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久しぶりにぐんぐん引き込まれる物語に出会った!リタがどんどん強くなっていくところが良かった。強くなりすぎたリタが最後には丸くなるところも○。どうしたら、あんなに強くなれるのか。。。
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旅先の本屋でふらりと出会ってしまうような本があります。
なんとなく立ち読みをしたら吸い込まれてしまったような…。
大好きなニッカウヰスキーの父、竹鶴政孝氏の妻リタさんの物語。NHKの朝ドラにもなるそうです。
なかなか波乱に満ちた人生。異国の地で彼女は何を思い暮らしていたのか、それを感じてみたい。
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朝ドラの関連本とは知らないで、本屋で平積みになってるのを見て、面白そうと手に取りました。
物語は、感受性が豊かだけど内気で引っ込み思案な17歳のリタが春の訪れを感じるとこから始まる。
そして、彼女の人生の様々な局面が、短いシーンを切り出すように描かれる。
その行間から、いつまでも暮れない夏のスコットランドの夕方の光や父親との絆や年の近い姉妹との微妙な関係や伝統的な家庭の暖かさが伝わってくる。そして、いつの間にか、恋心や自分の道を歩こうとする強い意思や、別離や、祖国を離れた先で出会うぶしつけな視線や、戦争の兆しや、家族への思いや、すれ違いや・・・いろんなものが描かれる。
彼女の周りの人が、彼女のことをちょっぴり批判的に見てるとこも挟み込まれてて、確かに、そんなふうに思われるのも無理ないなぁって感じたりもする。でも、かえって、そのせいで、彼女のことが血の通った一人の人間として浮かび上がってくる。
森瑤子さんの作品をもっと読んでみたいなぁと思いました。
それと、この小説は英訳されているのかなぁ。スコットランドの人がこれを読んでどんな感想を持つのか、ちょっと聞いてみたいな。
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NHKの朝ドラのモデルにもなった作品?というのでしょうか。なかなか興味深いです。リタさんってこういう人だったのかしら?ってちょっと思うような・・。
朝ドラが?いろいろと違う展開のようで、今後の朝ドラ展開が気になります。
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竹鶴リタの物語、読み終わりました。森瑤子ワールドの中のリタはなんだか悲しいなあ。一生懸命生きて、愛する夫はきっと労わってくれた、でもそれ以上に日本に同化しようとすごく努力した、だけど完全にはなれなかった、それを「望郷」という題名で表したのではないか。
「望郷」ではリタの戦死した婚約者への感情の動きから描くことで、よりリタという人間の根っこのところへの理解が深まる。。子供を流産してしまい、自分の血の入った分身との生活が叶わなくなって、「初めてニッポン人にならなければならないと悟った」と描いている。そしてリマという養女との行き違いの生活を森瑤子は想像たくましく描く。ここのところがこの物語を読んで悲しく感じるところなのだ。
夫の姓になって夫の家族と住み、自分の育った土地を離れたいわゆる「お嫁さん」になった日本人の妻の場合でも、いくつになっても実家をなつかしく思いだす、というのはあるだろう。でも子供を産むことで、夫の家の跡取りの「母」となることで、新しい”夫の側の”土地での地位が確定される、という構図がある。リタはそれが叶わなかった。そこのところじゃないかな。リマとの別れの後の、威氏とも孫ともいい関係だったようだが、森瑤子は威に、「僕は何人子供がいても養子には出すまいと思う」と語らせている。
ただ、威氏のニッカのHPでのエッセイを読むと、10代後半で納得の上での養子縁組でもあったので、何も違和感はなかったと書いている。おじの会社を継ぐためのもの、であって、「リタおふくろ」「政孝おやじ」と書いているように、実父母は別に厳然として存在し、ニッカという会社、いわば大名の家督相続、仕事と養子縁組は一体、というように見える。
ともかく、この森瑤子ワールドの中のリタはけなげにスコットランド人として日本人として、精一杯その生を終えた、といえます。
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どこまでが事実で、フィクションなのかわからないが、大変な時代に異国で恋に落ち、暮らし、日本国産のウィスキーを造った夫婦の物語。
のめり込んで読む感じはなく、淡々とした文章。
もっと人物に感情移入したかったので、少し残念。
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朝ドラ「マッサン」のモデル竹鶴正孝と妻リタの話。
リタ視点での恋愛小説。
朝ドラとは関係なくずっと前の本らしい。
あの時代遠く異国に嫁ぐリタの強さと正孝のあの時代にしては愛を素直に表す男らしさが素敵だった。
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サントリーの技師が、ニッカの創業者とは。また、その妻が、イギリス人とは。学生時代、国鉄に乗ると、東京までは、サントリーを売っていて、東北線に乗るとニッカに変わったのを思い出した。好ましくはないが、海軍と戦争のおかげでニッカが残ったのは、よかった。だって美味しいのだ。竹鶴さんは、幸運の人だ。変化に富んだ人生であっただろう。
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マッサンの妻、リタさんのお話し
すごいな~とは思ったけど、
魅力的な人って感じじゃなかったな
でも、外国人なんて見たことない人ばっかりの時代に日本に嫁に来て
太平洋戦争があって…
うーん、やっぱすごい。強いな。
リタさんもマッサンも強い。
ニッカウヰスキーは、二人の愛の力が生んだんだろうな
そう思ったら、の余市蒸留所には行ってみたくなった!^^
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リタの芯の強さが伝わってくる。ドラマとは違うまっさんとリタが見えてくるかも。エリーは可愛らしい中にも母性とか芯の強さを感じる本当に可憐で素敵な女性
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「マッサン」のモデルになったリタさんのことを知りたくなりまして。ドラマが始まる前に書店に並んでいた関連本の中から森瑶子さんのものを選びました。女性視点ならリタの正直な気持ちがわかるだろうと。
なぜリタが選んだのがマッサンだったのか。ただ好きというだけで、故郷の風のたよりも届かないはるか遠い日本に嫁げるものだろうか。経緯を聞けばそれが一番自然だったようにも思えてきます。マッサンはウィスキーづくりに熱心で帰宅しない日も多く、寂しさを募らせたリタは子供を欲しがり、でも子供は産めない体で…と、国籍の違いだけじゃない困難もあって、そういうことも含めてこの二人の人生は他になかったんだろうと感じられる。お互いが生きてこられたのはお互いがいたからで、そこがしっかりしていたからきっと夫婦でいられたのでしょう。こうなると一時の感情なんて小さなものですよね。
ふるさとを懐かしむ一方、ふるさとを新しく作っていく。夫婦の関係も同じなのかもしれません。
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『ヒゲのウヰスキー誕生す』を読んで、リタから見た竹鶴夫妻の歩みを知りたいなあと思ったので、ずっと読んでみたかったこの本を購入。
分厚いけど、夢中になって一晩で読み終えた。
リタの最初の婚約者のこと、竹鶴との出会い、妹エラとの確執、日本での戸惑いなど、リタ側から見た生活ぶりがたっぷり描かれていた。特に幼少期~大学まで、どんだけひ弱な女の子だったかというのもよくわかった。それなのに日本に行くと決心して、日本人になりきって、よくそこまで頑張れたもんだなと感心。それだけ竹鶴のことを信頼してついていったんだろう。リタのお母さんが夫をうまくたてる人だから、そういう育ちも影響していると思う。
ただ、サラを養女に迎えたという展開は「ヒゲの・・・」にはなかったのでびっくり!でもこっちはリタの伝記がもとになってるので、こっちのほうがより正確なのか?
でもリタが年をとればとるほど頑固というかこだわりすぎの性格になっていって、それは自分が子どもを産めなくてサラに愛を注ぎすぎるからか?と思った。最後はちょっとリタが怖かった・・・笑
でも、こんなに愛せる・信頼できる夫と生涯一緒にいられてリタは幸せだったんだろうと思う。なかなかリタのようには振る舞えへんな~(*_*;
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文章が翻訳調な感じがして若干気になりましたが、あの時代に国際結婚をした波乱万丈なリタの人生が興味深かった。
好きになった相手に対して情が深すぎる人だからこそ、思い切ったことができたんでしょうね。
幸せの中にも苦労の連続であった彼女の人生、もし日本に来ることを選ばなければ……ということを、読後にふと考えてしまいました。
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数年前にNHKのドラマになった、マッサンこと竹鶴政孝氏のスコットランド人の妻リタさんの小説。竹鶴氏は、日本で初めて本格的スコッチウィスキーの製造をした人で、ニッカウヰスキーの創始者である。以前にドラマの原作となった「ヒゲのウヰスキー誕生す」という本を読んだが、その本は政孝の視点から書かれていた。本書も内容は似ているが、外国人であるリタがどう政孝と出会い、人生を共にし、日本に帰化していったかを追うことができる。
著者の森瑤子氏は早逝してしまったが、100冊を超える著書を遺している。本書もたくさんリサーチをして書かれたであろうことがうかがえる。著者の配偶者がイギリス人ということもあり、スコットランドの暗い天気や広々とした家といった情景がとてもリアルに描写されていた。まだ外国人、しかも白人が日本にとても少ない時代に、日本に来て文化を学び、日本人になり、政孝を支えたリタさんの苦労は想像を絶する。子に恵まれずとった養子とそりが合わなかったというところは胸が痛んだ。
望郷というタイトルなので、リタさんがホームシックにくよくよ悩む内容かと思ったが、必ずしもそうではない。時代や帰国しやすさも全く違うものの、外国に嫁いで祖国の家族を安じるという自分自身の身の上と重ね合わせ、涙を流す箇所もあった。
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ニッカウイスキーの創設者にして、日本のウイスキーの父と言われる竹鶴政孝の妻リタの物語。
あの時代に日本に嫁いできたリタの芯の強さと、戦争や差別的な当時の扱いを相続すると、その生き方に感動を覚えます。