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手紙や新聞などを合わせてストーリーが浮かびあがる形式のお話だけど、とても読みやすい。登場人物の名前も主人公のムッツリーをはじめとして、弁護士のホーリッツとか、探偵のシラベールとか、思わずにやっとしてしまう。
シーモアの両親のロック・ホープとデナシー・ホープは、ふたりあわせてヤンマー、じゃなく~なのね。これはうまいこと考えたな-!
へんくつのがんこおやじが、子どもと仲よくなる話っていうのはよくあるんだけど、幽霊のオリーブを仲立ちにして、なかなか自然になじんでいくところがいいな。
ていうか、このオリーブさん、わりとだいたんに人前に現れるよね(笑)。おもしろかったです。絵もいい。小学生へのプレゼントにもうってつけだと思う。
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表紙に描かれている屋敷の感じが良かったので手に取った本。
この本は基本的に登場人物達の手紙のやり取りで物語が進んで行くので、それが受け入れられない人には向かないかも。
主人公の1人、長いスランプに陥っている児童書作家のいつもムッツリした顔をしている”ムッツリー”さんが、出版社に原稿書いてると嘘をついてしまって、ひと夏だけ執筆に集中できる場所を探し始めるところから物語が始まる。
このムッツリーさんが原稿の催促やらの電話がいやで電話回線外しちゃってるから、誰かと連絡取る時は手紙でって事で手紙でのやり取りが始まるんだけど。 その手紙も長文じゃないからテンポが良くてやり取りの内容も面白い。 手紙に資料とかカタログが同封されててそこに出てくる建物なんかのイメージが掴みやすくなっている。 さらにムッツリーさんが決めた執筆場所の地方新聞がうわさ話やらを記事にしているのも合間に挿入されるから、他の人の行動もそこでわかる。
その新聞の内容がまた面白いんだけどね。
このおんぼろ屋敷に初めから住んでるシーモアって少年(なぜ住んでるかは本を読んで)が手紙に書き添えるイラストも良い感じ。
総じて面白いのでかなりおすすめ! 続刊も出てるのでそれも読みたいと思う。
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横書きの本なので内容はいまいちかと思ったら、意外と面白かった。手紙形式で話が進んでいく。登場人物も個性があるので、手紙だけでもわかりやすい。主人公が急に心を入れかえるところは唐突だが、児童書なのでありかな。
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手紙のやり取りで物語が進んでいくところは面白く、読みやすかった。状況が好転するところから話が急に進んでしまったのがすこし物足りなかった。
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変わった体裁の作品だった。手紙や新聞やイラストで描かれている。ムッツリーさんが気難しい人だったけど、オリーブさんにすっかり魅了されて、優しい人になってしまった。続きを読もうかな。