紙の本
色っぽい!
2017/02/12 20:02
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投稿者:かすみ草 - この投稿者のレビュー一覧を見る
朱川さんが素の男言葉で話す場面、女将のときとのギャップが素敵でした。
単なる温泉地の話だけでなく、その成り立ちに纏わる双子への認識など興味深く読みました。
紙の本
女装攻め
2016/10/27 15:51
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投稿者:ゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る
あとがきにおかみは受けの予定だったけど、たおやか美人受けより女装攻めとしっかり者の受けを書きたかったのでこの設定になったとかいてあり、なるほどなと・・・温泉地のいざこざやお互いの特殊な境遇、偶然の出会いなど相変わらず盛りだくさんなのにすとんと落としてあるなあと思いました。BLに期待されるエロシーンは少なめなのかなと思いますがキャラのセリフなどはおおっと読ませるところがありよかったです。
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女装をして温泉旅館の女将をやっている攻めと小さな出版社の編集をやっている受けくん。
攻めの朱川さんが男に戻った時の、Sっぽさがたまらなかったです。
物語としては、ほのぼのでもなくサスペンス!といったほどの盛り上がりも少ないですが、本棚には置いておこう、と思えるくらい面白かったです。
ただ、わりと展開というかオチが読めてしまったのがもったいなかったな…と思いました。
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温泉の女将!高身長美人女将攻。表紙もなかなか良い感じです。
ひなびた温泉町に取材にやって来た穂積は、苦労人でしっかり者だけど大人しい性格。そんな穂積がとても心惹かれるようになってしまったのが、老舗旅館を切り盛りする女将の朱川です。
…美人だし。…力持ちだし。…前にどこかで会ったような気がするし。
穂積は、頑張り屋さんで真面目だけかと思ったら、嗅覚は鋭いです。
勝手にラブコメだと思い込んで手に取ったけど、実はじわじわと切なくさせられるシリアスものでした。
話の先がとても気になる展開です。
朱川がミステリアスで魅力的なので、彼(彼女?)のことをもっともっと知りたくさせられてしまうんです。
朱川はどうして女将をやっているのか?とか、穂積との過去の接点は?とか、謎はいろいろ。
温泉町の生き残りをかけた人々の努力と人間模様を織り交ぜつつ、朱川のこれまでの人生が徐々に解明されていきます。
沢山の伏線があちこちに用意されています。
タマとか、休館日とか、トンボ玉とかかなりいっぱいあるので大丈夫かと思っていたら見事にすべて回収されていました。それだけじゃなく、どのエピソードも胸にくるものがあってとてもよかったです。
エロ的には、突出した何かがあったわけではないけど、女装攻と言うのはそれだけでかなりの威力があるのだということを再認識しました。朱川の色気に湯あたりしそうに…!
時々男口調になるところに何度もドキッとさせられてしまいました。
鉄壁のリードをとる男前女装とド天然DTの組み合わせは理屈抜きに萌えました。
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女装をして女将として温泉街のために働く朱川さん。なかなか穂積と向き合ってくれないじれったさと、時折見せる素の姿での振る舞いに翻弄されます。
最後、温泉街の住人たちの優しさに、思わず涙が出てしまいました。