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母となった今。
いろいろ考えながら読んだ。
数年後にまた読んだら
感じ方が変わっていそう。
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久々に見かけた名前「甘糟りり子」
昔読んでた雑誌のコラムで見ていた名前な気がする‥のと、「産む、産まない、産めない」というインパクトのあるタイトルに惹かれて読んでみた。
出産や子供にまつわる短編8話。
どの話も軽いタッチであまり共感出来なかった。作家というより、やっぱり雑誌のコラムを書くライターという印象。
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図書館で借りたもの。
『いろんな選択がある。いろんな正解がある。妊娠と出産を見つめる、女性のための短編集』
8つの短編、それぞれが良かった。
妊娠して出産することは奇跡的なことなんだと改めて感じた。
死産や不妊治療の描写は読んでいて辛かったし、涙が止まらなかった。
男性の育児休暇について、もっと浸透してくれたらいいな。
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この作家、名前だけは知ってたけどほとんど読んだことなかった。面白い!って単純にいっていい感じの話ばっかりではなくて、不妊とか子宮ガンとか未婚の母とかそれなりに重いテーマ満載なんだけど…でも不思議と暗過ぎないし重過ぎない。なんかこう現実として受け止められる感じ。話が緩やかに繋がってるのもよかった。様々な立場から妊娠や出産を描いている短編集。自分にとっても考えるテーマなだけに興味を持って読めた。
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この著者にしては大変上出来な作。
ひとつひとつ丁寧に描かれており、共感できる。
いつもの「私こんなおしゃれな暮らししてんの」的なブランドや店の名前の披露もなく。
やればできるじゃん、甘糟。
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不妊治療、ダウン症、未婚の母、高校生の妊娠。
それぞれ妊娠にまつわる困難がテーマ。
テーマは重いが、登場人物たちが自分の選択に責任を持って前向きに生きよう、選択しようとする姿に好感が持てた。
子どもを持つことは当たり前ではない。欲しくても授かれない人もいれば、授かるつもりのなかった人が授かることもある。
取り上げる意味のある題材を、読みやすく加工してくれた作品。
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女性にとって「妊娠」は本当に大きな問題です。
私は女性だし、実際に子供も産んでいるので切実に感じました。大好きな人の子を産んだけど、本当にそれでよかったのかとか、産んでからも子育ては大変だし・・・。
男性の育児休暇の話もあったので、ぜひ男性にもおすすめしたい本だと思います。
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出産にまつわる色々なお話。
どれだけ事前に覚悟を決めようと
どうなるかと不安を抱えようと
産んでしまったりそれ以外だったりの
結果が出てしまえば
腹はくくれてしまうのだな、と思いました。
案ずるより産むが易し、的な。
結婚も出産もまだ、ですが、
なんだか大いに参考になったように思います。
力付けられる1冊でした。
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「自由でいたいなら、同じ分だけ孤独を引き受けなければならない。好きな時に食事をして、眠くなったら寝て、観たい番組を観て聴きたい音楽を聴く。したくなければ何もしなくてもいいし、その気になればどこにでも旅立てる。明け方まで飲み明かしても、文句をいう人はいない。」
「ファンデーションやアイシャドウがオイルに溶けていくと、心の中に澱んでいるものも一緒にとれる気がした。」
「桜子は仕事そのものが好きだった。大勢の誰かに必要とされる充実感、私が物事を動かしているというテ手応え、やり終えた時の達成感、仕事はいろいろなものを与えてくれる。」
「大きな孤独を受け入れてまで手にした自由に、どれほどの価値があるだろう、と思った。実際の桜子は、決まった時間に電車にのり、会社から与えられた仕事を、与えられた以上に働き、自分の時間などごくわずかである。旅行に行きたくなっても、すぐに旅立つことなど出来ないのだった。」
「妊娠したら産めばいいし、機会がなかったとしても後悔する必要もない。ないものばかりを探す毎日はつまらないし、手にしたらきっと他のものが欲しくなる。あるがままに。」
「わかりやすい不幸を見せびらかすのは甘えだ。」
「あきらめを肌で知ったことだ、そうした上で、あきらめは決して悪いものではないと思った。それは解放でもあった。重美は今、自分の心がとても澄んでいる気がする。それは、もう叶わぬものを望んでいないからだろう。同時に、過去への愛着が強くなった。過去とは、つまり今の自分を形作ってうれたものだ。これまで、明日のことばかり考え過ぎていたような気がする。」
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「最後の選択」出世と出産、あなたならどちらを優先させますか?
予想外の妊娠に揺れる、四十歳の選択とは
「ポトフと焼きそば」血の繋がらない息子と実の娘との距離感。ステップ・ファミリーという新しい家族の形
「次男坊の育児日記」増えているとはいうものの、男性の育児休暇はまだまだ少数派。
いざ申請すると、どんな毎日が待っているのだろうか
「コイントス」老舗の呉服屋に嫁いだ日から、跡継ぎを産む、というプレッシャーがはじまった。
不妊治療を受けるものの……。
「温かい水」お腹の中の我が子の心音は止まってしまった。
大きな悲しみに飲み込まれそうになる夫婦たち。
「花束の妊娠」高校在学中に産んだ娘が、同じように十六歳での妊娠。
シングルマザーのとまどいと決意の物語。
「レット・イット・ビー」兄夫婦に産まれた子供には染色体異常があった。
「昨日の運命」親友同士、一人は未婚の母に、妊娠を望んでいたもう一人は子宮がんになる。
友情の行方は。
(アマゾンより引用)
短編集。
オムニバスになってたりなってなかったりで、ついつい他のお話との繋がりを探してしまった。
1話目と3話目と8話目はオムニバスで、2人の主人公が最後には幸せになれるんだと思ってた。
なのに、あの終わり方は切なすぎる。
自分と同年代の女性の話だけに、何だか泣けてきた。
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人それぞれ、他人にとやかく言われる筋合いはナイってことよ。
しかし、年齢制限のある出来事ってその直前などになると慌てるのかもしれないね。「これでいいのだろうか? もっと別の道があるのではないだろうか?」とね。どの道を選んでも正解だと思う。
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出産、子育てをテーマにした関連性のある短編集です。
3章目の『次男坊の育児日記』で、男性目線で出産、育児を描いてくれたのが嬉しかったです。雄二の育児ブログをみて、自分も育児休暇とろうかなあと思い始める同僚。前向きな連鎖は、読んでいて心が温かくなりました。
最後の章で桜子と重美のその後が知ることができてよかったです。
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バリキャリシングルの妊娠、ステップファミリー
男の育休、不妊治療、流産、売春での妊娠、障害児
子宮がん、女友達の妊娠 女と妊娠に関わるアンソロジー。
いろんな女の人生を覗き見したような感覚。
主語を世間ではなく自分にすれば幸せになれる
やってみなくちゃ分からない
そんな力強いメッセージを受け取った。
ないものばかり捜す毎日はつまらないし、手にしたらきっと他のものが欲しくなる(p211)
あきらめは決して悪いものではないと思った。それは解放でもあった(p238)
固くなった心と体をそっと撫でてくれる思いがした。
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100人いれば、100通りの生き方があるように
人それぞれ本当に違うもの。そんな風に全然違う人生を生きている女性たちの話は面白かったです。
内容は重めな話だけど、女性なら共感できる部分が多く、物語の中に入りやすい。
第七話 レット・イット・ビーの最後に出てくる、
「妊娠したら産めばいいし、機会がなかったとしても後悔する必要もない。ないものばかりを捜す毎日はつまらないし、手にしたらきっと他のものが欲しくなる。」
という言葉が、個人的にとても良かったです。
なんだか心が少し軽くなりました。
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産む、産まない、産めない
一つ一つ重い話だったが、丁寧に描写されていて、現実的な内容だった。死産については、とても上手く書けていたと思います。それぞれの話の例は身近にないこともあると思うが、まるで身近で体験したかの様な印象を持った。子供を持つということは当たり前ではないし、色んな背景を経て生まれた命は親だけでなく、社会全体で大切に育てていきたいと思った。