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自分自身はどちらかというと地味な生徒だったけれど、
大人になった今、
なぜかこの本の登場人物たち全ての気持ちがわかる。
担任の先生はもちろん、ガリ勉君、クラス委員長、派手グループの女の子…。
面白いよね。
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24人の中学1年生が24のストーリーの主役になる連作短編集。大人と子供の間、恋と友情の間を揺れ動くキラキラした時期を描いていてとてもかわいいです。教室でそれぞれのキャラを演じることのそれぞれの事情…後期も楽しみです。にんきものシリーズの中学生版。
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2014.9.30読み終わり。後期が先に来てしまい、返してしまったのだが、簡単にすぐ読める本だった。中1の子たちの本で、同じくらいの子が読めば共感する子がどこかにいるのかも。このくらいの子はこんな感じってのも、わかるかな。今はひとつひとつのパーツが少しづつ重なったりして、すこしだけ全体像がみえてる。今後どうなるのか、楽しみ。
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初森絵都体験。
1クラス24人の目線から描く24章からなる短編集。
読む前は「なんて無謀な試み!上手いこと繋がるんかい!?」と思ったんですが、なんて上手な構成、キレイに繋がる、キレイに落ちる。
文章上手いな~と感心してたら「直木賞作家ですよ!」と友人から一言。
あら!そうなの?流石!
中学1年生の入学から終業式まで、上巻12人(12章)下巻12人(12章)。
語り部を次々と繋ぎながら時系列は順番通り、前章のオチまたは顛末がさりげなく語られる。同じ人は2度と出てこないのだからこの人凄いわ~。
と上巻は感心ばかりしてました。さぁいよいよ下巻突入!最後の学級委員長に1年分のオチはあるのか!?
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北見第二中学校1年A組。全員で24人、学年も2クラスだけの小さな市立中学校。
その1年A組の生徒1人ひとりが主人公となる、連作短編集。上巻は12人、4月の入学からはじまる。
主人公となる生徒の視点で、クラスメイトたちの様子も生き生きと伝わり、共感したり、はたまた、クラスで似たような友達がいるな、とか思えそうな本。
さすがの森絵都。さらさら読めるし、1章ごとが短いので、朝読にも最適。
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相変わらず感情描写の上手な森さんです。
ただ、中学生が登場人物なので
如何せん、気持ちの若さについていけませんでした。
後期は読まないです。
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なんかよくある感じの設定というか本の書き方だなと思ったけれど、やっぱりクラスの中でいろんな感情とか思いがあるのって面白いなと思った。
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森絵都らしいっていうか、読みやすくて中学生の寄れ動く心情がよく描かれている。24人のクラスメートの一人一章なのでつながりとか別の視点とかを自分で補いながら読んでいくのもなかなか。後期が楽しみ。
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おもしろい!
ある時期から森絵都の作風が変わってしまった気がして
読まなくなっていたけれど、
これは俺が気に入っていた頃の森絵都だ。
少子化で1学年に2クラスしかなく、1クラス男女12名づつのこじんまりしたクラスメイト一人一人の短編で
話が繋がって行く。
その誰もが色々な悩みや不安や問題を抱えていて、
学生時代をとうに過ぎた世代も現役世代も誰かっしらの話に共感したり出来るのではないだろうか。
彼等が後期でどうなって行くのかとても気になる!
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中学生のクラスメイトのオムニバス。
こういう話は最近流行りなのかよく見かける。
その中でも特に光るものは見当たらない印象。
地味なグループ
ミーハーなグループ
盛り上げ役のグループ
いろんな生徒とグループでクラスは形成されている。
不登校の田町ちゃんと、虫オタクの陸くんのお話はほんわかしていて好きだったな。
自分の中学時代を思い出して「ああ、そういうことあったなー」って思える要素は少ないていうかほぼない。
そういう意味では
よく似た作品でも豊島ミホの『初恋素描帳』はやっぱり秀逸だったんだなあと再認識する。
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中学一年生の1クラス24人の生徒それぞれの物語。
淡く初々しく瑞々しい懐かしさ。
【図書館・初読・11/25読了】
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割と読みやすい。色々な人からの心情が描かれて、そういうのが好きな人にはおすすめ。現実
にいる人も同じようなこと考えてるのかなあと思った。
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【要旨】中学1年生24人のクラスメイトたち、その1人1人を主人公にした24のストーリーで思春期の1年間を描いた連作短編集。前期・後期の全2巻。 うれしい出会いや、ささいなきっかけの仲違い、初めての恋のときめき、仲間はずれの不安、自意識過剰の恥ずかしさや、通じあった気持ちのあたたかさ。子どもじゃないけど大人でもない、そんな特別な時間の中にいる中学生たちの1年間。だれもが身にしみるリアル。シリアスなのに笑えて、コミカルなのにしみじみとしたユーモアでくるんだ作品集。
1 鈍行列車はゆく (千鶴)
2 光のなかの影 (しほりん)
3 ポジション (蒼太)
4 愛と平和のシメジ (ハセカン)
5 1001人目の女の子 (里緒)
6 神さまのいない山 (アリス)
7 Pの襲来 (吉田くん)
8 夏のぬけがら (陸)
9 言えなくてごめん (ゆうか)
10 ゆらぎ (美奈)
11 悲しいことを悲しむ (敬太郎)
12 炎のジャンケンバトル (タボ)
感想はまとめて後期に
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【収録作品】鈍行列車はゆく/光のなかの影/ポジション/愛と平和のシメジ/一〇〇一人目の女の子/神さまのいない山/Pの襲来/夏のぬけがら/言えなくてごめん/ゆらぎ/悲しいことを悲しむ/炎のジャンケンバトル
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(後半と合わせての所感)
中1という思春期に差し掛かる頃の生徒たちの1年を見つめたクラス小説。特定の誰かではなくクラスメイト全員をそれぞれの章で取り上げ描いた作品。
クラスには当然色々な子がいるわけで、可愛い子、しっかり者、意地悪する子、だらしのない子、家庭に事情がある子、彼らがクラスで織りなす人間関係は決して綺麗事ではなくて、でもその一つ一つがまさにこの年代の子どもたちにあるよなあということばかり。当然担任もその中で右往左往するわけだけど、1年が経って様々なエピソードを経た最後には確かに生徒たちの成長に触れられる作品です
自分と重なるキャラを見つけられれば一層共感すること間違いなし!