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ホントに駆け足で音楽の歴史をたどった。
日本の音楽がやはり江戸初期でピークを迎えていたのを知ってがっかり。その後は西欧のように進展することはなかった。
ルネッサンスからバロック、古典派、ロマン派への系譜は日本には臨めなかった。それが残念。
現代音楽にも西洋音楽を否定するものが現われたとしても、やはり、西欧音楽も今から100年前がピークを迎えそれ以降は、それ以上の高揚はないのでしょう。
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音楽史と言うと難しいかと思ったけれど、地球のあちこちに文明が発生しそれぞれに発展してきた中での音楽を見るのは面白かった。大局的には似ているところがあり、個々の文明的には個性的なところも有ると言うのは人類史にも言えることかもしれない。今の世界に溢れている音楽たちの前歴のようなものが垣間見えたかな
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音楽史の教科書みたいな本だった。特に日本音楽の楽器がどこから来たかなど詳述されているが、日本音楽史と西欧音楽史を同時的に記述し、比較しようというグローバルな視点も持つ。
高度に専門化してしまったクラシック〜現代音楽の良さとは別に、民衆の、土着の音楽への愛情こもったまなざしも感じられ、共感した。
ただしあくまで教科書的な本なので、日本作曲界の重鎮として突っ込んだ議論は展開されないまま終わってしまったことに、不満が残る。