紙の本
ムーミン シリーズ
2023/06/11 20:17
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投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
(6巻)
冒険に明け暮れていた若い頃のムーミンパパは、なんだかこの頃元気がなくなってしまった。
一念発起して船に乗り(家族と)海へ漕ぎだす。
島にたどり着いたはいいが、灯台守が消えてしまって、明かりがつかない灯台がある。
ムーミンパパが、ムーミンママが、ムーミンが、それぞれがいろいろな思いで行動を始める。そこに灯台守らしき人も。
彼らは一体何を見つけるのか。前を向いて歩いて行けるようになるのか。気になる本です。
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海のことを理解するのは不可能と悟った瞬間、「理解する必要がないぞ!」と理解することを放棄するムーミンパパの潔さが素敵。
モランという厄災の権化のような生き物が常に生活の近くにいて、恐れながらもうまくつきあっているムーミン達は人類の手本そのものだ。
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ムーミンの世界には独特の異世界感があって嫌いじゃないんだけど、ムーミンパパは苦手。
ムーミンはまだ子供だから視野の狭いことをしても仕方がないし、そこから学ぶ姿勢も感じられるから良いんだけれど、ムーミンパパはいつもムダに威張っていて、自分が王さまじゃないと嫌なタイプ。
やることはたいてい無計画だし、自慢の知識は怪しいし、ことばの割にはたいしたことが全然できていないのに空威張りしていて、それほど反省もしないんだよね。
今回も勝手に海の孤島の灯台守になると決めて、家族を連れてムーミン谷を離れた割には前の灯台守との話はできていなかったみたいだし、島に前から住んでいる漁師さんがいるのに「ここはオレの島!」とか言って調子に乗っているし…。
灯油でアリを虐殺して大喜びのちびのミィとか、まわりのものをすべて凍らせてしまうモランとか、ダークな部分が良いスパイスになってはいたけれど、やっぱりムーミンパパは脇役で、ムーミンママとムーミンがメインのお話のほうが面白いな…と思いました。
ママはパパを毎回めちゃくちゃ持ち上げているけれど、同じ種族の男性が他にいなくて、選択肢なしの状態だったのかな~。
こんな人(ムーミンだけど…)が旦那さんってのは、いろいろと大変だろうな~。
今回は「何でもできるムーミンパパ」が、海すらも手なづけてしまうという「設定の」物語でした。
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パパ、結構わがままだし、困った時は一回寝てみるといって寝てしまって驚いた。ママは頑張ってるなと感心しました。
ミイはすごくドライで現代的。
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灯台の話をしていて話題になり、気になって読んでみた。孤島の灯台に移住したムーミン一家がだんだん変になる話だとか。
確かにそう。今更のようにムーミンパパの身勝手さとか、ちびのミイの凶悪さとかにびっくり。
最後に灯台守が戻ってきた灯台に灯がともる、のはなるほどの終わり方なのだけれど、このあと一家はムーミン谷に戻るのだろうか。
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岡田斗司夫がこの本を紹介していて、なんかすごい物語だなと思って読んでみました。
ムーミンって、思ったよりも深いなとすごい感じましたが、この本を気に入って読んでいる子どもたちを想像することができなかった。
児童書だけど、大人向けだと思います。