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一度レールを外れると、年齢が足枷なって再挑戦もままならない。簡単に鶴首できない企業の負担もあるだろうし、組織に縛り付けられる被雇用者にも自由がない。日本的な就労制度は、見直す余地があるのではないか。メンバーシップ型の限界があるのでは。
事実がよく整理されているが、新たな主張がある訳ではないので、論説としては面白みがない。ジョブ型とメンバーシップ型を比較して、必ずしも片方が突出して優れている訳ではない。中高年の方が若者より労働力としての価値が低く、転職も難しい割に、年功制もある程度考慮しなければ、子育てなどの必要コストに見合わない。
転職の問題について、もっと論点に取り入れる必要がある。雇われ根性を丸出しにしないで、自ら会社を興せば良いのかも知れないが、簡単ではないし、人間はやはり組織に属して労働する事にも基本的な欲求があるのだろう。そうした意欲を健全な形で活かせるように出来ればと思う。