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話の舞台になった島は、知る人ぞ知る九州の某「海の正倉院」ですね…TVで観ましたよ。今でもやっぱり女人禁制!
神秘的です。
そんな豆知識があるとさらに楽しめる、リアリストの建築士×失恋してかなり後ろ向きな神主の恋。
とにかく神主の笙がネガティブくん。無人島の社を守るという建前の裏には、なんと片想いしていた男に失恋して苦しくて絶えられず、逃げるように孤島の宮守を志願したという悲しい理由が。
何ヶ月も一人きりで暮らす生活なんか考えただけで耐えられそうにないですが、3ヶ月経ったある日改修工事で島に宮大工一行がやって来た中の一人だった拓海と出会うことに。
拓海の言葉に反発を感じてついつい言い返してしまう笙と、おかまいなく考えたことをぽんぽん口にする拓海にハラハラさせられるんだけど、なんだかんだ言いながらもだんだん心が近付いていくのが伝わってくるんですよね。
拓海の自由で柔軟な心に負けて、かたくなだった笙の気持ちがだんだん和らいでいくのに安堵しました。
拓海の論法が理系ではっきりしていて気持ちよかったです。
「好きな気持ちは自分でどうこうできることじゃない。食べることは我慢できても、空腹を感じることは止められないのと同じ」という理屈に納得させられましたww
笙が後ろ向きで心配させられました~!もっと明るく拓海に接してあげて欲しいと思っちゃいました。拓海に気を使いすぎて、一人でぐるぐるしちゃってる。
そういうところをめんどくさいと思わずに、やさしくフォローしてくれそうな拓海は良い恋人になりそうです。
書き下ろしのイチャコラはツボ。楽しかったです。
でも、ちょっと笙が気に病んでぐるぐるしすぎ。