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第1部第6巻、南下しての一休みといった感じで。
アルスラーン、アンドラゴラス、ルシタニア、そして、ヒルメス、
そんな四者四様の立場と状況がない交ぜになりながら、
徐々に一つの方向性を指し示すことに。
全ての始まりはアトロパテネでの会戦、
そこでの勝利と敗北がもたらしたそれぞれの結果、
それが再びひっくり返されることになるわけですが、、
今巻はそれらへの伏線がいくつか張られるような感じで。
さて、次巻はいよいよ決戦です。
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アンドラゴラスとアルスラーン、両者への思いに板挟みになり、孤軍奮闘するキシュワードに陰ながら声援を送りたくなる。
次巻はいよいよ第一部完結編。アルスラーン出征の秘密も明かされるらしい。ドキドキ
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6巻です。
王が復活し、アルスラーン王子は事実上追放されます。が、仲間たちも一緒なので安心安心♪
港町ギランを本拠とし立て直しを図りますが、この街が明るく開放感があってとてもよい感じ。今まで荒々しい戦場や陰鬱な雰囲気の城内でのシーンが多かったのでよい気分転換になったのではないでしょうか。その上、王子が海賊を滅ぼし、総督を公正に裁き、街はいいことづくめ。
ガンバレ王子!国王の座は近い!
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2016年11月現在、荒川弘の絵でアニメ化されたのはこの巻までです。「風神乱舞」はアニメのサブタイトルにもなっていました。
ギランの街に移動したアルスラーン一行の話に関しては、アニメと比較するととですが、シャガードの人間性がさらっと書かれているように思えました。もしかしたら、アニメで見ていた分、新鮮味にかけていたのかもしれません(あまりアニメとばかり比較するのも良くないですが)。
それぞれの内心が垣間見えるのが小説の良いところですが、アルスラーン達よりも、個人的にはキシュワードやギルカールの内心が読み取れるのが凄く良かったと思います。アルスラーンと道は違えていますが、彼らは彼らなりの葛藤があって、人間らしいといいますか、アルスラーンにとっては味方といえる立場ではないのでしょうが、彼らに同情をしてしまいました。一方で、アルスラーン達は純情に進んでいるように思えました。
この間ではザッハーク側の陰謀も見え隠れするので、その点も今後どうなるのか気になりました。
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アニメ第二期の部分(アニメではほぼダイジェストのようだったが)であり、ギラン編。ギランではアルスラーンが総督府を王太子府にするまでの話だが、各所では大きな出来事が起こっていた。アンドラゴラス王の挙兵、トゥラーンの猛攻、ヒルメスとイリーナ内親王の再会など。アニメでは描かれなかった二回目のパルス軍とルシタニア軍の決着が書かれている。
ここから、更に物語は加速していくためのステップのような気がする。
※この先の展開は知っていますが、敢えて書かない。
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アルスラーン戦記6作目。
前作で事実上の追放となったアルスラーン一行様。
西へ向かう王都奪還の旅はちょっと一休みして、
パルスの南、港町ギランへ。
まぁ勿論、ナルサスには思惑があって、
着々と準備は進んでいる感じですが。
サクサクというかビュンビュン話が進むし、
すがすがしいくらいはっきりとした悪者も登場して、
アルスラーン一行がきっちり始末してくれるので、
勧善懲悪ですっきりします。
主要人物達が皆それぞれ活躍するし、
主人公が成り上がっていくこの感じは、はっきり言って好きですね。
アルスラーンは最初から王太子ではあるけれど、
まぁ王様から思いっきり冷遇されていて、
でも仲間がだんだん増えていく、この感じ。
ずっしり読み応えがあって考えさせられる、というのではないですが、
予定調和の結末に向けて安心して読めます。
次回作は第一部の完結編とか。
楽しみです。
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再読読了。戦争で最も大切なのは戦闘そのものではなく、相手を上回る兵力とその兵站とそれを支える経済力である、ということを、同じ著者の銀英伝で学んだ若かりし頃。
今巻では、パルス南方の港町ギランでの、特にその軍資金集めが焦点。ギランに漂う異国情緒というか、シルクロード感の描写は好み。
ちょっとナルサスの計略はことごとく上手くいきすぎな感はあるけど、まぁその辺は主人公(の一味)補正か。
ルシタニア王弟ギスカール、銀仮面のヒルメスと、各敵キャラの懊悩も深まり、戦闘描写少なめながら、物語の厚みが増してきた。
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ルシタニアさんは完全に時を失ってしまいました。
押せない引けないどうしようもない。
やめさせてもらうわ!ってできたらいいのにね。
というか、王様たちがいないままの国は一体どうなってるんだろう。
帰りたくても帰る場所もないトゥラーンの国の人たちみたいなことになってしまうとどうしようもないですね。
帰る場所がないのはアルスラーンさんも同じなんですけど、こちらはとても楽しそう。
むしろ今の方が楽なのかもしれません。
それでもお金は大事ですけどね。
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面白いね~…。そして、いいペースで読んでおります。
著者は筆が遅いとよく言われてる(らしい)けど、3巻の「落日悲歌」が昭和63年に発行されてるんやったら、1年に2冊ぐらいは刊行されてるんちゃうん…。
遅くないやん~。どうなの、そこらへん。
ちゅうことで、20年近く前の本やで!? イヤァ、時代を超えて面白いです。
ここまで時代を感じさせないのは、舞台が架空の世界の大河ドラマやからかもしれへんな。
薬師寺涼子氏のシリーズみたいに現代モノやったら、それはそれで時代の流れを感じるんかもしれへん。
さて、そんなこんなで今回何が一番アレって、アンドラゴラスパパの年齢が45歳やったことかな…。
エッ…。私と、4つしか違わんの…!?
………。
(何とも言いようのないショック)
アンドラゴラスパパが45歳なわけやから、作中の登場人物のほとんどが20代か30代になるわけで…。
この本を最初に(私が)読んだのはハタチそこそこやったので感じひんかったけど、フォーティーズとなった今では、みんな、アグレッシブやねェ…、と、思わずにいられない。
一国の城主となろう人なら、このくらい常にフル稼働でないと無理なんやろうね…。あっちこっちで不測の事態とか、服芸とか、舌戦とか、喧嘩(平たく言いすぎやろ)が勃発してて、なんかもうもうちょっと落ち着きなよ…と、思った。
今回のアルスラーン一行は南の街へ行ってのんびりバカンスがてら(ありえない)(国同士の駆け引きに関係ないような)海賊伝説でも紐解くのかとちょっとぐらいは思ってたけど、そんな展開は1ミリもなかった。
イヤ…。今までに比べたら比較的おとなしい展開やったんかもしれへんけど、そのぶん、パルス本国やらルシタニアたらシンドゥラたらで、寝る暇もなくみなさん暗躍してらっしゃったわ。
読んでるほうが疲れるわ。笑
でも、次作が「王都奪還」と、なるらしく、いよいよ王都を奪還するのね~!
って、王都ってもう、どこ(笑)?
ちゅうかもうぶっちゃけ、誰が(笑)?
まあまあ、それは次回のお楽しみにしとく。(ええー)
そして第一部の終了らしい。
なるほど、今回はあっちこっちの伏線が回収されつつあったよね!
著者の伏線のたたみ方、好きやわ~。めっさ広げはるやん。でも、見事に収まっていかはるやん。爽快やんね。
とにかく次作。早く続きを読もう。
■■■■
■襁褓 むつき
おしめ。おむつ。
■征旅 せいりょ
1 《「旅」は軍隊の意》討伐に向かう軍隊。遠征軍。
2 いくさのたび。
■とつおいつ
《「取りつ置きつ」の音変化。手に取ったり下に置いたりの意》考えが定まらず、あれこれと思い迷うさま。「将来のことをとつおいつ考える」
■知悉 ちしつ
知りつくすこと。細かい点まで知っていること。
■蓋世 がいせい
世をおおいつくすほどの手腕や気力があること。
■殴殺 おうさつ
なぐり殺すこと。
■諧謔 かいぎゃく
面白い気のきいた冗談。しゃれ。ユーモア。
■■■■
前後の文脈から意味合いはなんとなくわかるけど、それにしても、わからない言葉が多いなあ。
(2017.07.23)
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十二国記にはまっているのを見た旦那さんから勧められたアルスラーン。
どちらも面白いけど・・・
アルスラーンの最初っから周りの人にいろいろ助けられ、優秀な配下がそろっているのをみると、初期の陽子の孤独な戦いが本当に切ない(´;ω;`)
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南に追放されてしまったアルスラーン達がどうなるやらと思っていたけど、安定のナルサスの策と一見影が薄そうなアルスラーンの時たま見せる王様の気質が相まって無事大きな軍を手に入れられてよかった。
それにしてもヒルメスやアンドラゴラス達の状況がかなり複雑に絡み合ってきたどうなるやら…
続きがかなり楽しみ。
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父アンドラゴラスから事実上追放されたアルスラーンは、南の港町ギランで海賊退治をする。メルレインとエトワールの出会い、ヒルメスによるイリーナの救出、アルフリードとメルレインの再会、アンドラゴラス率いるパルス軍とルシタニア軍の大規模戦闘。キシュワードは苦労が耐えなくて大変だなあと思った。
囚われのイリーナ姫のことを、ヒルメスがきちんと助けてくれてよかった。
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アルスラーン一行がゾット族に囲まれる
ゾット族との協力関係成立
南方の街ギラン到着
海上商人の協力を得るため海賊退治することに
ナルサスの旧友シャガード
総督への小芝居
海賊退治成功
パルス軍キシュワードがナルサスの策を使いトゥラーンを壊滅
イルテリシュが魔道士に捕らわれる
イリーナがイノケンティスを刺す
イリーナをヒルメスが救出
メルレインとエステル
シャガードを海賊もろとも討伐
ギランの街が王太子に忠誠
メルレインとエステルがアルスラーン一行と合流
アルフリードとメルレイン再会
ジムサとザラーヴァントがペシャワール城脱出
ヴァフリーズからバフマンへの密書をキシュワードが発見
タハミーネに渡しアンドラゴラスが燃やす
パルス軍VSルシタニア軍
アトロパテネ以来最初の激突パルス勝利
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追放されたアルスラーンと仲間は港町のギランへ到着。
まさか、ナルサスの旧友のシャガードが黒幕だとは思っても見なかった!
シャガードがナルサスを殺そうとした時、ダリューンが助けるシーンも好き!
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前巻の最後に、父王であるアンドラゴラスより,実質の追放命令を受けるアルスラーン!?
しかし彼に従う仲間がいた!
ダリューン、ナルサス、ファランギース、ギーヴ、エラム、アルフリード、ジヤスワント!
アルスラーンは彼等を引き連れ、一見平和そうなパルス一の港町ギランを訪れる!
新しい仲間と、かつての仲間達との出会いを予感させる!!!!