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「型のある人が型を破ると型破りになり、型のない人が型を破ると型なしに」
「若い頃のカードを持ったまま大人のカードを増やしていきたい」
「どこの世界にも天才はいる。その天才を見たときに、自分は秀才にならなければと思うよね。本物の天才を見たときにおいらはやっぱり勉強しなきゃダメだと強く感じたんだよ」
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大人とは何か考えることは、自分がどう生きていきたいかにつながる。自分を知ることが大切。
妻夫木聡さんが色んな俳優やミュージシャンと対談されている。ゲストは、こだわりすぎず、ある程度の自分軸をもちながら適度に力を抜いている男性陣という印象。悩みながらも経験を積んで生きる方たちをリスペクトしたいし自分も頑張ろうと力をもらえた。
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サッポロビールが手がける大人エレベーターというCM内で、インタビュアーの妻夫木氏が各業界を代表する「大人」に様々な質問をしたインタビュー本。
様々な著名人が自分の人生や仕事などについて語っており、何か物事を達観した考え方にも触れられていた。改めて、まだ自分は自分が思っているよりも「大人」ではないなと実感した。
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以下、印象に残った箇所を引用。
「なるほど、と思ったのは、型のある人が型を破ると「型破り」になり、型のない人が破ると「形無し」になる、と。(p.15) - 中村勘三郎」
「僕は絶対に若い頃のカードをもったまま、大人のカードを増やしていきたいと思うわけ。だから、いつまでも若い頃に戻れるし、いつでも大人にもなれるし、そういうカードの取り方を10年後もしたいな、そういう大人のあり方をしたいなってすごく思うんですね。(p. 66) - スガシカオ」
「空っぽにしておかないと新しいものが入ってこないし、満杯になってしまった状態があまり好きじゃないんだ。いつでも新しいものが入ってこれる状態にしておくというのがいいって思う。僕は昔から、喪失感というか、いつも自分のなかになにかが足りないという不在の感覚をもっていて。それがなんなのかはまだはっきりとはわかってないんだけれども、その不安定さ、不在の感覚が、表現に結び付いているような気がする。人によってその不在感は違うと思うけれども、それを今でも探り中って感じ。(p. 96) - 佐野元春」
「成長することへの探求だと思うんだ。大人になることへの探求こそがロック、そう思います、うん。(p. 102) - 佐野元春」
「人の評価と自分のなかの充実感はやっぱり全然違うものだったりするんです。人からするといいものに恵まれてない時に、意外と自分は充実感を感じちゃう時あるじゃない。大事なのはそういうのを自分でちゃんともてるかどうかじゃないかと思いますよ。(p. 125) - 岸部一徳」
「欲もなく身軽でいたいと言っても、身軽になった時のほうがいい曲ができるんじゃないかとか、そういう欲をもってたりもする。そう言ったらカッコいいし、モテるんじゃないかって欲もあるかもしれない。なんにせよ、欲はついてまわると思う。だから、度を越さなければ、欲は悪いことじゃないっていう気はする。欲のあまり、人を裏切るとかは恥だと思うけどね。(p. 136) - 斉藤和義」
「だから、失敗って自分が勝手に思ってるもんじゃないですかね。(p. 233) - 中村俊輔」
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サッポロビールのCM企画。
妻夫木聡による対談本。
中村勘三郎&Char、リリー・フランキー、白鵬、仲代達也、スガシカオ、佐野元春、斉藤和義、高田純次&岸部一徳、竹中直人、古田新太、奥田民生、中村俊輔。
佐野元春は、妻夫木聡に逆インタビューしている感じが多いのが興味深いね。
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やっぱり私は人に興味ないんだなという感想です
結局は人それぞれでいいんだなと確認できたかな、という感じ
古田新太さんのパートが唯一興味深かった⭐︎
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サクサクと読めます。
様々な年代の方との対談が載っており、興味深く読ませていただける箇所もあるのですが、うーーーーん。
まず、構成について。
女性との対談も欲しいです。
やはり、女性の考える「大人」や「人生」や「愛」は
男性のそれとは違うので。
自分が読みたいというより、世の男性に知っていただきたいという理由で。
次に、読んだ感想。
人生において、同性に主役の座を奪われた、もしくは、そもそも自分は主役ではない、という気持ちを味わった男性の発言は、しっくりと入ってきました。
が、
どんなに名声を得ていても、どんなに素敵な作品を残していても、脇役に回った経験のない男性の言葉は、少なくとも私の心には響かないという事に改めて気付くきっかけとなった対談集でした。
無意識に出るものなのですね。「俺は違う」って思ってる気持ちが、言葉の端々に。
あるがままの自分を受け入れ(肯定するのではない)、周囲の存在を受け入れ、時に受け流し、そうして得た事を、親兄弟ではなく、伴侶でもなく、友達でも同僚でもなく、自分の子供や次世代に伝えたい、分かってもらえなくても、伝えたいと思う心境になるのが、大人なのかな、と思いました。
で、全部吐き出して、「あぁ、全部伝えたぞ」と思えたら、寿命がくるのかな、と。
だから訴えたい葛藤があるのなら、自らを殺めてはいけないのでしょう。
ちょっとレビューから逸れましたが。
2015年18冊目。
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対談スタイルのCMってどこか嘘くさい気がしちゃうけど、こんなにしっかり対談してたのかと驚いた。
それぞれ言っていることは違っても所々でリンクしているのが面白かった。
価値観を固定せず、常にゆるく構えて動けるようにしておく、という人が多かった印象。横綱白鵬と中村俊輔はそれともまた違う感じ。
妻夫木聡がインタビュアーとして素人なので、いまひとつなところもあったけど、この素直な反応があるから引き出せた話もあったろうな。
色々な年齢の人と、年が上でも下でも関係なくお互いに敬意をもって話していたのがとてもよかった。