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これは私が大学生時代に出会った絵本。
このお話の存在を知ったのは、
民話の語りを聞いたのが始まりで、
語りを聞き衝撃を受け、すぐに絵本を買った。
それを大事にとっておき、自分の娘たちにも読ませた。
これは戦争の悲惨さを訴えている絵本で、
とてもとても悲しくなる。
何度読んでも涙が止まらない。
感動の涙ではなく、
悲しくて切なくて、怖くて流す涙だ。
幼い子供に読み聞かせるには、あまりにも悲惨で難しい。
だから私は、娘たちには小学校中学年になってから読ませた。
戦争を知らない私たち。
でも、知っておかなければいけない事実もある。
そんな昔の絵本を、納戸をかたずけていて偶然発見。
決してオススメという内容ではないが、
失いたくない絵本でもある。
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戦争の儚さを感じずにはいられない作品です。
優しいお地蔵さんの怒りはそんな世界に対して放たれる強いメッセージだと思いました。
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戦争を扱った絵本。色んな意味で涙腺を刺激する作品。
いつもニコニコしてるように見えたお地蔵さん。でも、空襲で一面焼け野原になった。ボロボロになった血だらけの女の子が、一人でお母さんを虚ろに探し歩いている。女の子の目はもうほとんど見えてなくて、お地蔵さんがお母さんに見えた女の子。お母さん!お母さん!と、泣き崩れそのまま倒れこんだ。いつもニコニコしてるようにみえたお地蔵さんの表情が何時の間にかかわっていた。憎悪や悪意、憎しみに憤り、眉は釣り上がり、目は白目をむかんばかりで…………
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原爆・ヒロシマ。その悲惨さを伝える。
文も絵もすばらしい。語り用の文章が添付されている。
語っていかないといけない。
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この作品と出会ったのは小学生の頃です。
にこにことしていたお地蔵さんの表情が変わるぐらい戦争(原爆)はおそろしいものなのだと小学生ながら感じていました。
こういう作品を子ども達にも読んでもらいたいと思う。
でも贈り物としては…悩んでしまいます。
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≪県立図書館≫
小学生のころ、何度も読み返した絵本だ。
図書館で再会した。
私の子供たちにも触れさせたいと思い、借りた。
子どもたちは真剣にきき、見入っていた。
大切なことを感じてくれたら、と思う。
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1979年に初版発行。同じ年の生まれですが、この歳になって初めて読みました。
これまでも戦争や原爆を題材にした作品をいくつか読みましたが、そのどれとも違った衝撃を受け、まだ心の整理がついていません。
恐らくこの先何年もかけて咀嚼していかなければならない事だと思うので、取りあえず今は感じた事を箇条書きに。
●神仏の怒り
亡くなった人々を導く慈愛の表情ではなく、怒りの形相へと変化するお地蔵さまに、思わず「うわっ!」と声を上げてしまった。理屈ではない、根源的な畏れ。
「男女老人子どもの別なく巨大な電子レンジの中へ入れられたように、生きながら焼き殺される」(画家・四国五郎氏のあとがきより)、この苦しさ恐ろしさについては小学6年の教室の学級文庫に置いてあった『はだしのゲン』等でも学んでいたつもりだったが、『おこりじぞう』を読んで初めて「そうだ、こんな事を神仏が許すわけがないんだ」と強く思った。
しかし、原子爆弾を投下した側にも、信仰している神がいる……。
●自分の中の「怒り」の感情について
戦争にまつわる物語を読む度に、自分は悲しみよりも先に怒りを感じていた。しかし、それが何に対する怒りなのかがはっきりしなかった。当時敵対していた国に?悲惨な負け方をした日本に?
それまで優しい笑みを浮かべていた地蔵が仁王の如き形相へと変わったのを見た時、自分の中の怒りの正体がおぼろげながら解ったような気がする。それは「こんな事があってはならない」という気持ち。
●笑った顔のお地蔵さまを母と見間違える少女
私にももうすぐ3歳になる娘がいるので、尚更身につまされる。本当はあまりこういう考え方はしたくないんだれど。世界中に子どもはいる。日本にもアメリカにも北朝鮮にもイラクにもシリアにも。
●「グサグサ グサグサ」
少女が絶命した後、お地蔵さまの顔が崩れ落ちる様子を表した擬態語。何とも言えない。が、物凄く突き刺さった表現。恐らく向こう10年は忘れられないのではないか。グサグサ グサグサ。怖い。
●『おこりじぞう』
絵本は本来の『おこりじぞう』の前半部分だとか。山口勇子さんが書かれた原作も是非読みたい。
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戦争はみんなが苦しむこと、してはいけないこと、怒りが込み上げるほど愚かなことということを、短いお話だがよく伝わった。幼稚園で先生が教えてくれて、今でもずっと覚えてる。子どもにも読み聞かせた!