投稿元:
レビューを見る
・第三者割当増資は文字通り増資を引き受けた第三者が経営に対して大きな発言権を持つことになる。公募増資ができないところまで市場からの信用を棄損した段階で第三者割当増資に至るのが通常のパターンである
・「京セラがすごいのは徹底する力です。普通の会社はどんなにルールを作っても、どこかで「それくらい、いいじゃないか」という例外を作ってしまう。例外を1つ作ると、ルールはあっという間に形骸化していくんですよね。しかも組織の上に行くほど、例外が増える。下に厳しく言っても、上はなあなあなわけです」
・人減らしというのは”麻薬”だ。まとまった人数を減らすと固定費が軽くなって、一時的に業績が回復したように見える。でも付加価値を生む人材を切り捨てて、会社が強くなるはずがない
・目の前の仕事に没入し、無益な縄張り争いを始める社員の目線を未来に向け、大きな目標に向かって価値観を共有させるのが、経営者の仕事である
・設計・開発から製造まですべて自前でやる日本の垂直統合モデルは、米欧のファブレス企業と台湾のファウンドリ(受託製造会社)からなる水平分業モデルに負けた
・「成熟した製造業と違って、チェーンストアはこれから発展するビジネスで、新しい考え方がどんどん出てきています。学ぶ姿勢を失わないでください」
・顧客との距離が遠いというのは、環境への適応力が落ちていることを意味する。適応力が落ちた電気大手が恐竜だとすれば、小回りの利く西松屋はさしずめ哺乳類ということになる
投稿元:
レビューを見る
この本を読んで、今後、パナソニック製品を絶対買いたくないと思った。
松下幸之助の創業精神は、もう残っていないのだから。
投稿元:
レビューを見る
190422 読み始めているところ 暗い気持ちになるのか、前向きになるのか。
100510 いずれ会社はなくなる。そういう思いで、覚悟して務めなければならないと思った。そう思うと暗くなるのだが、悲観せず行きたい。シェアや売上、規模を目指すところから、ステータスを気にせず、満足を得られるところに進みたい。でもどこかでリスペクトされたいという気持ちになってしまうが。。
投稿元:
レビューを見る
三洋電機という会社が、どのようにして無くなり、そこで働いていた人が、それからどうなったのかがよく分かる内容であった。
取材をとても正確にされたのだと随所で読んでいて分かる。
三洋電機の技術者が、西松屋で働くことになったとは驚き。
人生は、本当にどうなるのか分からないものだと思った。
投稿元:
レビューを見る
マクロの視点でみた三洋電機の衰退を描いている。創業者の井植家も細かく取材しており、後にLIXILの副社長にる敏雅氏も苦労した経歴の持ち主だったことがわかった。
個人的には末端社員のその後の進路にももう少し突っ込んで取材をして欲しかったように感じる。
投稿元:
レビューを見る
・三洋電機がパナに売られてから
・井植敏
・パナひどい
・ハイアール
・京セラ
・2次電池
・西松屋
投稿元:
レビューを見る
松下の中村社長がどんな人物だったか確認しないと。◆◆西松屋にも三洋の血が流れていたのか。◆◆モノづくりのダイナミズム、その原点に戻ると言うこと。◆井植歳男への幸之助の嫉妬。◆◆京セラの考え方。
投稿元:
レビューを見る
大手にいるサラリーマンは読むべき。
今どき倒産しないが切り売りされる会社は沢山ある。
そして優秀な人は次が見つかり転職。
会社に愛があっても会社はあなたの人生までケアしないのは常識。
私は会社に危機感を感じ転職しましたがまさに三洋電機のようでした。
下手な転職本より役にたちました。
投稿元:
レビューを見る
企業の成功書は、いくつもあるけど
これは、失敗の書。家電メーカーが統廃合され
サンヨーのブランドも無くった。そこて行われた事
当時の社長や会長の話しや営業、開発など
様々な立場がどうあって、どうなったか書かれている。
経済系のノンフィクションだけど、ちょっとフィクションもはいった誇張した表現が気になるけど
サンヨーというメーカーがどうなったか、とても勉強になる一冊。
投稿元:
レビューを見る
名門三洋電機が苦境に陥り、ゴールドマン・大和証券SMBC・三井住友銀行の3社から資金提供を受けたものの、事業は切り売りされ、パナソニックに買収された本体も、結果的に骨抜きなってしまった。
そうした最盛期には売上が2兆円を超えていた企業が、世の中からなくなった瞬間と、その後の元社員たちの活躍を追ったストーリー。
パナソニックやハイアール、京セラといった大手企業の一部になったものの、描いていた理想的な生活は得られず、また飛び出た者も全てが幸せな生活を送っているわけではない。
そうした中においても、三洋魂でなんとか道を切り開く元社員たちの物語。人の数だけストーリーがあり、なかなか読み応えがあった。