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「二人の場合」がとてもよかったです。
女同士は、難しいですね…。
環境や立場で、関係が変わってしまう。
どんなに仲が良くても。
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短編集。基本軸は、女性同士の関係性でしょうか。なかでも、「二人の場合」の一節が非常に印象的だったので引用。
『彼女たちの関係はこの日を境に長らく途絶えたけど、最後に互いに会ったのがいつのことなのか、実加も未紀も徐々に忘れていった。ただし、それはこの二人に限ったことではなく、最後に会った日のことを一片たりとも思い出せない人々が、彼女たちの人生にはそれから数知れず現れた』
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女性がテーマの短編小説4篇。
どれも現実とは少し離れている独特の雰囲気。
それぞれの主人公を見ている人がいた場合はきっと「ちょっと変わった人だな」ですむかもしれないけど、その女性たちの心の中はいろいろな思いで渦巻いている。
小山田浩子の「穴」を思い出す。あそこまで非現実的ではないのだけど。
「二人の場合」は読んだことあるなー?と思いながら進んでいくと、やっぱりひとりが結婚したあたりからよくわからない。でもこの二人の事は知っている。なんでだろう。
たぶん雑誌「文藝」に掲載されたときに少しだけ読んでいたんだ。と最後のページを見て納得。
女性同士の友情の難しさがよく描かれている。
そして「風」。
50代の独身の姉妹の生活を通じてお互いの姉妹ならではの嫉妬や不安が生々しく書かれている。
「二人の場合」は他人同士の女性の関係なだけに、年月がたつに少し離れてみることができるし、フェードアウトすることもできる。それがさびしくもあるけれど、ほっとすることもできる。
それがこの姉妹となると離れられずとことんぶつかり合う。これからもずっとこの関係が続くのかと思うと、うんざりする。
でもきっとこのままの生活がどちらかが死ぬまで続くんだろうな。
社会とつながりをもたず、家庭内だけの生活になるとこういったこともあるんだろうな。
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色々な個性のある女性を描いているが、好みが分かれそうな短編集だった。「二人の場合」が一番リアルで女の友情の現実を冷静に描いている感じがした。
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特異な子、踊らない子 そんな子がいてもいい。
でも、なんだか、煮えきらなくて、文句つけていて、いらいらしてきた。
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怖い、とは違うのだけど、なんとなく近寄りがたいテンポで進んでいく物語たち。根っこの部分に触れてはいけない「なにか」があるような世界。「二人の場合」がいちばんぐさっと刺さって痛かった。女友達って、同じ方向をずっと向いていることなんてできなくて、同じ方向にいる人としか一緒にいられないのかな。
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二人の場合 が1番読みやすいかな。自分の読解力や想像力の低下を実感した本。読みながらなんとも心がムズムズする感じ。
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青山七恵の短編集。この人の比喩表現は好き。2作目の「二人の場合」は猛烈に共感あり。もちろん取材はしてるんだろうけど、才能ある作家って、想像力とかすごいよなぁと。
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二人の〜は、微妙な心理を細かく描いていて、あーありうるなぁこういうの、と思いながら読んだ
。風 は、どこかおとぎ話のようで、グリム童話のような怖さを感じる。
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所収されている話の主人公は、誰もかれも変な人たちばかり。でも、どこかで共感してしまう。私は「二人の場合」がより共感した。
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いやいや、実加が結婚した時点で人格変わっちゃってんだから、この終盤は当然の展開だと。
問題なのはなぜ実加が結婚したのか? であって、そこを丁寧に描いてもらわないと話の意味がわからん。
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そうなのよ、これがわたしたちのやり方だわ。
絶望的なまでの愛憎、疾走する友情、そして優子は踊らない―とてもとても特別な「関係」の物語。
(アマゾンより引用)
短編(って言うほど短編でもないけど)3編。
何かよく意味分かんない。
あんま面白くなかった(´・ω・`)
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特に「風」わからない部分が多かった。
私の感受性不足か・・・
「予感」が一番面白かったかも。
「二人の場合」はありそうな話、という気がしたが、
いまひとつそれぞれの性格がつかみきれなかった。
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新聞で書評などを書かれているのは読んでいたが、作品となると、またちょっと違う。
純文学。
象徴的な表現など、俗世にどっぷり浸かって長いこと経ってしまったオバハンには、イマイチピンときませんでした。