつつ、間接的にその13秒間は何もしないでじっとしているように命じる。
しかし、刑事の久我冬樹は犯人逮捕のために動く。
その瞬間になる。何かが起こった。
久我冬樹が起き上がると、あたりには人間は誰もいない。犬も猫もいない。植物はなぜかある。一体全体、何が起こったか分からない。
人影らしいものが見える。何人かは生きていそうである。
そこから何が起こるか。東京のまちはどんどん崩壊していく。どこに行けば一番安全なのか。人間たちはどう行動するか。細部が非常にリアルである。世界が変わると倫理が変わる。消えてしまった人間たちは、どこに行ったのだろう。最後はどうなるのだろう。
目が離せない。寝不足になるのである。
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自分の中では映画化決定!日本で作るとショボくなるから是非ハリウッドでお願いします。ドキドキが止まらない、読み応え十分の作品でした。
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読者レビューでは「漂流教室のパクリだ」とか否定的な意見も多い感じ。
この設定は定番だし『東野圭吾流の漂流教室』と思えば「ビジュアル表現上手いなぁ」って思うんだけどなぁ。
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いつもの東野とは、ちょっと違う作品。
どうなるのかなあーとおもいながら読んだ。最後は盛り上がったけど・・・
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気持ち長かったが、一気読みできるくらいの引き込まれよう。少し似ている設定のマンガ(確か楳図かずおのホラー風だったかと)を読んだ記憶があるが、全く別の味だった。おでぶの太一にほ残って欲しかった等、妙な感情移入をしつつ読みすすめた。元に戻ってから、予想通り、さらっと流れていくのかな、という点もその通りであったので自己満足もできた。毎度、細かい設定と、理論的背景の緻密さに敬服。かつ読みやすいという点でさすがです。
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東野作品では珍しくパニック地球滅亡もの。ホントに一気読み。これは映画化しそうだな。しかもハリウッドで。それもみてみたい。
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パラドックス13。何が起こるか分からない超常現象が予測された。
そして。その瞬間を境に都内で生き残ったと思われる人間は10名。
彼らだけがなぜ生き残ったのか?そして、彼らに未来はあるのか?
ミステリーの名手が描くタイムパラドックスの世界。
2014年5月23日読了。
映画でいうならパニック系。
生き残りは数名。彼らに襲い掛かる異変と自然の脅威。
そんな極限状態に陥った人間たちがどう行動していくかを丁寧に描いています。
次から次へと難題が降りかかるので、一気に読むことをオススメします。
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2014.5.30 了読
最初から最後まで引き込まれました。兄の言葉にはっとさせられることが何度かありました。
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タイムパラドックス 平行する別の世界で数人で取り残されたら…… 即座に生きることを放棄しそうな気がする。文明の利器の役に立ちそうも無い世界では。それでも自然界が友好的なら希望があるかも知れない。毎日の大雨や地震、洪水まで そんな世界ではひ弱な人間は生きて行けないだろう。
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今回はいつものミステリーとはまた違うタイプのお話で、『ドラゴンヘッド』や『漂流教室』のように異次元にタイムトリップ?してしまうお話。
政府が極秘にしていたP-13という現象中に亡くなった人たちの知性を消滅させるために地球が津波、大雨、雹、雷等の減少を起こす中、生きるために奮闘する人々が本当に凄い。
そもそも誠哉のような生に執着できる人間はすごい。なにもかもが壊れていく世界で一から人生をやりなおそうなんて凄すぎる。イブになってくれ、なんて冗談じゃないし、そんな世界で生きられない。本当に怖いし、今の生活は昔の人達のお陰ですごく便利で安全でありがたさを痛感した。
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東野圭吾は、今まで、加賀刑事シリーズを中心に読んできました。それだけに、「日本沈没」の様な世界観は新鮮だし、何より先の展開が気になって仕方なかったです。東野作品的な終わり方も良かったです。
自分が、こんな世界に放り出されたら、どこまで生きることに執着できるかは、想像できません。それでも、ひとって、弱い生き物だなと実感。一方で、協力しあって生き抜こうとする姿は、ひとの強さですね。
東野圭吾を久しぶりに堪能しました。
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登場人物への感情移入は全くできなかったけれど、展開が気になってどんどん読み進んでしまいました。
感情移入しなかったからこそ読み進められたとも…それくらいの壮絶さ、でした。
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帯に書かれてた通りまさに“論理と心理が融合した”作品。
これ以上なく追い込まれた極限状態で人はいったい何を考え、何を信じ、どう行動するのか。
読み易さはいつものことながら、現象や世界観の描写もさすが。
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13時13分13秒に突如人類が消えた…残された10名が奔走する疾走感に満たされた物語
http://on-the-road.co/?p=1188