2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:太郎ちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯に「プリズム」と「モンスター」はお互いが対になっている小説。と作者コメントがあり、
百田作品の中でも「モンスター」はストーリーが劇画的で小説として好きだったし、どんな風に対なのか興味があった。
登場人物が絡むわけではなく、続編ではない。
でも、人の心は、こんな方法をとるかも知れないなと思わせられる2作品。
プリズムは、カバーもかっこいいし、内容をとても上手に表している。
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解離性同一性障害の話。こういった話は興味があり、有名なビリー・ミリガンの本も読んでみたいと思ったんだけど、なんだろ、ただの障害のある恋愛小説にしか思えない軽さ。読みやすいけど、終わりも何となく予想通り。主人公の聡子が幼稚すぎるて好きになれない。
ここでどんでん返し、順一君(漢字違うかも)の算数の基礎知識が欠落していたことも障害と関係があるとか、順一君のお父さん(名前忘れた)に犯されそうになったのも理由があったとか、他の登場人物と絡めば面白いかなあと思ったけど、期待通りではなかったな。
多重人格者に出会ったことが無いので良く分からないけど、人間の体(箱)にいくつもの魂が宿ってるって感じなのかな。年齢も性別も国籍(本作には出てこなかったけど)も異なる人格が生まれるってのが不思議。人格ってなんだろ。いくつも人格がある人は、生きていくのが大変だと思う。
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やっぱりこういう時に出てくるのは『24人のビリー・ミリガン』だ。
結構早い段階で気付いたけど、ネタがわかったからつまらなくなるという訳でもなく、楽しく、切なさも味わいつつ、読み切ることができた。
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ある資産家の家に家庭教師として通う聡子。彼女の前に屋敷の離れに住む青年が現れる。ときに荒々しく怒鳴りつけ、ときに馴れ馴れしくキスを迫り、ときに紳士的に振る舞う態度に困惑しながらも、聡子は彼に惹かれていく。しかしある時、彼は衝撃の告白をする。「僕は、実際には存在しない男なんです」。感涙必至の、かつてない長編恋愛サスペンス。
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多重人格の人の中の一人の人格を好きになったら?
なんともややこしい話
もちろん人を好きになるのは見た目だけじゃなくて、人格なんだろうけど
同じ体同じ顔をもった人を確かに区別できるのだろうか?
人の心は不思議
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これは読んでいてつまらなかった。何しろ主人公の女に感情移入が全くできないので、その色恋沙汰をべたべたと語れれる後半は辛かった。多重人格はテーマとしては興味深いものがあり、挑戦したいという気持ちはよくわかるが、恋愛ものはあり得ないでしょう。
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今まで読んできたもののほとんどが、“善人と悪人が同一人物でした。”ってオチ。だから多重人格物は嫌いでした。
でもこれは違う! 初めて多重人格物で面白いと思える作品
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百田さんの作品を読むのは2作目。
「永遠の0」とは全く異質の作品で、「モンスター」と繋がっているという本の帯に惹かれて読んで見ました。
要すれば多重人格者との女性家庭教師との恋愛もので、多重人格になった男性の過去の虐待が「モンスター」に繋がっていくのかな・・・と思います(これから「モンスター」読んでみますけど)。
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この人のジャンルは本当に広い。今回は、多重人格の人と女性の話で引き込まれるようによんだ。このラストシーンが書きたかった、とあるが、なるほど、、、と思う終わり方だった。
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解離性同一性障害(多重人格)の男性との恋愛。
ひらたく言うと不倫?
うーむ。
重くて切ない。
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一人の人間に複数の人格が表れることを扱った作品を幾つか読んだことがあるが、こういう成り行きは珍しい。けれど聡子の気持ちの流れに寄り添うことは出来る。人格と言うほどのものではなくても、他人に対する時に相手によって態度が変わることはある。酔っ払ったとき、激昂した時、人が変わったようだと言われることもあるだろう。さて、人格って何だろう?
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いなくなった人格も、その人の中に残ってると捉えるか、もう消えてしまったと捉えるか、、聡子さんは後者と捉えたが、自分ならどっちかなぁと答えのない想像をしてしまったラスト。
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存在しない男、つまり彼は解離性同一性障害の中の一人にすぎなかった。
それを承知で。知らず知らずのうちに、恋に落ちていく聡子。
しかしラストは切なさに涙ぐんだ。
愛する人との別れの辛さがぐっとくる。
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2014.5.2ー28
解離性同一性障害との恋愛とのテーマは面白く、テンポも良い。結末は安易だったけれど、エンターテイメントととしてはありか。
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もう百田さんの女性主人公の話は読まないかな。
途中から段々なんだかなーという気が拭えないまま
終わってしまった。
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説明を読んだ時、実は幽霊か何かの話かと思った。
けど、多重人格のお話でした。
多重人格の一つの人格に恋をしてしまったら、
それはどれくらい切ないんだろうなぁ。