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ものすごい邪悪なことの話でした。
特に救いもないところや千円とかのスケールというところに妙なリアリティ。
こういう相対的でささやかな貧しさや弱さや学力の低さとか。スケールの小さすぎるところに異常なぐらいの心理描写をぶつけてくる。後半文字ばっか。場面設定は極小に収めているけれど、この問題は誰もが抱えている普遍的なよわさ。被害者意識と罪の正当化は邪悪ですが、生物としては何よりも強い。その意味では人より劣っていようが誰よりも強い。
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再読したら、読後感がまったく違った。
すごく胸くそ悪いってこういう感じだと思う。
ワタシはこんな風にならない。って主張したい。
ナツの感じていることって、誰もが思い当たることでしょう。
だから余計、自分の嫌な部分を無理やりほじくり返されたようで、すごく嫌な気分だ。
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(1回目の感想)
このマンガがすごい!2015の1位になっていたので購入
少し、ネットで事前情報は知ってはいたのだけど、やっぱり鬱漫画でした・・・。
タイトルからしてちょっとどぎつい感じはするけれど。
「足りない」っていうのは、別の意味も含んでいるというのは読むとわかります。
雰囲気としては、「よつばと!」と、「おやすみプンプン」を足した感じだなと思いました。
それにしても満たされないこの感じ、共感できないこの感じ、怖いのと嫌なのとでほんとに鬱漫画です。
ラストなんか放り投げられて終わってしまうし。
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狭い世界、または世界のすべて。物語はまだ先がある所で、しかしその中の黄金時代だった(いつか色あせるかもしれない)一瞬で切り取られて終わる。読者の心を弄ぶよう冷徹に計算された構成、作者はおそろしい人だ。
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確かに、「このマンガがすごい」。
人の心の醜悪さをおもくそ見せつけられた挙句、それに共鳴してしまう自分に自我崩壊…
なにこの鬱漫画 怖すぎガクブル(((^д^)))
おもしろいけどもう二度と読めません
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どうしようもなく自己肯定感の低い主人公。
少し足りないちーちゃんに救われます。
そのことの自覚もあるから最終話にも少しは救いがあるような。
自己肯定感の低い人は共感持って読めるんじゃないだろうか。
思ったより淡々としたストーリーでした。
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このマンガはすごいです、まじで。
前にどこかで書いたんだけど、
ナツの狂気というか切迫感というか焦燥感というか孤独感というか渇望というかしかしどこか怠惰というか、
そういう描写がこの作品の白眉だというのはもちろんそうなんだけど、
この作品のこわいところ、すごいところは、ナツ抜きで事件が解決してしまっているところ。
ナツの知らないところで、クラスでのちーちゃんの評価が変わっているところ。
今までナツはちーちゃんを庇護している自負があったと思うけど、
今やその立場は逆転している。
ちーちゃんがそのことに自覚的かどうかはわからないけど、
旭が抜けたことより大きなことはむしろそっちで、
このラストの翌日以降を考えると、
ナツの物語は、終わっているナツの物語は、逆説的にまだまだ続くんだよな。
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心抉られる漫画だった。
日常にある劣等感と敗北感。
足りない人間の違いってどこで決まるんだろう(´Д` )
生まれた環境?元々の性質?
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最初はつまんない日常系な漫画かと思ってたら事件で一気に展開がブラックに変わった(^_^;)これこそ道徳で使うべき作品だわ
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読み終えてからタイトルに対してなるほどと思った。
初めはちーちゃんが主人公だと思って読んでたけど。。
なかなか後半は読んでて辛い感じだったけど、面白かった。
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タイトルから多少察してはいたのですが、後半は予想以上の急加速で私の心臓を抉りました。話題になって納得の作品。
この作品を読むと中学の時期のあの独特な空気感を思い出します。狭い教室で居場所を必死に探してしがみ付いていた頃。
この本の主人公がちーちゃんや旭さんだったらこれでめでたしなんでしょう。けれどこの先を想像すると、ナツは旭さんとはもう関わらないと思うし、旭さんもきっと・・と思ってしまう。「そうか」で終わらせて派手に問いつめないのは本当に残酷。
彼女は最後、本当に崖っぷちだ。「私達ずっと友達だよね?」を言う人がそれが絶対にあり得ないということに気付いてないはずはない。相手が肯定してくれることに甘えてそれを発言し、「うん」という言葉にしがみ付く彼女に、自分はどうしようもない醜さを共感してしまいます。
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これも「このマンガがすごい」漫画。絵があまり好きじゃないのもあって、サラッと読み流したけど、内容的にもそんなに惹かれませんでした。
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読んでて、頭がクラクラした。
作品は面白く、テーマもわかりやすいのに、
読んでて辛くて辛くて…。
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子どもの頃にしか経験できない泣きたくなる程辛い貧しさを思い返す。たった500円で跪いていた頃が懐かしい。
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まあ…完成度は高い作品なんでしょうけれども、個人的にはちょっと好かなかったですね…可愛い絵柄の割に意外と扱っている内容はダークでして…これは女子作家にしか描けないシロモノですねっ!
ヽ(・ω・)/ズコー
最後まで読んでみましたけれども、結局何も解決していない気が…スポットライトがちーちゃんではなく、途中から別のキャラに当たっている感じがしてなんとも…まあ、決してつまらなくはなかったのですけれども…。
けれども、決して読後感が良い作品ではなかったですかね! 加齢の影響もあるかもしれませんけれども、物語にはやはりハッピーエンドを求めたいものですな…
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー
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人の評価っていろいろあると思うけど友情って結局自分を見てくれてるだけの人とはわかちあえないよね
弱さだったり、自分と多少でも似たところが無いと成立しないんだなと気づかされました