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15/1/8
妊娠、出産に悩む男女の短編集。男性の育児休暇についての『次男坊の育児日記』はできるだけたくさんのお父さんにこの気持ち共感してほしいなと思った。
産めるか産めないか、自分で決められることじゃないのに人生の大きなハードル。
不妊治療、死産、未成年での妊娠、子どもの障害...
友達に勧めたいけれどデリケートな問題すぎるかな
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歳が歳だけに気になる、耳の痛いテーマでした。
主人公達は自分よりも一回りほど年上の方たちでしたが……。
題名のままのテーマですが、なかなか様々な考え方があります。
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読み始めは全体的にもう古臭いという感じがした。2014年出版ということだったのでいまの時代感の中で妊娠や出産にまつわることを描いているのかと思ったけど、登場する女性像は目新しいものではなかったし、実際は2008年から2009年にかけて書かれたものであることを知ってなんだか納得がいった。とはいえ、小説の中でぽつぽつ浮かんでくる、産めない女性への抑圧や、抑圧を内面化してしまって苦しむ状況、といったものは、いまだに世の中に存在して誰かを追い詰めているからこそ、こうやって繰り返し描かれる題材なのだろうと思う。自分が今適齢期にありながら現実感がわかずにいる中で、妊娠、出産に関する問題意識を再認識できたのでよかった。ただし、登場人物の感情を、ときおり安易に「母性」という言葉に収めてしまっている点には、読んでて心地悪さがあった。たぶん、そういうところに古臭さを感じたのかも。
女性として、この本からなにかひときわ新しい発想を得るというよりも、繊細に描かれている、妊娠や出産にまつわる出来事にともなって揺れ動く人間関係や感情の変化というものに、共感したりできなかったりして楽しむことができた。いつか彼女たちのような境遇におかれたとしたら、わたしはどんな選択をするだろう、つよくあれるだろうか、そんなことを考えた。
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シングルマザー、不妊、男性の育児休暇、子供の障がい…
私はまだ独身だけど、将来同じようなことが待ち受けている可能性はおおいにあるし、この物語のようなことが実際に起こった友人もいる。
産むことを求められるのが女性なのかな。自分はいらないと思っていても、潜在的には求めているものなのかな。
これからの自分の在り方も考えてしまう一冊でした。
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久しぶりに、心揺さぶられる本を読んだ。
人の誕生はどうしてこうも心を揺さぶられるのだろう。
望むもの、望まざるもの、それを受け止めるもの。
すべてのパターンがしっかり描かれてており、女だからか、子供もいないのに共感してしまった。
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全ての女性に当てはまるシンプルな3択。
でも、その3択の向こう側には100人いたら100以上の物語があって…。
この小説を味わうには、きっと女性であることが大前提で、
そもそもその事で、想定読者数にハンデがある本なんだと思うんだけど、
この小説に正しく心を震わせることが出来ただけでも
女性に生まれて良かったな…と思えた。
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産む、産まない、産めない
なるほど、と思いました。
ワタシは、産めない に該当する(可能性が高い)ですが、
それはそれとして、面白い内容でした。
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色々考えさせられる短編集。。
「男の育児休暇」
「ダウン症」
についても触れられていました。。
うーん・・・
一言では言えないなあ・・・。
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いろんな状況の女性たちの8つの短編集。全体的に淡々としていたのでもう少し精神的に踏み込んだ内容でもよかった。『レット・イット・ビー』という話のなかの『妊娠したら産めばいいし、機会がなかったとしても後悔する必要もない。ないものばかりを捜す毎日はつまらないし、手にしたらきっと他のものが欲しくなる。あるがままに。』という一文が今の自分の心に響きました。
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未婚の出産、子供のできない夫婦、連れ子、育休や社会における出産の認識、死産、未成年の妊娠、ダウン症、様々な出産にまつわるエピソードでどれもが心に響いた。みんな抱えているものは様々。結婚したからいいわけでもない。みんな何かを抱え、何かを不安に思いながら、それでも生きてる。不幸を見せびらかすのは甘え。いいことも悪いことも乗り越えて強くなりたい、そして幸せを見つけていきたいと思いました。
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もっと妊娠、出産、不妊に焦点を当てた話だけかと思いきや、ステップファミリーの話、若年シングルマザーの話や死産の話もあって、多種多様な家族の短編集だと思った。
一つ一つが長くなく、さくさく読める感じ。
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妊娠、出産にまつわる短編集。
いくつかの話にに少しずつの繋がりが見えるストーリー展開が私好み。
未婚の母だったり、不妊だったり、ちょっとヘビーな話が多かったけれど、母は強いを思わされました。
子を持ち、子を育て、もうすぐ送り出年になって読んだので、穏やかに見守ることが出来たのかも知れません。
自分の時を思い出すと、やはりいろいろ思うところはあったかも。
最後の『昨日の運命』にすべて持っていかれました。
すごく良かった。
全ての登場人物に幸あれ。
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女性と妊娠についてのいくつかのエピソード。
受精して着床して生まれる、その命が育つ、
それは多くの奇跡の積み重ねだと思う。
おそらく、すべての女性という性をもって生まれた人は
必ず一度は考える。
それはいつなのか。選ぶことなのか。選べることなのか。
おそらく、
男性という性をもって生まれた人には考えない人もいるのではないのだろうか。
毎月毎月、
結構な量の血液が自分の体から流れ出るのを
見ている女でないと考えないのだ。
と、思う。ま、これは私の勝手な考えだけどね。
いろんな奇跡の積み重ねで生まれた自分の命を大切に。
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とってもお気に入りの一冊になった。何度も何度も繰り返し読みたい。主婦となり、まだ子どもを授かってないからこそ泣ける部分が沢山あった。
今を大切に。出産だけが全てじゃない。
与えられた人生を謳歌しよう。
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自分の人生について
見つめ直す
いい機会になった。
また何年かしてら
この本を読みたい。
出産のことで
考えることがあったら
わたしはまた
この本を読みたい。
2016.1.24