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久しぶりの長編大賞受賞なのでは!
これぞ怪談文学といった雰囲気。
民俗学だし。ふがふが。
連作短編だったので、がっつりと長編も読みたい。
次回作が楽しみです。
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「幽」怪談文学賞長編部門大賞受賞作。
民俗学をテーマにした連作怪談。いまひとつはっきりと描かれる「何か」があるわけでなく、不気味で落ち着かない雰囲気が全編に漂います。怖い、というよりも得体のしれない気味の悪さを感じさせられる作品でした。
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湿度や閉鎖性、因習、曖昧さといった、日本文化のもつ独特の空気感が漂う。田舎の家のほの暗さが、怪しくも懐かしい。客人の居心地の悪さと、微熱のような執着に共感する。「童相撲」が秀逸。
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気持ちの悪い。気味が悪い。
そんな出来事、世界観に引きずり込まれてしまうか、まとわり憑かれてしまったとしたら、満足いくことができたのかもしれませんが。
どうにも、この世界に馴染むことができずに読了。
縫い針の話は怖かったです。
ただ、怖さよりも奇妙さ眩惑さが、この「常夜」の特色なのかな、と。
薄皮一枚隔てた怖さに、ふとしたときに気づく。そうではなく、平常と異常の境目がなくなっていて、常に惑わされている感覚。
気持ち悪いし、気味が悪いです。
そこに馴染めずじまいでした。
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夏にオススメな怖い本3冊
…とドコモに薦められたので、読んでみた(その1)
『京極夏彦』とか『蟲師』とかっぽい?
というか、あんまり怖くなかった・・・かも。
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土地の因習を幻想的に書き上げた十一の奇譚。以下に詳しい感想があります。http://takeshi3017.chu.jp/file5/naiyou21701.html
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民俗学者の生い立ち、大学の研究生活、フィールドワーク、伊勢の博物館勤務、地域に住む人々との関わり合いの中に立ち上がってくること。短編集による長編。
受賞作なので、後書きではなく、他の作品も交えての講評。発表時はよかったのでしょうけれど、独立した単行本としては不似合いに感じました。
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学芸員という職業柄、私は旧家や辺鄙な土地を訪れる機会がある。野々宮先生の喜寿を祝う会に出席した折、そうした場所で見聞きした話をまとめるよう先生に勧められた。漁師町で異様な虫に寄生され、瓢箪から這い出る子供に甘えられ、紛失した「天竺」の行方を追う。土地の因習を幻想的に書き上げた九つの奇譚が綴られる。