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42.195キロの中には、参加者すべてにドラマがあるってことはランナーなら知っていることだけど、当然ながらその周りの人にもそれぞれのドラマがあることを改めて感じた。
腹立たしいくらいに傲慢な山城にも、それを少し砕いてくれる人が存在するってのがいいね。
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面白いマラソンの話。
エリートマラソンランナーとハーフマラソンなら早い無名の選手。
その二人が東海道マラソンで競い合う。
東海道マラソンを企画する公務員の背景も面白さを引き出している。
同じ作家さんの書いたチームの続編という感じ。
マラソンは走ったことないが、こんなに一歩一歩が大事なんだと驚かされた。
良い話でした
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神奈川県知事の「世界最高が欲しい。しかも日本人が取るべきだ」。
鶴の一声で計画された「東海道マラソン」。これらの企画立案やすべての責任が神奈川県教育局スポーツ課の単なる職員である音無太志にのしかかった。
しかも「東海道マラソン」の目玉として,日本マラソン界の至宝,山城悟を出場させ,世界最高記録で優勝させようというのだ。
個人主義,他者に阿る気は更々ないであろう山城を,この大会に出場させられるのか。
音無自身,大学四年のときに箱根駅伝には出たが,八区で区間最下位,大学で陸上は引退して一県職員として勤めていたのに,青天の霹靂とも言えるビッグプロジェクトを進めていくことになる。
「チーム」で学連選抜として出場した山城と,音無,かつてのハーフマラソン日本新記録を持ちながら,不運にもチームの解散に遭い,今回この「東海道マラソン」でペースメーカーを打診されている甲本剛など,それぞれの思惑が交錯する。
主人公は県職員の音無の視点だけれど,「チーム」でも存在感のあった山城の心情もなんかたまらない。
走ることに真剣に向き合っているからこその譲れない部分があるのだろうなというのを感じさせられる。多くの登場人物の心情が細やかに書き込まれていて,ああっ,もうっという感じ。(語彙力ひどすぎ)
あんまり詳しく書けないけれど,レースシーンは圧巻。
小説に出てくる「東海道マラソン」横浜駅のあたりから六郷橋のところまでの第一京浜は箱根駅伝のコースと同じところを走る。その描写も,個人的にとってもアガるねぇ。
あと,個人的なことですが,この堂場瞬一さんの陸上小説シリーズ,「チーム」「チームII」「ヒート」の順に読んだんですが,登場人物の時系列どおり読んだほうが良かったなあと思いました。
しばらく置いておけば,内容を忘れてまた小説を楽しめる質なので,次回はそうする。
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世界最高記録を出すために新設されたマラソン大会、その名も「東海道マラソン」のお話。
記録を狙うために、ランナー、コース設定、ペースメーカーなどを準備する神奈川県職員の奮闘がメインだが、やはりレース本番の描写は圧巻。さて、世界最高記録は生まれるのか!?
横浜・関内をスタートして、第一京浜で川崎まで行き、横浜まで戻った後はみなとみらい-本牧・根岸を回るコースで、風景が目に浮かぶので読んでいるだけで走っている気分になって楽しい。
エリートランナーも、我々市民ランナーも、42.195kmを走っている間にいろんなことがありますね。
マラソン大会が普通に開催されるまでまだ少しかかりそうですが、また走れる日が来るのを楽しみにしよう!
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ええええ!!!
ラ、ラストが??!!!
チームの続編ということで、相変わらず山城は傲慢で感じ悪いなーと思いながら、不運続きのネガティブ甲本くんを応援しながら読んだ。
浦くんや吉池さんも登場でニヤリ。
音無さんや裏方の奮闘も面白かった!!
でも読後感はモヤモヤ?!
チームⅡを読めばモヤモヤは晴れるかな?!
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小説「チーム」のあとのストーリー。世界記録を出すことを目標に企画されたレースに、孤高の大城が挑む。大城のキャラは「チーム」以上に際立っているし、ペースメーカーに駆り出される甲本のキャラもいい。何より本作でもレースを走るランナーの内面を描く終盤がたまらない。ランナーなら間違いなく楽しめる娯楽小説です。
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『チーム』ん読んでからの本作。
すっかり頭は駅伝からのマラソンファン。
ただ走る選手たちのことを描いただけでなく、マラソンに携わる人たちの思惑を丁寧に描いているので、色々な視点から楽しめた。
最後!
レースの結末はどうなったのか、すごく気になるーーー!
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仕事の話が大半を占めてて、マラソンについてはあっさり終わるのでは・・・と読んでて心配になってきたが、そんなこともなかった。ラストもよい!
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山城シリーズ2 東海道マラソン、こんなに記録を狙って、ひとりに焦点をあてた大会って、本当にあるのかな・・・それほど男子マラソンが低迷しているってことなのか。今はいい選手がたくさんいて、大会ごとに気になる選手が出てきたり、トラックの選手も充実しているから、MGCみたいな豪華競演みたいのが見たい。山城を動かせるのは浦くんだけってこともよくわかった。認めないけど、浦くんは仲間だし。でも、ここまで自分のために人が動くのはすごいこと。観客のことむかつくのもそうかも知れないけど、勝手に託しちゃうのだ、選手に。
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「チーム」と「チームⅡ」の間の話。ちょっとうろ覚え。
最後の山城とラビット役の甲本のデットヒートは楽しくなった。
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神奈川県に世界記録を目指すマラソン大会を開催するまでの経緯と本番で日本記録保持者の山城とペースメーカーの甲本のデッドヒートを繰り広げるまでの話
この本では勝者が書かれない
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チームの後に読みました。
山城さん、浦さん、吉池監督。甲本さん。
みんな、人間臭くて好きでした。
山城さんと浦さんの関係、浦さんの人柄がよかった。分厚くて、大丈夫かな、と思ったけど、おもしろかったです!
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気持ちがいい作品。
一緒にマラソン走ったり運営してる気持ちになれる。
コースについて、ランナーの気持ちについて、深く知ってる人が書いていることがわかる。
絶対エース山城の焦りと人情的な部分を見ることができる貴重な一冊!