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理が勝って情がない世界で生き残っていけるのは猛獣だけ。外資系。(え、理性ってそんなにひどいものか?)
会社というセーフティネットがなくなった。昔は会社が仕事する場所だけじゃなくサークルの部室みたいな感じだった。安心感を生み出す村意識。
箱の中では本音をぶつけ合い、外には全て建前で対応。江戸時代ぐらいから始まったらしい。
人間関係でつまづく不安を埋めたの創価学会。共産党。そして会社や組合が色んな不安をすくい上げる仕組みを作った。世界には会社と家庭の二つしかないというライフスタイル。
安定していたけど息苦しくもあったので脱出に憧れた。
今は自分を優しく包んでくれる故郷は不在。
新しい仕事についての情報は弱いつながりを伝って流れてくる。強いつながりからはあまりそういう情報は流れてこない。
うーん。フェイスブックで他人を簡単に信頼できる人はよくわからないが面白かった。むしろSNSは自分をよく見せるツールとしてプレッシャーを与えて実情はおかしいって人も結構いると思う。だからこそ距離が大事。
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「自分で作るセーフティネット」とは、これまでの社会が提供する終身雇用やムラ意識などに対する言葉として提案されている。
具体的には、SNSで自己発信して、ゆるく幅広いつながりを作り、緊急時にはあまりよく知らない人に助けてもらえる可能性を上げようという話である。
ポイントはp118の「仕事を失ったとき助けてくれる意外な人」の項目。
「新しい仕事についての情報は、ゆるいつながりによって流れてくることが多い」
共通点が少ないほど、自分の知らない情報を持っている可能性は高い。
だから、業界全体がピンチの時でも外にゆるいつながりがあればそれがセーフティネットとなって救われることもある。
これまでの社会は一度会社に入れば、同じ電車に乗って目的地(老後)まで行く旅だったが、
これからは車で地図見ながら目的地まで自分で運転するような社会である。
だから、同じ社内(車内)の人だけでなく、途中で出会った他の車の人との助け合いをしていくとよいですね。
そんな感じ。
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とりあえずゆるく色んな人とITを駆使してつながっておけ。会社以外の人脈をつくっておけ。そしたら誰かが何かをやって食っているので、自分も会社が駄目になっても、そのコミュニティに頼って生きていける。
そんな感じ。百の仕事を持つという意味の百姓にも繋がる発想。
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「今」だからこそ、ゆるいつながりを作り維持していくことが可能であり、裏を返せば、「ゆるいつながり」は時代の要請から生まれたのかもしれない。
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4年も前に書かれた書籍だが、今の自分によく理解できた。それくらい今の社会がこの著書に書かれている通りの時代になっているとと思う。胸にストンと落ちる内容に一気に読み進めた。
生存戦略として、①見知らぬ他人を信頼すること②多くの人との弱いつながりを作ること③善い人として消極的にではなく、積極的にギバー(与える人)になること④自分の中途半端な立ち位置(絶対的な善も悪もない、絶対的な成功や失敗などもない、常に揺れ動いている)ということを忘れない。
今から自分もセーフティネット作りを始めてみようと思う。希望が湧いた。とても素晴らしいおススメの本。
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弱いつながりが、社会や生活をなめらかに回す力になっている。
社会制度としてのセーフティネットが穴だらけになっている中で、SNSをを駆使して新たな「溜め」を作るヒントがある。
今は流動期。白にも黒にもなる時、ただ人の一面だけを見て判断できないから、そんな中で生き抜くには、寛容で、与えれる人になる事が重要。
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2017年23冊目
昭和の時代はよい時代だった。みんな会社が好きで、そこにいればつながりもでき、給料もあがった。補助的な仕事に携わる女性と男性社員が自然と結びつくような仕組みもあった。
しかし、今はそんな時代ではない。
そこで、必要なのはSNSを活用したゆるやかのつながり。
強いつながりと持つよりもゆるやかのつながりを多く持った方が自分を守れる時代であるという主張。
SNSでゆるくつながることがどのようにメリットがあるかを事例を持って説明してくれます。
ある意味あたっている部分もあるかと思います。
これからの生き方を示唆する一冊でした。
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弱いつながりの上に作られるセーフティーネット。僕らは少しづつ網の目を増やし、だんだんと弱いつながりを作るんだ。
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"今の時代は総透明社会と位置付け、自らの善行を重ねることこそが、セーフティネットの構築につながるという考え方を提起している。
SNSが世の中に存在しているということは、何かしらの情報を不特定多数に公開していることを意味する。ネット探偵のような人物も存在していて、本気で調べられたらプライバシーもなく、すべてがさらけ出されることを認識するべき。
それでも、恐れることはないと著者はいう。
生き方そのもので善行を重ねていれば、ネガティブなことだけでなく、見知らぬ誰かからも助けてくれるセーフティネットが自然と構築されるものだと。
お天道様が観ているよ。
ということです。"
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著者が言うようにネットやSNSがここまで発展した総透明社会でのセーフティネットは自分で見極め対応する必要がある。
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総透明社会では、自分の善い面をちゃんと出して生きていくのが大切。だからこそ見知らぬ人とも信頼しあえるし、将来に役立つ弱いつながりもつくれる。昭和の昔は、「善い人」ってのは、単なるお人好しで損する人だっていうようなイメージもありました。でも自分の行動が丸見えになってしまういまの時代には、善い人のほうが最後には必ず人生で得をするようになってきた。(p.156)
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他人を信頼する、広く弱いつながり、善い人、揺らぎの中の自分の位置。人生の戦略を考える、個別戦術も磨きながら。少し前の本だが、十分新しい。まだまだ不安定な社会の中、新しい技術を使いこなせずにいるが、結論にある生存戦略は、これからを生きる上で役に立ちそう。ただ、現実世界でもそうだが、全てを出すのはかなりのリスクがある。なぜなら相手は出していないから。上記の戦略が活用できるのは、相手や環境もそうである必要がある。明日の身は知れずといえども、やっぱり正社員でよかったと思うし、ネットで見知らぬ人と繋がるけど、信頼というより利用に近い、善人は恵まれている状況でこそなれる(美人は性格が良い)など、著者の考えには同意できない部分も。まぁ私がまだまだ保守的なだけだけど。