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6年生女の子☆夏休み、玉江は同級生 哲平と信彦と一緒に翡翠探しに出かける。玉江のおじいさんは翡翠を見つける名人だった。玉江の家に翡翠のありかが書かれた古文書があるかもしれない。旅館の名前は、「そに鳥」翡翠かわせみの大昔の呼び方。玉江は、奴那川姫の末えい。
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翡翠探しに出かける少年少女の話。まわりの人たちの事情もそれとなく書き込まれ、なかなかおもしろかった。
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小学6年生の玉江と同級生の男の子二人は、夏休みにその土地の名産品、翡翠を探す冒険にでかけるが......
物語は翡翠が軸となって、玉江と両親、祖父、そしてクラス替えをきっかけに、なんとなく疎遠になってしまったゆりなを繋ぎながら進んでいく。
これを読んだうちの息子は2巻ないの?と聞いてきた。物語に入り込んだ証拠ですね。
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12歳の玉江の家は旅館(そに鳥)をやっている。だけどお父さんが急に小説を書くことにのめりこみ、仕事をしなくなった。しばらくは耐えていたお母さんも実家(近く)に帰ってしまい、玉江はお父さんと2人で暮らしている。夏休みなのに旅館のお客さんは来ないし、どんどん貧乏になっていく。
同じ年のいとこの哲平の家は農家で、夏休みはヒマ。
そんな時、隣のクラスの赤城くんが翡翠を探している事を知る。
ちょうど、玉江らの住んでいる地域は翡翠の名産地なのだ。
お金が欲しい3人は協力して翡翠を探す事にする。調べてみると、玉江の死んだおじいさんが翡翠探しの名人で、地元の翡翠の伝承のお姫様の家柄なのだ。お父さんはそれを題材に小説を書いているのだけど、本物の翡翠のたくさん採れる場所は知らない。昔からある文書は無くなってしまったのだが、玉江はある時、おじいさんがの描いた掛け軸にヒントを見つける。
そこで、哲平と赤城くんと一緒に、大人には内緒で翡翠探しの冒険をする。
一夏の成長物語。
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★あたしは明日、翡翠さがしの名人になってやる
・夏休み時期でもあるし気分を盛り上げるために子どもたちのひと夏の冒険的なのでも一冊読んでみようかと思って。
・玉江と哲平と信彦はお金欲しさに伝説を頼りに翡翠を探す。
・それぞれにそれぞれの鬱屈があったりするけどなんとなくそれもうまくクリアできたりして。
・新潟やったか富山やったかその辺に翡翠の獲れる海岸があると聞いたことがあるので舞台はその辺でしょう。
▼簡単なメモ
【一行目】目に映るなにもかもが、あそんでいきなさいと玉江を誘っていた。
【赤城信彦/あかぎ・のぶひこ】→信彦
【宇井哲平/うい・てっぺい】→哲平
【海のお休み処】観光名所のひとつ。
【親子ヶ浜】みどり川を流れてきた翡翠がたどり着く。
【須洲見玉江/すすみ・たまえ】→玉江
【そに鳥/そにどり】玉江んちが経営している旅館。客室は八室。新鮮な魚料理と源泉かけ流しの温泉でそれなりに知られている。父親が小説を書き始めて臨時休業中。
【玉江/たまえ】須洲見玉江。主人公。小学六年生。家業は旅館「そに鳥/そにどり」。お小遣いは毎月三千円。図書委員。
【玉江の父】旅館を臨時休業して小説を書きはじめた。
【玉江の母】小説を書くことにかまけて旅館の仕事をしなくなった夫に業を煮やして実家に帰った。
【哲平/てっぺい】宇井哲平。玉江のいとこで同級生でもある。家業は農家。小遣いは毎月三千円。
【奴那川姫/ぬながわひめ】町の超有名人。須洲見家は奴那川姫の末裔だと言われている。大国主命がやってきて求婚したがすでに結婚してお腹に子どもがおり夫は殺され略奪された。数年後姫は戻ってきたが生まれた子どもが美穂須洲見命(みほすすみのみこと)で須洲見家の名字の元となった。と須洲見家では伝えられている。
【信彦/のぶひこ】哲平のいるクラス二組に転校してきた。
【ゆりな】木村ゆりな。哲平、信彦と同じ六年二組で玉江の幼馴染みでもある。とても仲がよかったがだんだん疎遠になった。現在不登校中。