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自分のことを知らない人から、自分のことを見透かされたような、そんな気がした。
私、ナルシシズムかもしれない。
そして、ぜんぜん自己受容できてないや。
いつだったか、上司から「お上品に仕事をやりすぎだ、もっとアグレッシブに行け」と言われ、今の自分を否定されたようでしんどかったとき、同僚から「今のままでいいと思いますよ」と言われ、とても救われた気分がしたことを思い出した。
自己受容できる人、そして、相手のこともそのまま受け入れることができる人、そんな人になりたいな。
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古本屋さんに、と思ったのだけど、パラ読みしたら、「そうなんだよねぇ…」と合点の行くことが多すぎで、積み上げ本にまた戻った。
読んだのは半年以上前。その時も本屋でパラ見していて、あまりにも腑に落ちるところが多くて購入してしまったのだった。
そうなんだよねぇ…、という部分が確かにある。
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ああ、めっちゃ深かった。すくなくとも、深く思えた。「こういうときってあるでしょ?それって、あなたのこういうところが原因です」みたいな書き方がされていて、自分のドロドロした部分を突かれるようで、ドキッとする。
全体をとおして、わかるところもあれば、ふんふん、というところもあり。恋愛弱者のわたしには、そうなのかぁ、と遠い話のようです。
でも、恋愛のときだけでもなく、人間の本質的な話だと思うので、これは何度も読みたいと思う本。
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なぜ恋をするのか?「相手に自分を受け入れて、認めてほしいからでしょう。じゃあなんで振り向いてもくれない人を好きになるのか?それでは恋をする意味がない。」社会学と心理学の面から、恋愛を考察した本です。
いい恋愛をしている人は、自分の心の穴を自覚し、その場所とそのカタチを認識している。だから、相手の負担にならない。一方で、いつもちゃんとした恋愛を選べない人は、自分に向き合えないことが相手の負担となり、自分を見失ってしまうのだそうだ。自己受容できているか。だめな自分もまるごと愛せれば、心から相手を愛せるはず。
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ナルシズムも必要なだけ持ちながら自己受容しているのが生きていきやすい人
自己受容してない人は恋愛の相手を使って自分の心の穴を埋めようとする
魅力も欠点も心の穴からうまれている
心の穴は塞げない。だけど形を知ることで以前ほど苦しくなくなる
欠点そのものより欠点について抱いている劣等感や罪悪感といった自己否定の気持ちが他人にとって迷惑
心の穴は親にあけられる
めっちゃ自己受容ブームだなぁ。自己受容の先にあるものはなんなんだろうと思ってしまう。また嫌われる勇気読み直そかな。
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『すべてはモテるためである』が熱狂的な支持を受けたAV監督二村ヒトシの著作。前作は男性向け、本作は女性向けとのことだが、私にはこちらの方がずっと分かりやすかった。少なくとも前半までは。
恋と愛(恋は「欲望」愛は「相手を肯定すること」と明確に区別されている)を「心の穴」「自己受容」という2つのキーワードを軸に解析していく内容で、大いに納得出来ること、目から鱗が落ちること、これまで目をそらしていたことなど、様々な指摘がなされている。少なくとも第三章までは実に見事な恋+愛論であり、心理学のサブテキストとしても読むことが出来る。
しかし後半に行くに従って、同じ事の繰り返しや焼き直しがダラダラと続くようになり、本質的な部分がかえって見えなくなってくる。この雑多で未整理な感覚は、『すべてはモテるためである』と非常によく似ている。前作と本作の大切な部分を抜き出して3分の1くらいに要約してから合体させれば、桁違いに素晴らしい本になったと思うのだが。
しかし最後に収録された信田さよ子との対談は凄い。本文で書かれていたことを容赦なく否定するかのような、予定調和の対極にある対談。ここまで来ると、一体どれが本当の自己受容でどれがインチキ自己肯定なのか、禅問答的な境地に達してくる。
いろいろと勉強にはなったが、やはり「恋も愛も果てしなく難しい…」と言う嘆息が、最も正直な感想だ。ただ「心の穴」と「自己受容」は、男女関係だけでなく、全ての人間関係や行動心理に当てはまるキーワードなので、その指摘だけでも大いに読む価値はある。
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女性向けみたいですが面白かったな〜。男が読んでも全然おもしろいし、勉強になります。
自己受容できない=現状の自分に満足できず、上昇志向を持ち続けている=ナルシシズム、という図式には強く共感。
少し話は逸れますが、自己研鑽を積みすぎて変にハードル(他者への要求)が高まった人が周りにも結構いる。
(例:プレゼントでもらった品のセンスについて文句を言ったり)
結局BO●YSHOPの化粧品でも何でも、素直に喜んでくれる女の子が一番モテたり早く結婚したりしてる印象。
でも、いざ失恋したら自己受容なんてできんですよね。
絶対「今の自分じゃダメだ。もっと修行しないと」ってなりますよね。
後半、著者自身も対話を重ねていく上で自己が揺らいでいくのも面白い。やはりこの話題にゴール地点なんてないんだろうなあ。
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メンヘラなら知ってる内容だった。
自分の心の穴を好きな人に見出してるのは知ってる。それをお互いに補完し合えるのか、傷口をえぐり合うのかで結末が変わるのも理解してる。
それでも恋を追うことができる人向け。
好きな相手を傷つける可能性がある以上恋愛なんてできないと思うことはないのだろうか。
二村さんがフリーな思想の人だからこそ恋愛至上主義のように血眼になって恋人を作れ!の呪縛から解く章は読んでいて気持ちが良かった。でもフリーになりたいなら恋なんてジャマになりません?
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結局、確たる答えが明記されているわけではないけれど、いろいろえぐられる内容。
恋すること愛すること=人とのコミュニケーション、原点は親との関係に至るのは当然なのかもしれないけれど、
全てのコミュニケーションが自分の中の問題、心の穴に起因し、結びついていく。
思い当たることばかりで胸に迫るものがあった。
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自分が意外とナルシズムな人間なことに気づかされました。
明確な方向性は書かれてませんが、なんとなく自分のことがわかった気になれる本。
媚びではなくて純粋な気持ちで男性に料理をふるまえるようになりたい!
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自分が苦しんで苦しんで、やっと少し見えてきたものが丸っと言葉でまとめられている本だった。答え合わせをしている感覚。
苦しんだことのある人でないと、理解出来ない本なのかもしれない。
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今まで呼んできた恋愛について書かれた本の中で
一番しっくりくる内容だった。
「自己受容」が出来ていないから
自分を愛してくれる人を信じることが出来ない。
ずっともやもやしていたものを
言葉にしてくれた本。
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【内容】
心の穴は「ふさぐこと」はできないが、かたちを変えていくことはできる。
【感想】
友人が結婚も考えていた人と別れるのが決まったというメールを受け取り、相談された時、『あれ?』と疑問に思った時に出会った書。
心にすとんと落ちる内容だった。
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「心の穴」がこの本のキーワード。良い意味でも悪い意味でも結局人間は1人で生きていかなくてはならない。自分を愛してあげられなければ他人を愛すことなんてできない。というまあ普遍的に語られてきたことなんだけど、とても優しく分かりやすく説明してくれる。こんなおじさまが恋愛の相談相手として友達にいたら最高だなあ。
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よく女性の言う「さびしい」という感情は何なのか、厳密に言うと「寂しい」とはちょっと違うよなぁ、と思い、資料として読む。
「心の穴」というキーワードで語られていく心理の動きや行動パターンは、なるほど、と納得がいった。
「インチキ自己肯定」をしている男ほど他人を「支配」したがる、というのは、ほんまそれ。会社とかにもごろごろいる。
あと、別々だった『男だけの社会/女だけの社会』が『男と女の社会/女だけの社会』になり、女が両方の社会に属さねばならず、やることが増えたから、できない自分に劣等感を持ち苦しくなる、というのは大いにうなずいた。
書かれていることは、たぶん多くの人が漠然と感じてはいるんだと思う。
けど、(自分自身のことだからというのもあって)わかりやすく言語化できていないし、因果関係も明確に整理されていないし、冷静になれない。
だから、一度こういうふうに、同じ目線で、わかりやすく解きほぐしてくれる本はありがたい。
実生活でも創作物の中においてでも、その行動の源となった心の動きをわかっているのといないのでは大違いなので、とても勉強になった。