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紙の本
相手を大切に思う気持ちを言葉で表すことができる「敬語」を、わかりやすく覚えられて身につけられる1冊
2014/07/01 08:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:星の砂 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私には、高1と小3の娘がいるのだが、目上の人と敬語で話ができているのか不安である。というのも、私自身、子どもたちの前で敬語を使う習慣がなく、敬語が苦手・・・。この本を手に取ったのは、子どもたちが、先生や友だちの親にと失礼のないように会話ができているのか不安に思う以上に、自分自身の敬語も上達したかったから。この本は小学生の低学年から「敬語」を覚えられるように、ルビを振っていてまんがでわかりやすく覚えられる。友だちの親、先生、受験の時の面接官など、「目上の人」に使うことばを学べる本である。
私は、子どもたちが、目上の人と敬語で話すことができているのか、本書のさまざまなシーンの中から問題を出してみると、小3の娘はほぼ言えなかったが、高1の娘は、学校で習っていたこともあり、私より「敬語」を言えていたので焦ったが、全員まだまだ「敬語」に未熟。本書は、生活する中で、実際に使うことばが満載だから、しっかりと覚えたい。
1 お客さまが家に来たとき[いらっしゃったよ:他8語]
2 家の外で人に会ったとき[おすわりください:他8語]
3 よその家にまねかれたとき[おじゃまいたします:他4語]
4 自分の家族の話しをするとき[父(母)が:他5語]
5 電話で話をするとき[母はおりません:他5語]
6 先生と話すとき[どちらにいらっしゃいますか:他15語]
7 あらたまって、質問に答える(面談・面接など)[父のような:他11語]
《敬語》には、[1 そんけいご]、[2 けんじょうご]、[3 ていねいご]の3つあり、[1]は、「目上の人の、どうさやもちものにたいしてつかうことば。(中略)相手をいちだん上に高めて、うやまう気持ちを表現する」。[2]は、「目上の人にたいして、自分をいちだん低く下げることで、相手をうやまう気持ちを表現」する言葉」。[3]は、「いま、話している目の前の人に対して、れいぎ正しくせっするきもちをあらわすことば。(中略)「です」「ます」など―」。敬語の使い分けが難しいところだが、右ページに《敬語でないいいかた》、左ページに《敬語をつかったいいかた》(「そんけいご」「ていねいご」「けんじょうご」)と、著者の敬語の使い方の解説もあるから、わかりやすく覚えることができる。
《敬語》とは、「たいせつな人にていねいなことばづかいをする」のが基本だという。「どんなことばをつかうかによって、人間かんけいがかわったり、大きく人生をさゆうしたりすることもある」と解説しているように、目上の人を大切にする言葉づかいがきちんとできていると、育ちや人柄の良さが見えてくるのは確かだろう。著者によると、「ふだんから、せっきょくてきに敬語をつかってみよう。今からつかいなれておけばだいじょうぶ!」というので、家でも心がけて「敬語」を使っていきたいと思えた。
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