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シリーズ3作目。
公爵令嬢だけどお金がないジョージーが活躍します。
長身で健康で気取りがない、さわやかなヒロインで、好感が持てますね。
8月のロンドン。
思わぬ猛暑に見舞われ、ジョージーの仕事も口がない。
新しい仕事を思いついたのに、これが大失敗。
事情が伝わって警察に呼ばれ、噂が立たないうちにスコットランドに帰るよう言われてしまう。
ところがこれは半ば口実、内側から観察して欲しいという依頼も受ける。
ジョージーの故郷では、王族が次々に奇妙な事故に巻き込まれていたのだ。
兄が継いだラノク城の近くには、国王夫妻が夏の休暇で滞在するバルモラル城がある。
気の合わない義姉のフィグは、意外なことにジョージーを大歓迎。
皇太子の愛人シンプソン夫人がバルモラル城には迎えてもらえないので、仲間を引き連れてラノク城に泊まりに来たため、わがままな客の相手に苦労していたのだ。
親友ベリンダの恋人はイタリア貴族のパウロで、スピードボートの世界記録を出そうとネス湖での実験に励んでいる。
女性パイロットのロニーがさっそうと愛機で降り立ったり、ジョージーの母もバルモラル城を訪れたりと、にぎやかなメンバーが避暑地に勢揃いします。
そんな中、相次ぐ不審な事件。
エリザベス王女と乗馬に出たジョージーは、銃弾に狙われ‥?!
エリザベス王女はちょっと前に読んだ別作者の「エリザベス王女の家庭教師」の頃よりは数年前の設定ですが、イメージは同じ。
真面目でかわいらしく、犬と馬しか頭にない(笑)
ジョージーと恋人になりかけのような微妙な関係のアイルランド貴族ダーシーも現れ、喧嘩になったり、キスしたり、助けてくれたりと忙しいことに。
懐かしいばあやや顔なじみの人々に迎えられ、大好きな母方の祖父も呼び寄せて、食べ物はたっぷりあるし、故郷も悪くない様子。
けっこう書き込まれているけど、テンポよくユーモラスに展開するので、すいすい読めました。
ダーシーとの仲もちょっと進展するので、なかなか満足な読後感でした♪
原題は「Royal Flush」で、そのほうがお洒落だなぁ。
他の作品も、英国王家という意味でのRoyalと上手く掛けてありますね。日本語でこの雰囲気を出すのは難しいかな?
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王位継承者に相次ぐ不審な事故の真相を探るため、スパイとして故郷に送り込まれたジョージー。そこでは兄のビンキーやジョージー自身にも危険が迫り、ついには死人まで出ることに。
同じ目的のために団結してフィグとの関係が改善してるけど、今後はどうなるのかな。
ジョージーとダーシーの今後がますます楽しみになってきたけど、ダーシーが何者なのかは分からないまま。
今回は全く関係なかったけど、表紙はずっとメイド服でいくんだろうか。
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王位継承権のある公爵令嬢とはいえロンドンのタウンハウスにメイドも雇わず、1人密かにビジネスを始めて生計を立て始めた主人公。しかし、またもや王族の関わる事件に巻き込まれます。これにはある王族に関わる深い陰謀と秘められた過去が隠されているようです。この物語を読むにあたってはある程度、英国の1930年代の時代背景などを知っていると面白く読めます。
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3巻になってもシンプソン夫人の扱き下ろし方は相変わらずなので、英国で嫌われてるのかな?とウィキったら、やっぱり私も好きになれないかも^^;今回ジョージーはメイド姿になる事は無かったので、何故にこの表紙絵?いつもジョージーがピンチの時に現れるダーシーだけど、あまりにも渡りに船で都合良過ぎ(苦笑)。この展開が読めるから安心なんだけどねww。なんとか二人が経済的に恵まれますように£££
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読んで良かった。アイルランドの男爵に死亡フラグが立ったような気がしたのだけど。続きは気になるけど、ちょっと退屈になってきた印象を持つ。
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糊口を凌ぐために思いついたビジネスに全方位から駄目出しをされたジョージー。
王室への陰謀を探るスパイとして実家に帰されるが、そこに待っていたのは怪我をした兄と、アメリカからの客人に怒り心頭の義姉だった。
安定。
イギリスの貧乏貴族の城に滞在するアメリカ人ゲストの暴れっぷりや、彼らをからかうホスト側の手腕が面白かった。
ジョージーの祖父の活躍も楽しい。
やはりイギリス人にとっては王室の王位継承に纏わるスキャンダルっていつになっても美味しいご馳走なのね。
しかし、あまりロマンス方向に舵を切って欲しくないなぁ。元気なお嬢さまが奮闘するのがこのシリーズの肝だと思うので。
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シリーズ第三弾。まだまだ続く貧乏生活。
コージーも巻を重ねると、段々ネタ切れというか、こんなに一人の周囲で殺人が続くわけないでしょ的な思いが出てくるのだけど、王族ということで免責される部分はあるかも。
がんばれ、ジョージー。
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実家のラノク城を起点にスコットランドで活躍する往年のお転婆娘ジョージーが素敵。それにしてもタータンチェックに囲まれる毎日はたまらないだろうなぁ。
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王室の遠縁である貧乏貴族のお嬢さまが、巻き込まれて断れずに王室のための探偵役になる冒険譚、シリーズ3作目。今回は、夏の狩猟シーズン、ロンドンでのトラブルのために実家のラノク城に戻ったジョージーだが、王位継承者の命を狙った事故を調べる内務省のスパイの役目を与えられたのだった…。謎めいたハンサムな恋人(未満)のダーシーがロマンス小説のヒーローのようだな。スコットランドのカントリーハウスでの上流階級の暮らしぶりの描写が詳しくて面白かった。
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リース・ボウエンの【英国王妃の事件ファイル】シリーズ第3弾!
主人公のジョージーが、久々に実家のラノク城に帰省します。
しかし実家の周辺では何やら不可思議な出来事が頻発。
政府からスパイを依頼されたジョージーは、家族や王族の命を守るため調査に乗り出すことに。
今回はこれまでほとんど実情のわからなかった、主人公の実家が舞台。
そもそも「ここを出て自活しよう」というところから始まっているシリーズなので、よっぽど居心地が悪いのかと思いきや、なかなかジョージーが楽しそうで、そこは読んでいてうれしかったです。
まあなんだかんだ言っても、生まれ育った実家ということで、執事などの使用人に対する態度も、どこかリラックスしていて堂に入っています。
狩猟や乗馬のシーンなど、ロンドン編とは違った、スコットランド編ならではの描写も楽しい。
ミステリ部分は、主に動機を探るスタイルで、終盤までなかなかの盛り上がりを見せます。
ただ解決編ももっと丁寧に描いてほしいなという感じでした。
◇おすすめポイント
・アウトドアのレジャーの描写
・実家で過ごす主人公の様子
・客人をもてなす貴族の苦悩
◇こんな方におすすめ!
・実家でちょっとのんびりしたい気分
・自然豊かな土地で過ごしたい気分
・アウトドアのレジャーが大好き
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前作から時間は空いたけど覚えてました。
相変わらず貧乏お嬢さまですが、今回は実家に帰って地元民とのシーンが多数。やっぱり公爵令嬢ってのはセレブなんだなーと実感させられました。
実在のイギリス王室メンバーがでてきているのでそこも楽しめる☆エリザベス女王はリリベットって呼ばれてたとか☆可愛い♡
飛行機に1人残された場面はもう絶体絶命じゃん!と焦りました(^_^;)
犯人はわからなかったけど、やっぱり父親の血を引いて妄想狂というか、ねじれちゃったのかなぁ。最後の結末が切ないです。
でもおもしろかったです☆
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シリーズ3冊目。仕事の依頼がサッパリのジョージー。新しく考えた仕事が大失敗。それが元で実家のスコットランドに戻る事に。そこでは兄が大怪我を負っていた。次々と不審な事故にあう王位継承者たち。そして、ついにジョージーも…。普段は仲の悪い義理姉と手を組んでアメリカの客人を追い出そうとしたり、コテコテのハイランド風の従兄弟などが面白かった。ジョージーの絶対絶対のラスト、絶対助からない!と思ったら…。今回はダーシーとの仲も数段盛り上がってきた感じ。まだまだ煮え切らないけど、その分、次への期待が高まる。ハギス…めちゃくちゃ怖いけど…食べてみたい!
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図書館で。
ある意味、タイトルがネタバレ。空を飛ぶって書いちゃってるもんな。いつ飛ぶんだろうとか思っちゃいますよね。
というわけで彼女の考えたエスコートサービスは大笑い。ダヨネ。世間知らずにもほどがある(笑)
幼少時のエリザベス女王が出てきたリ、アメリカ人!って感じのアレが面白かったです。
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英国王妃の事件ファイル3作目、表紙の絵は気にしてはいけません▼王室からのバルモラル城招待には時間があるのに、スコットランドのラノク城に帰郷することになったジョージ―、内務省の役人から王室観察の依頼を受ける。王位継承者に命に係わる事故が続いているというのだ▲ジョージーが訪れる先で死体に遭遇すること江戸川コナンくんのごとし。ダーシーが主人公のピンチに対処することドラえもんのごとし。なんか、お約束になってきました。舞台はハイランドなのに、おじいちゃんとお母さまが競演していて、ほっこりよい感じ。(2008年)