投稿元:
レビューを見る
正直そこまでして探したいものか、守りたいものかと。
自分が昔の沙村さんレベルのロシア知識しか持ってないからだろうけど。
話の展開の仕方や見せかたは流石だったしラストも嫌いではなかったけど、読み終わるまですごく時間がかかった…ロシア語頭に入りづらい…
投稿元:
レビューを見る
2014 8/19読了。
革命後のロシアが舞台の、表紙にもなっている不可解な二人連れの男女の話。
おっさんがツンデレ。
投稿元:
レビューを見る
おっさんのツンデレって、あとがきに書いてあって、まぁ、その説明がすべてだなぁと。
うーん、こういう関係は成立することはあるのだと思う。でも、それが正しいのかどうかは、微妙に思ったりもします。男に都合がよい感じが、ちょっとする。
最終的には、2人の関係性ってことになるんだと思いますが。
伝わるのは針の穴みたいな確率で、これをやって、「実は優しさもあったのに伝わらなかった」とか言って憤る男がいたらそれはいやだなぁと。
というか、自分がそういう男になりそうでいやだなぁと思うんだろうねぇ。
投稿元:
レビューを見る
表紙と帯でわかる設定だけでも美味しいのに、中身はもっとよろしかった!沙村さんは1巻完結もののほうが好みだなー
投稿元:
レビューを見る
ずっと気になってた漫画家さんで、表紙に惹かれて思わず購入。構図やらコマ割りやら表情やらがとてもとても好きで世界観もあいまってどっぷり浸かったまま読み終えることができました。が、ビエールカをはじめ女性の立ち位置に文句を言いたくなるのは、作者さんが男で私が女だからかと思うと複雑…。
投稿元:
レビューを見る
全1巻。kindle有り。
1916~、ロシア。
フィクション、実在の土地・登場人物が出てくる。
「1933年、ソビエト連邦カレリア自治共和国。
とある別荘(ダーチャ)の管理人であるイリヤ・エヴゲーニヴィチ・ブイコフは、
車椅子の少女・ビエールカと物言わぬ従者・シシェノークに出会い、
奇妙な賭を申し込まれる。
なぜ彼らはこの地を訪れたのか、どこからやってきたのか。
そして互いだけを頼りに生きる二人が背負う、密かな宿命とは――。
とある名家にまつわる、喪失と奪還の物語。」
フィクションのストーリー中心ですが、
ロシアからソ連へ、ロマノフ王朝の最後が少し描かれてる。
感想・独特のムードの作品。
気軽に読み流してるとん?とひっかかったので、
じっくり読みなおしました(笑)
エログロ・・・という程ではないけど、そういう描写もすこーしね。
投稿元:
レビューを見る
歴史のもしもこうだったらをロマンチックに描いていて、意外でした。後味悪くて引きずるタイプの話かと思ったら、意外に爽やかだった。
投稿元:
レビューを見る
よもや歴史ものだったとは。とはいえあまり大きな話にせず、一つの小さな、ありふれた物語としてまとめた点に好感。絵柄も含めて美しい一冊。
投稿元:
レビューを見る
帝政ロシア崩壊前後を舞台にした歴史ミステリー。
シシェノークとビエールカの関係性がよい。脇を固めるのも、一面だけではとらえられない癖のある人物ばかりで、おもしろかった。
エゲツナイ描写もあるが、今回は成功していると思う。
歴史考証を織り交ぜながら、単行本1冊でここまで完成された物語をまとめあげるとは。
読み終えてすぐに再読したくなる作品。
巻末の人物紹介でおさらいすると、すっきり理解できたのでよかった。
投稿元:
レビューを見る
なかなか骨太なちょっと歴史的なお話だった
話の内容や雰囲気に絵柄があっていて世界観がある
ハッピーエンドなのかどうかは分からん
投稿元:
レビューを見る
好きなものしかなくて困ってしまった。
女が強い!かっこいい!
沙村先生のインタビューもよきかな。でした。
投稿元:
レビューを見る
粛清の嵐吹き荒れる、スターリン体制下のソビエト連邦。うらびれた川辺の別荘の傍らに佇む、車椅子の少女と寡黙な従者。彼らは何者なのか?何を為すためにここにいるのか?ミステリー仕立ての歴史ロマンです。
醜悪な背中の傷、両脚のない少女の背徳のエロス…いや、物語もしっかり読ませますけどね。沙村広明の魅力はそこなのかなと思います。この作品は定評のある外連味が生きるアクションが少ないですし。
投稿元:
レビューを見る
表紙の美しさに惹かれて購入。歴史ろまーん!って感じがするじゃないですか!
両足の無い少女と隻眼の従者という二人の取り合わせと、舞台がロシアってところがもう、ね!
絵柄と内容の重さと謎解きの面白さとがマッチしていて、スゴく面白かった!
最後はまさかの、ハゲで腹の出たオッサンのツンデレに萌えましたwww
投稿元:
レビューを見る
一つの思惑を抱いている主人公によって様々な人間が二人に関わっていくストーリーは、時には人の容赦のなさを、時には人の優しさを二人に与えていきます。
危険と隣り合わせの潜入は、都合よく二人を救ってはくれません。家に置く代わりに体を差し出すことになったビエールカは絶望した顔を見せても逃げることはしませんでした。
簡単にはいかない。何かを失うかもしれない。それを引き換えにしても手に入れたいものがある、ということが分かるこのシーンが一番好きです。決死の覚悟が見事に描かれています。
実在の人物をフィクションとして扱ううえで出てくる、「この人物には実はこんなことが隠されていたのではないか?」というならではの面白さが詰まっています。
時代ゆえの残酷さと厳しさが表現されていてるのも魅力の一つです。
投稿元:
レビューを見る
モノクロのロシアを舞台に描かれるツンデレの物語―
但し、主人公である車椅子の少女はツンデレではない(え?)
共産党による粛清の嵐が吹き荒れる旧ソ連。車椅子の少女・ビエールカとシシェノークはとある別荘の管理人に済ませてほしい、と話を持ちかける。
明らかな偽名、出所の怪しい報酬…彼らは何者で、どこからきて、何が目的なのか。
寒々しく厳しい生活の中、奇妙で謎に満ちた彼らの宿命が描かれます。
と、静寂と抑圧が似合う世界の中でスリリングなやり取りが行われるのですが…どうにも地味な印象は否めません。というか派手にはならない。
しかし、ロシア、そしてソ連という国の歴史や生活をしっかりと、かつ魅力的に描いており(住んでみたいと思うには厳しいけれど(苦笑))、興味をそそられます。また、登場人物たちは皆それぞれ秘密を抱えており、それらが少しずつ表にでてくるのが面白い。じわじわと引き込まれます。
重ね重ね、地味な話なのですが、その分ジワリと染みる読み応え。
少女と従者、ロシア、歴史…この辺が気になる人にオススメです。