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漠然と感じていた現代社会のあり方のそのおかしさを紐解く良書だと思います。この著者の他の著作も読みたくなりました。
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やっぱり 日本は消費するべく 謀られている気がする・・・。お金の使い方 時間の使い方 自分で考えていかないと踊らされてしまうなぁ と改めて カツを入れられた本でした。
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いい本だった。
今の日本、消費はもう増えないのに、
顧客を欺くようにして消費を促す会社も多い。
無駄な消費をやめて、人間の本質である
「思索」「考えること」などを行う時間を
増やしていくことも必要ではないだろうか。
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漠然と感じていた経済政策とグローバリズムに対する胡散臭さに対して、ああこういうことなのかという一つの解を与えてくれる書籍です。
実証的でもないし、論理的な積み上げもない、筆者の経験則による語り口ですが、筆者の雑食的な参考文献のバラエティーが心地いいです。
筆者の提案が絶対解ではないでしょうが、いびつな社会構造に対する問題提起としては、必要十分なのではないでしょうか。
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ここのところ期せずして、アメリカとの関係をもう一度考えてみなければと思わせる本を読んでいる。これもそう。
そしてこれまでは、経済成長は良いこととしか捉えていなかったけれど、世界の中の日本としても、出生率が低下して高齢化している状況からも、足るを知る生活へシフトしていくことをじっくり考えなければ。
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おカネは、ただの交換ツールにすぎませんが、それが差別の指標になったことで信仰の対象という地位を獲得しました。
脱・消費者、「起業」でなくて「小商い」など、信仰から逃れるにはどういうやり方があるかについて、エッセイ調に書かれている。
対立軸ではなく、その中から逃れられないとして、どのように生き延びるかという視点で描かれていると感じた。
資本主義が進むと、アノニマス化するというのは正にその通りと感じた。
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<目次>
はじめに
第1章 消費者第一世代として
第2章 戦後は消費化の歴史だった
第3章 消費ビジネスのなかで
第4章 あれは戦争だった
第5章 それでもアメリカに憧れる日本
第6章 詐欺化するビジネス~ウォールマートから」プライベイトブランドへ
第7章 消費者マインドを超えて
結語に代えて~滅びゆくものに積極的な意味を与えるということ
<内容>
著者の歴史とともに、現在の日本の社会の様子に斬りこんだもの。戦争に負けた日本だが、戦後の高度成長により、再びアメリカに脅威を与えたが、1990年代のバブル崩壊後は、アメリカが経済政争に再び勝利し、経済はもちろん政治的のも日本は牛耳られ、思い通りにコントロールされている。またウォルマートのような出店こそは何とか堰き止められたが、大店法の改正により、町の商店街が壊滅的に破壊され、ロードサイドのショッピングモールに代わっていった様子を説明。今後は、「小商い」(身のためにあった消費)をしていくのが、日本の生きる道と説く。そのためには、大きな会社(ましてグローバルな会社)はいらないし、地域の顔の見える範囲で商売をし、コミュニケーションをとるべきという。同感である。少しずつだがそんな動きがあちこちで見え始めていることが、救いかもしれない。
逗子市立図書館
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今ならまだ間に合うかも、の「脱・消費者論」。
うちのお婆ちゃんの遺品にも、新品の下着が沢山あったっけ。そして現在、同じ家で両親が隠居してる。コレってチャンと共同体が作用しているってことだよね。ちょっと安心。
キーワードは「スペンドシフト」。駅から遠いけど、これからも商店街のパン屋や和菓子屋で買い物しようっと。それから「贈与経済」。私にも、ビックリする程高品質な物を譲ってくれる年上の友人がいる。彼女は早期退職してて携帯電話を持っていない。少し見習わなきゃな。そして、小さく稼ぐ「小商い」で消費行動を変える。
あ、プチ・ホリエモン的な著者の半生記は、もちょっと端折っていいのではw。
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お金に依存しない暮らし、そのヒントを得るにはこれまでの日本の経済発展、米干渉の元、発展と破壊を振り替えることは、非常に勉強になる。消費者が賢くならないと仕組みは変わらない、大いに納得する。小商いを取り入れたい。
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【与太者が与太者のまま生きられるように】
消費をやめる、といわれるとヤメられるわけがない、となるのだけども、アノニマスな消費者であることはやめられるであろう。アノニマスな消費者、と聞いてピンと来る人は読んでみたらしいし、何それという人には多分全然向かないであろう。著者も金をずいぶんつかって現在の境地に辿り着いた。「小商いのすすめ」を読み、その後の活動などを見聞きしていると、この本に衝撃的な新しい視点があるわけではないが、著者の友人の「カネは借りてはいけない、もらうんだ」という生き方は、カネを否定するのではなく、あるところにあれば良いだろう、という気楽さで素晴らしい。そこまで行くのは難しい、と誰だって思うだろう。僕だって思う。だけどなければそうなっちゃうわけだ。
「起業」という言葉にはアメリカ的というか詐欺的経済のにおいがするからイカン、「小商い」だ、と。多様化という嘘で、皆をアノニマスな消費者にしようとするのではなく、与太者が与太者のまま生きていける世界に賛成です。
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経済成長から定常化社会という枠組みの本自体はもはや珍しいものではなくなったが、この本はそのテーマについて、自身の経験を踏まえて論述をしていることで、具体的なイメージを持つことができたように思う。