紙の本
江戸時代
2016/02/13 22:14
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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
というと一番近代に近い時代だけどそれでも現代の食事とはかなり違うのだなぁーと。でもいつの時代でも日本人が食にかける情熱というのはすごいな、と思う。
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江戸検に向けて。
食文化は、人がどう生きてきたのかを知るヒント。
現代にも繋がっていることがとても多い。
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現在の日本料理の基礎が味噌、しょうゆ、みりん、酢、砂糖、酒などの調味料の発達を含め江戸時代後期ごろに確立したことがよくわかった。調味料の発達には土地の利や自然に大きく左右されるので関東の地江戸に政治文化の中心が移らなかったら今の日本料理のありかたもだいぶ違っていたかもしれない。
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なぜ東京の味付けは塩辛いのか、なぜこのメニューが発展したのか、そんな今のグルメの原点がわかる一冊です
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【見たことはないが懐かしい江戸】
「江戸」にはなんだかお手本めいた響きがあって、本書も多くの食文化のはしりが江戸にあった、という。たしかにそうであろう。けれど、そういえば借金の証文が庶民の間に出回っていたもの江戸時代であった、という話があった。実際にそうかもしれないし、時代が新しいから残っているだけかもしれないし、文字の読み書きができるようになったから、かもしれない。同じことが食文化にも言えるだろうな、ということを思いながら読んだ。というと、なんだかケチをつけているようだが、一つ一つの項目は、豊富な図版と相まって大変愉しめるものである。古きを温め新しきを知る。江戸のそれは、ひとつひとつが大体説明のつく話であり、まあ合理的である。ひるがえって現代の食文化に説明がつくであろうか。とはいえ決して現代と江戸を比べて礼賛するという本でもない。エンターテイメントとして読みたいが、それにはもう少し屋台骨がほしい、とも思う。あれ、俺は褒めてるのか残念がっているのか、どっちなんだろう。いや、褒めてるんですよ。教養の一つだよ。