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近所の洋食屋で初めて皿に盛られたライスを食べたのは小学生の頃。親の真似をして塩をかけたライスは抜群に美味かった。何故か家でやると怒られた。それでも隠れて食べた。もちろんソースもかけて食べた。そんなことを思い出した。家族団欒の風景が本の先に見えた。ホワイトライスにウスターソースは「おふくろの味」ではないが、間違いなく「家族の味」なのである。
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大正時代末期、日本が自由で穏やかだった時代。
銀座の裏通りにひっそりと佇む西洋料理店
「四月一日亭」があった。美味しい料理とともに、
今日も客人たちの悲喜こもごもが繰り広げられる…。
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だいぶ前に読んだのに、その後文庫本が出なくて、いつのまにかノーマークで、ふと読みたい加藤元さんだなと思ってうなぎ女子購入しました。部屋に四月一日あったのが驚きました、これの事かと、これは好きだと。でも四月一日をわたぬきと読めず、情け無いです。出だしの西岡さんが起こした事件は一年前なんだ、もっと年上かと思いました、桐子じゃなくてすみれさんとの話で、めちゃくちゃ柄が悪い西岡さんなんだよね、ラストの平太のおじいさんが実の父親だって繋がるんだね、そして平太も助けた。セリが主役と思いきやしみじみと流れた物語。