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シリーズ第5弾。
★以下ネタバレあり。
今回も楽しく一気に読みました。
ただちょっと消化不良気味です。
遺体から蝶形骨を奪う花房は結局、捕まえられず謎に包まれたまま。次回作以降も花房にかかわる事件が起こるのか、気になります。
でも「ソウタロウ」が誰なのか明かされ、この部分はスッキリしました。
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5冊目~櫻子の叔父が追究していた蝶形骨を失った遺体…自殺か他殺か,旭川の廃屋で蝶の季節だけ訪れていた花房という画家を追い求め,函館へ。日和という看護師の周辺を十年ぶりに洗う。末期癌の老人を死に至らしめた責を負って自殺した…と結論づけたが,叔父と事件を追っていた山路という刑事は失踪していた。函館で写真家として活躍している日和の妹・沙月が使っているうらまようという名は平凡な薔薇・ベニモンアゲハを指していた。沙月は花房に毒蝶と喩えられていた~蝶形骨って面白い。Wikipediaでは3Dで見せてくれる。叔父が残したFileという設定は無理が過ぎる。九条家は櫻子を進学させなかった!!??彼女のぶっきらぼうな物言いはいつから始まったのか?櫻子にはソウタロウという弟がいた
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今作は、それまでのシリーズと違い、長編である。一つの物語なので、終始ドキドキの展開だったので、違った面白さがあった。骨の薀蓄はためになるものが多く、蝶形骨が気になって調べてみた次第。骨の仕組みはへぇと発見になるものがあり、人体には多くの骨があるんだと感じた。旅行の目的は叔父が追いかけた事件の解決のためだが、その事件の真相、骨から見えてくる新たな発見などは徐々に櫻子さんの過去が映し出されているかのようだ。そこからの急展開さが面白い。北海道の地域を細かに表現されていること、美味しそうな食べ物の描写が良かった。
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シリーズ初の長編。最後まで犯人が分からず、わかった時には衝撃でした。でも花房のことは結局全く分からずじまい。人を操って殺人を起こさせる人物とはどんな人物なのか?今作では櫻子さんの叔父さんのこと、「ソウタロウ」のことが明らかに・・・。次巻を早く購入せねば
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図書館で。
ああ、アニメはこの手前まで放映したんだ~。ナルホド。
花房さんよりも怖いヒトが居た…。
てか櫻子さん、知ってるならもう少し対策を考えてから行動に出ようよ、と思わなくもない。
何となくですが正太郎君(だったかな?)の正義感は嘘くさくて上滑りしている気が。死者の冒涜とかなんとかエラそうなこと言ってますが何か偽善チックで反対にお前の方が失礼な気がするよ、と思わなくもない。
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なかなか狡猾な女性の死の真相を追う二人。最後のオチは驚きもあれば悲しみもあって、同じ女性として複雑でした。血縁だからこそ芽生えてしまう憎しみもあるのでしょうか。それにしても櫻子さんと正太郎の関係がどんどん深くなっていきます。櫻子さんがこういうキャラじゃなければ恋愛本に発展しそうな…もうしているような。正太郎が無事で良かった♪会おうとしない櫻子さんの気持ちも良く分かります。続きは借りてますが読めるかどうか不明(*ノ∀`*)
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シリーズ第5作で、書き下ろし。
シリーズ初の長編「冬の記憶と時の地図」と12ページの掌編「てのひらの優しさ」の組み合わせ。アニメになっていない。
前作第3話「蝶は十一月に消えた」の、高校の先輩の遺体の蝶形骨が無くなっていた事件から、10年前に櫻子さんの叔父で設楽教授(法医学講座)が調べた函館の看護師の事件を調査するため、櫻子さんと正太郎は函館へ向かう。
10年前には見えていなかったものから櫻子さんの鋭い推理により、やはりあの花房という画家が関わっていた殺人事件だという真相を明らかになるのだが、正太郎が犯人にナイフで腹を刺されてしまう。無茶するなよ、少年!
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蝶形骨編。
女性の悪意は複雑な様相を呈し、読み取りにくい外貌で隠蔽される。それを前提として築かれる女性同士の関係は複雑怪奇である。これまでは、高校からの友人間における懊悩を描いただけだが、本巻では、この関係の奇っ怪さを姉妹関係を通じ、がっつり描いていく。
かような女性に、素直な男性が敵うわけがない。言うなれば、女性の笑顔に隠された毒で一刺しされた読後感である。とはいうものの、この毒を生み出したのが「花房」という男。男に翻弄された女の様は物哀しい。
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10年ほど前に起きた一人の女性の死にまつわる出来事を記した長編である。
果たして彼女の死は自殺なのか、それとも他殺なのか。
櫻子さんの叔父が残した当時を記録したファイルを手に、「僕」と櫻子さんは関係者たちに話を聞いてまわる。
時が経っても、一人の人間が死んだ事実は、関わった人たちに今も影を落としている。
時間が解決してくれる問題もある。
けれど、死にまつわる記憶は、亡くなった人との関係が密度の高いものであればあるほど、色褪せることはない。
大きすぎる犠牲を払ってまで「僕」と櫻子さんが手にした真実。
けっして後味の良いものではなかったし、犯人の末路もどこか哀れだった。
「画家」の謎は少しも解かれてはいない。
最後の場面が本屋で終わっていて本当にホッとした。
このシリーズでは、嫌な思いをかかえたまま本を閉じたくはない。
いつものように、何気ないけれどほほえましい会話で終わってくれたことが嬉しかった。
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シリーズ5作目で初めての長編(+超短編ひとつ)で、かつ話が終わらなかった。ドラマでやってた話だった。犯人は同じなんだよなあ・・・
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ラストのおまけで、五歳児と赤ちゃんのママが登場するんだけど、、、、つい、菜々花と真右衛門を見ているよで、気をつけなきゃなぁ、、、、と、思ってしまった。
ピンポイントすぎる感想だけども。一番心に響いた_(┐「ε:)_。。。
今回は前回の続きのストーリーなので、本編自体はまだまだ内容が終わりきらず面白いとかではなく、とうとう叔父の存在が明らかになり始めた、、ってとこです。
舞台もこの度は函館で、ハセストやらラッピが出てきて相変わらずご当地ネタは読んでて楽しいです!
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Phantomは完全に櫻子さんだと思ってたのに。
そうか・・・花房恐いなぁ。
やっとソウタロウ君の事が出てきた。
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前巻表題作の謎めいた画家である花房や蝶形骨にまつわる調査を旅先で進める。存在を疑われる程に痕跡のない花房に引き込まれた。叔父目線の高校三年生の頃の櫻子も新鮮。事件は入り込み難かったけれど犯人の豹変や二人の危機には掴まれた。初期にはあった気がする舘脇の櫻子に対する反発等が減ってすっかり櫻子が可愛い。
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櫻子さんの頭の良さが際立ったシリーズ5冊目。 だって、10年も前の警察が見過ごした(?)事件をほんの 3日ほどで真相にたどりついてしまった。 人間らしい感情豊かで、優しい少年と共に。 ラスト、正太郎くんが、お母さんに泣かれて気付く場面が印象的。にしても、高校生なのに、その正義感はやはり愛なのか?? 無事目覚めて櫻子さんにとっても正太郎にとってもよかったよかった・・・(と一概には言い切れないか)
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「冬の記憶と時の地図」
無くなった蝶の行方を探して。
彼女はある意味とても演技が上手く役者の才能があったのかもしれないが、蝶に取り憑かれたせいで良くない方にその才能が開花してしまったのだろうな。
以前の出来事で慢心していたのは確かかもしれないが、彼があの場で行動を起こさなければ膠着状態が続くはずも無く彼女が命の危機に瀕していただろうな。
「てのひらの優しさ」
好奇心旺盛だが甘えたい年頃。
彼女のいう弟の存在がこれまで明らかにされていなかった理由は、もうこの世にいないからだろうという事は何となく察しがついていたが彼に似ているのだろうか。
彼女が珍しく骨以外について感情を剥き出しにしたのは、もしかしたら彼の知らない彼女の過去に何かしら結びついていたのかもしれないな。