投稿元:
レビューを見る
読み終わりました!
夏祭りの夜の独特な雰囲気が味わえます!
。。久しぶりに縁日へ行きたくなりました(笑)
牡丹さんの作る飴細工。。
美味しそうだったな(〃゚σ¬゚)ジュルリン..
私の傍にも妖怪さんがいるのかな。。
もしいたらどんな妖怪さんかな・・と気になりました!
もう一度やり直したい・・・
あの日の過去に戻りたい・・・と誰もが思うこと。。
私もそうです。。
だから叶義さんの想い共感です・・・
このお話は、回を重ねるごとに
最初はどうなることかと思っていましたが
ラストにいくにつれ優しく紐解いていく
そんな素敵な小説です!
私も。。ハッとさせられることばかりでした・・・
紅玉さんの作品、初めて読みました!
「ガーデン・ロスト」「19-ナインティーン-」も
読んでみたくなりました(〃^^〃)
それにしても…蜜香ちゃんに道理さん
個性的だったな(笑)
叶義さん×牡丹さんのコンビ好き。。
続きがちょっと気になりますね♪表紙も素敵です!!
投稿元:
レビューを見る
少女を書くことがほとんどの紅玉さんが『男の人』主体に書いた作品。
全体の感想としては、ちょっとぼんやりしすぎているかなぁ、という感じ。祭り、飴細工、妖怪、など題材はいいとしても主人公サイドに突っ込んだ話がなかったのは、うーん…。
曖昧なまま始まって曖昧なまま終わってしまったので、もうちょっと掘り下げてほしかったなぁと思う。
投稿元:
レビューを見る
一周目は誰が誰なのかよくわからないままで読んで、二週目は誰が誰なのか理解して読んで。不思議な雰囲気がやっぱり好きです。
投稿元:
レビューを見る
幼い頃神隠しにあい、それ以来あやかしを視るようになった叶義と、その姿を飴細工にうつすことで憑いている妖怪を祓う牡丹。そんな二人が営む妖怪飴屋を舞台に描かれる連作短編4編。
後半2編では、訳ありの過去をもつ二人が、過去と向き合い、前に進む姿が描かれる。
人生を初めからやり直せるとしたら…。
後悔などしたことのない牡丹と、後悔だらけの叶義。正反対の2人が一緒に居ることで、欠けていたものを手に入れ、止まっていた時間が動き出す。周りにも自分にすら興味を示さない牡丹が、最後に見せた少しの執着に心が暖かくなる。
投稿元:
レビューを見る
あやかし飴屋がつくりだすのは、世にも不思議な妖怪飴。
お祭りに行きたくなる話。
テンポも良くて読みやすいけど、なんだかちょっと物足りない感。
投稿元:
レビューを見る
蜜香がとても魅力的だった。
そして予想通り、牡丹と叶義の関係に夢がいっぱい詰まっていた。嫌いじゃないけど、赤い着物の女の子のことがもっとたくさん描かれると思っていたので「あ、あれ?」って思った。
投稿元:
レビューを見る
電車のお供に連れて行って、ぱらぱら読んで、ようやく読み終わりました。
持ち歩くなら、これくらい読みやすい本がいい。
というのは、個人的感想で。
物語の内容は。
妖怪の見える叶義と、その妖怪を飴で表現することのできる牡丹の二人が主人公の物語。
牡丹のことを「美しい」と思う人の身近には妖怪がついている……という話だったのだけれど。
読んでて思ったのが、どんなあらすじの形をとっていても、根底に流れるものって一緒だなって思いました。
紅玉先生の本は紅玉先生の本だった。
ただ今回は登場人物が「女の子」じゃなかっただけ。
なんだってそう思いました。
「においが一緒だー」って思ったんです。
最初、読み始めた時にはちょっとだけ、京極先生の本のにおいに似てるかもしれないってちょっと思いました。
でもこれは、先入観で、この作者さんが「京極先生の本を読む人だ」って頭がこっちにあったからかもしれないし、本当にただただ単純ににおいが似ていたのかも知れない。
あっ、でもそれは決して悪い意味で言ってるんじゃなくて。
好きなものに触れると、それを食べちゃいたくなるし、きっと親和性が高いから自分の中に知らず知らずのうちに血肉となっていくものだから、当たり前なんだと思う。
でも読んでるうちに、どんどんその感覚が薄れていって、最後は作者さんらしさで終わってた。
この話の裏テーマって「選択すること」なんだろうなって思った。
いつもは女の子がしている選択を少年だった青年が、今回はした。
自分の選択に後悔しかしなかった青年が大人になって最後に下した選択は……という話。
そういうことかあ……って思った後に。
ふと自分の選択を振り返った。
実は私、人生において、たった一つだけ後悔している「選択」がある。
「何でそんなことをしちゃったんだろう……」という頭の痛くなるような選択で、今もその選択の結果に常に振り回されていて、ずっと後悔継続中なんだけど。
さて果たして、そこで別の道を選んでいたとして。
私はその結果に後悔しなかっただろうか?
って思ったら自信ないなあ……って思いました。
例えば別の選択肢を選んだとしても、選ばなかった道を羨んで後悔するような気がする。
結局、選んだ道で何をするかが大事なんだろうなって思いました。
そしてやっぱり登場人物は優しすぎて。
こういう人たちの中で、ちょっとゆっくり休憩したいと思いました。
ありがとうございます。
投稿元:
レビューを見る
子供の頃にあやかしに関わり、彼岸の者を見ることができる青年と、見ることはできないけどあやかしの姿を飴に移すことのできる青年。飴屋をする二人の
お祭り、神社を舞台にした不思議な物語でした。
二人と二人に関わった人々の成長物語でもあるのかな。
言葉も美しく、雰囲気好きだなあ~とは思ったのですが、どうにも物足りないなさを感じて(^。^;)
句読点の打ち方も、少し苦手。ちょっと読みにくかったです。
投稿元:
レビューを見る
紅玉さんの新しいやつ。
一つずつが、完結していてとても読みやすい。
読んだ後の、フラットな読みごこちに、あぁ。となった。
紅玉さんの女の子は本当に可愛くて、おてんばでイキイキしてるから蜜香ちゃんにやっぱり惹かれる笑。しっかり、日本のお話だと、振り返るとそこに登場人物がいるかのような自然さがあって。ここは、この作品で初めての体験。
巻末にあった作品リストを眺めたら、こんなにあるのねと。紅玉さんは、まさに、ページを開くとそこから世界に引き込まれるような作品ばかりだな、と、題名をみるだけで、世界への窓を覗いた気分になる。好きな作品ばかりです笑
投稿元:
レビューを見る
人に憑いたあやかしを排除しても良い方に転ぶか悪い方に転ぶか分からないという設定は面白いけど、いまいち白黒ハッキリ掴めなくてモヤモヤ。でも、まあ悪くは無かったです。これ一冊で完結してるようにも取れますが、牡丹の出自がまだ良く分からないのと、蜜香や道理のキャラもまだまだ生かせそうなので、続編あるかな?
投稿元:
レビューを見る
妖怪が見えるだけの優しすぎる人が祓う力を持つ人と共に各々の事情により憑かれてしまった人を救ったり救わなかったりする。
設定はありきたりだけど、それを難しい言葉を使わず読みやすくまとめあげているのでするすると最後まで読めました。面白かったです。
しかし紅玉いづきの新刊!と思って読むと物足りません。
デビュー作を始めとした人喰い三部作の一度読み始めたら目が離せなくなるような鮮烈なキャラクターがこの作品にはいません。ミミズクのようなトトのようなアルテシアのような不器用で歪で美しい女の登場を勝手に期待していた自分が悪いのでしょう。
比較対象さえなければさっぱりとした読みごたえでよかったと思います。
投稿元:
レビューを見る
古本屋で購入。
『ガーデンロスト』を読んでいて女の子の描写に惹かれていたけれど、男の子をどう書くのかなと期待多目でした。
あやかしという非日常エリアだったので、思っていた描写ではなかったかな。
それでも、牡丹がみせた執着と、叶義が見せた進む一歩は、この世界に限らない、わたしたちの中にもあるものだと。面白かったです。
投稿元:
レビューを見る
視えるだけの人と、創るだけの人。
久しぶりに紅玉さんの本を読んで、少女漫画のようだなと思った。悪い意味ではなく。男性が主な登場人物だけれど、女性が思う綺麗な男性像というかサラサラしたキャラクターだと思った。語彙ぃ……。救っていく物語だけれど根にある仄暗さはやはり紅玉さんの文章の雰囲気を強く感じました。とても句読点が多いように感じたのですが前からこうでしたか…ちょっと読み返したい。
主要キャラが救われたような雰囲気を出しつつ、スタートに立ったところで終わっている気がするので続いていくことを期待します。
投稿元:
レビューを見る
【あやかし飴屋がつくりだすのは、世にも不思議な妖怪飴。紅玉いづき、待望の最新作! 】
「俺は、多分、なんだって、視える」
「僕は、大体のものは、つくれますから」
皮肉屋の青年・叶義は幼い頃、あやかしの神隠しに遭って以来、いかなるものも“視えないものはない”という。妖しい美貌を持つ飴細工師・牡丹はその手で“つくれないものはない”という──。
二人の青年が営むは、世にも不思議な妖怪飴屋。奇妙な縁に惹かれた彼らは、祭り囃子の響く神社で今宵も妖怪飴をつくりだす。人と寄り添うあやかしの、形なき姿を象るために。あやしうつくし、あやかし飴屋の神隠し。
投稿元:
レビューを見る
妖怪飴屋を営むふたりの青年は、境界の曖昧なものに形を与えて顕現させ、干渉する。その結果を善くするも悪しくするも人の情で、顕現した存在に善悪の境界はない。
物語の初めのうちは形を与えられくっきりと浮かび上がるのはあやかしといういかにもこの世ならざるものであったけれども、終盤においてのそれは人の心であったように思う。
信頼関係とか、後悔とか、長年曖昧なまま抱え続けた想いにきっぱりと向き合って、前に歩き出す姿は、読んでいて気持ちいい。
続きが出たらきっと楽しみに読むと思う。このふたりの仕事風景をまた眺めたい。