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10名の作家による怖い話のショートショート。
タイトルと表紙からホラーを期待していたがあくまで「怖い話」なのでホラーの他、人間関係、裏切り、愛憎などなどドロドロした話も収録…というよりも大半そっちの話。
序盤の「リリーの災難」「ジョージの災難」「初孫」に関してはホラーじゃない故に気持ち悪い怖さ。結論として生きた人間の方が何十倍も太刀が悪い。
ホラー系は「履惚れ」「ガプグラ」が好み。連作では倉狩さんの美術室の実話の登場人物がいいキャラしていてシリーズ文庫化しないかなと淡い期待。
ホラーとしてはいまいちではあったが、面白い話はあったのでやや満足。
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怖いというかなんというか、、内容もありがちだしな。美術室シリーズはなんなんだ?何故シリーズ化?だし、微妙だし!ジョージの災難は面白かった!本トリック!
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ショートショートホラーのアンソロジー。さまざまな形の恐怖が描かれているけれど。うーむ、どちらかといえば超常的な恐怖よりもむしろ現実的な恐怖の方が多い気が。こういう話は実際に怖い……。
お気に入りは中山七里「ふたり、いつまでも」。おそらくこの状況に置かれたとしたら最大の恐怖を感じるだろう作品。嫌すぎます。
真梨幸子「リリーの災難」「ジョージの災難」も好き。これは怖いというより笑える話ですけど。それでもこういう人がもし身近にいたら……怖いよね。
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怖いというより気持ち悪い話でした。せっかくのアンソロジーなんですから、もっとバラエティに富んだものを集めてほしいですね。人間同士の特に男女間のゆがんだ性的関係で嫌な気分にさせるミステリーが流行していますが、みんながみんなそういう傾向の作品を書きすぎて、飽きてきます。正統派の幽霊話が読みたかった。
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ショートショートのホラーだな
さくっと読めるから気軽にはじめて気軽に終われる。酔ってても大丈夫。物語としては、ラストのすき焼きがインパクトありかな。
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百田直樹「幸福な生活」を思い出すような、生きてる人間の怖い話アンソロジー。
「何だこれ」と思うような話(あの状況でツイッターするわけないじゃん)から色々。幽霊系の話ももっと入れてくれたら良かったかな。
怖い話…登場人物は恐怖なんだろうけど、読者からするとそんな怖くない…と思ってたら最後にすごいのぶっこんできたな。(すきやき:平山夢明)
装画:西島大介
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2015年、41冊目はアンソロジー(?)。「このミス」のショートシリーズ。
団鬼六のコッテリ官能長編の後、軽いモノを欲しました。また、ラーメン屋の行列待ちを想定した、チョットの隙間時間の活用にチョイス。
ショートの怖いはなしが10作家、27話納められてます。実話怪談的なモノから、(ライト)ホラー、イヤミス的なモノと「怖さ」の方向性はそれなりに色々取り揃えております。
お気に入りは、ラストの平山夢明『すき焼き』が、らしさ全開でダントツ。真梨幸子『リリーの災難』『ジョージの災難』はイヤミス風コメディなオチで大笑い。中山七里『ふたり、いつまでも』は予想してた展開だが、オーラス、半ヒネリ効いてた。後は★★☆☆☆~★★★☆☆の作品がほとんど。
このシリーズは隙間用には、イイが、単独作品読みたいとまではなかなか行かないのよね。
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ショートショート、ていうのか、短編は、ある意味どんでん返しがおもしろい。
あぁ、そうキタか、と思わせる話がどんどん出てきて。
おもしろかったっすわ。
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怖い話が読みたくなって偶然図書館で借りました。
内容は怖くないのと本当に怖いものがありましたね。
グロくて下品な作品があったので最後のほうはパラパラ読み
してしまいました。
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短編、怖い話ばかり。
幽霊系の怖い話ばかりかと思ったら、初っ端は不思議話。
その次と次が対になった状態の話でしたが
こちらは精神的に…。
てっきり…と思っていたら、な騙され感満載でした。
もちろん(?)ごく普通の、そちら系の怖い話も。
1人でも読める話が多くて、良かったです…。
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5分で読めるということなので本当に隙間時間で読もうとしていたら思いがけずに本当に怖かったのでびっくりしました。5分程度と甘く見ていてすみません。柚木さん、中山さんはどっしりとした上手さで安心して読めます。平山さんは2編とも短編でもしっかり彼らしいお話で読後の余韻がすごいです。真梨さんのタイプはある意味彼女らしいのでしょうが私はあまり好きじゃないです。初読み作家さんで印象的だったのは倉狩聡さんの「美術室の実話」林由美子さんの「喉鳴らし」。収録されている他の短編もよかったので他の作品も読んでみたくなりました。
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Amazonで"真梨幸子"ないしは
"柚月裕子"、もしかしたら"中山七里"で検索をかけた時に
引っかかったアンソロジー。上記の3人に加え、井上雅彦・
倉狩聡・岩井志麻子・小路幸也・戸梶圭太・林由美子・平
山夢明の全10名が参加した作品。この人選なら間違い無し、
ということで購入してみた。
いわゆる「ショートショート」に分類される作品集で、合
計26篇。どの作家も独特な世界観があり、手法や内容は様
々なのだが、統一されているのは「恐怖」。ホラー・オカ
ルト的な話が多いが、日常生活上の恐怖を題材にした作品
も。タイトル通りどれも5分もあれば読めるので、ちょっ
とした移動時などに最適。
印象に残ったのはやっぱり真梨幸子作品。この本では連作
となる2作が読めるのだが、どちらもまぁ、相変わらず悪
意の香りがプンプン漂う快作。短い中でもしっかりとミス
リードを誘ってくる構成も秀逸で、読み終わりで盛大にニ
ヤニヤさせていただいた。
そして、意外だったのはエッセイ的な文体で攻める岩井志
麻子の作品。ノンフィクションなのかフィクションなのか、
今も釈然としないのだが、淡々とした文章の中になんとも
言えない薄気味悪さが漂ってるところが凄い。テレビで見
る限りはかなりいっちゃってるオバさん(^^;)なのだが、
この人もまた大作家の一人である、ということを改めて認
識させて貰った。
非常に良い本なのだが、こういうのこそ出来れば電子書籍
で読みたいところ。宝島さん、なんとかしてくれないかな
ぁ・・・。
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怖い話といっても色々で、どちらかというとイヤミス系の話が多かった印象。
本当一話5分くらいで読めるので、ちょっとした移動時間の暇つぶしに最適でした。
お気に入りは、短い中にきっちりどんでん返しを仕込んでくる真梨幸子「リリーの災難」ラストの平山夢明「すき焼き」も強烈で好き。
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前に読んだ「5分で読める背筋の凍る怖い話」の方が面白かったかな。こちらの方が先に出たらしいけど。
【収録作品】(目次順じゃなく作家別)
井上雅彦「横切る」「赫い部屋」「履惚れ」「蘭鋳」「蛇苺」
真梨幸子「リリーの災難」「ジョージの災難」
柚月裕子「初孫」
倉狩聡「美術室の実話①〜③」「カプグラ」「混線#119」
岩井志麻子「はいと答える怖い人」「浮き浮きしている怖い人」「怖がる怖い人」
林由美子「喉鳴らし」「ひとでなし」「娑婆」
平山夢明「トイレまち」「お遍路」「すき焼き」
戸梶圭太「TL殺人」「ママ、痛いよ」「生き残り」
小路幸也「ぬらずみ様」
中山七里「ふたり、いつまでも」
好きだった、というかインパクト強かったのは以下2作。
「ふたり、いつまでも」
階段から落ちて内臓破裂の重症を負った妹に対する姉の心情。正直結末は予想出来てしまったのだけども、より恐ろしいやつだった。脳死になった人がどうだったのかなんて誰も知ることができないもんね。勝手に痛覚無いものって判断しちゃってるかも。怖っわ〜。
「すき焼き」
年寄り夫婦に善良な顔して取り入り金を巻き上げた若者の食らった強烈なしっぺ返し。エグいです。平山さんらしい作品。
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たった3ページで、見事にひーーーーーーー!!!
ってさせてくれる。
普通に怖いからすごいよね。
世間話風に語られて、読み終わって、、、
、、、、、、
、、、、、、
え?
ひーーー!!!!!!!!
ってのもあって、時間経ってから思い出して、ゾクゾクさせてきたりするんだわ。
すごい。ホントに1話1話は5分足らずで読めます。
退屈だーいやー退屈だなーってひと。おススメ。笑笑