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楽天大学の先生が、インターネット通販の極意を語る。「一発屋」と「老舗」を対比させ、どのようなビジネスのスタイルがいいのかを指南。事例が多く、わかりやすい。
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ネットビジネスにおける「戦わないマーケティング」を実例とともに紹介。「一発くん」と「老舗くん」という対比を軸に展開。「洗車で世界から交通事故をなくす」素敵なビジネスモデルです。お客様から「ありがとう」と言われる仕事をしていきたいと改めて思います。
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「知る→やってみる→わかる」
大きさを求めるのではなく、小さいながらも地道に顧客を増やしていく方法が実例とともに紹介されている本。
大きな会社は、そのパワーを使う事で、他と消耗戦を繰り広げ生き延びる事ができる。市場を独占的に占領するまでは、常に身を削る戦いをしなければならないため、いかに値段を安くするかについて考えなければならない。そして、その顧客も値段で引き寄せられているにすぎないので、ロイヤリティは期待できない。
一方、一番を目指すのではなく特定の活動で少しずつ優良顧客を増やしていく方法がある。それは、並外れた早さの成長ではないので華やかさにかけるが、安定した強さがある。
たとえば、お試し商品を投げ売りするのではなく、普通に買うよりも単価を上げ、しかし、少量から試す事ができるように工夫したり、他のライバル会社と同じ分野で戦うのではなく、違う分野で自社の強みを持ち込んだり(例、ちょころてん)、一部のコアなファンに向けてのみメッセージを放ったりすることで消耗戦に巻き込まれずにすむ。
そして、それらは概してコストがかかる割には、短期の成果は得られないので大手企業こそ参入しにくい環境になっている。
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主にネット販売やSNSでの取り組みが売り上げにつながっている事例の紹介。実店舗があるお店もありましたが、主にネットで話題を呼んだ取り組みを分析し、成功要素を伝えるような内容です。それもそのはず、著者は楽天の人だから。なので登場する店舗は楽天でいろいろとやってきた人です。個人的に楽天はほとんど利用しないので、紹介されている店舗はほとんど知りませんでしたが、要するにネット販売も実店舗並みに頑張らないとだめよということ。
「ネット販売もいいよね」という上司なり経営者がいたらまず疑うべきは「人件費がいらないからいいと思ってるんじゃないだろうか?」「日本ひいては世界に向けて販売できるから売り上げが上がると思ってるんじゃないだろうか?」ということ。とんでもありません。店舗を架空で作れるのでコストがかからないのは確かですが、やるなら本気でないと売れません。片手間でやるならできる範囲は限られてきます。そしてたいていはPCが使える社員に丸投げというケースが多い。
ここに登場する人はほぼ全て経営者。自ら想いを伝え、企画を練り、楽しみながら携わっている。ネットも実店舗も同じです。
実店舗に関してのことをよく読んでいたのでネット販売での施策を読むのは真新しい感じがしましたが、やはり書かれている内容は他のビジネス書と同じですね。
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仕事の参考に。
店長さんの店作りへの熱い取り組みが
リアルに見れる本です。
ただ、取り扱い商品が食品に偏りすぎかと。
別の商材を扱う自分にとっては
そこまで参考になりませんでした。
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許可をもとめるな、謝罪しろ、が印象に残った。
数々のECにおける成功事例から、お客様のことを考えた取り組みの重要性を説く。
アイデアの触媒になりそうな本。
レモン部
きけんなハンコ
ところてん
壁紙屋
洗車王国
日本酒
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楽天の初代ECコンサルタントの一人であり楽天大学学長を務める仲山進也による、楽天市場を中心としたオンラインストアで独自の成功をおさめている店舗や事例の紹介、及び事例から見えるそのパターン分析が中心となる一冊。
中心となるコンテキストは「ECといっても結局は店員とお客さんのやりとりだよね」といった感じでECをやりだすとついつい陥りがちな「価格競争」「取り扱い商品の充実」「極端な業務効率化」といった罠にどう立ち向かっていくかが記されている。
こういった観点はECのみならず、むしろ形の無いサービスや体験を売るようなWEBサービスこそが、本来は強く意識すべき事じゃないかという感想を持った。
こういったメタな視点を中心にしつつも現在のECとして最低限求められる水準(配送の早さ等)を満たした上での話として語られている為、非常に納得感のあるストーリーとして受け入れられる。
こういった普通に求められる水準を満たした上でプラスアルファを伸ばしていくのに悩む場合にヒントになるだろう。末尾にある「強みというのは【他の人がやるより自分がやったほうがコストをかけずにできること、または大きなメリットを生み出せること】」という説に共感し、自分の強みを明確にして研ぎすましたいと考える、人が介在するサービスを運営するような人にオススメできる一冊である。
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楽天ね。お店の人には悪いがなんか大本この企業のやることがねぇ。
書いてあるショップは楽天出店のみだからこれがイコール著者の言う老舗だとは思えない。いろいろな面でランキング上位者で優遇受けているのかもしれないし、個人的なマーケットプレースでの勝負ならばわからない。
確かに良いアイデアで売れる雰囲気は多く持っているがもし本当にそれで成り立つのならば楽天なんかで売らなくても良い訳だから。そこの裏が一番気になる。
楽天という組織自体がショップ経営者をお客と思っていないところがどうかな、なんて思ってしまう。ショップがいくらお客様と位置づけても楽天自体がその下をお客と思っていないんだから言っている事の信ぴょう性がなさすぎる。
花ひろばオンライン
邪悪なハンコ屋しにものぐるい
ところてんの伊豆河童
筑前飯塚宿たまご処卵の庄
よなよなの里エールビール醸造所
いわゆるソフトドリンクのお店
ふろしきや
バラの家【バラ苗専門店】
洗車の王国
コミコミスタジオ
壁紙屋本舗
あさびらき十一代目源三屋
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既存のものと既存のものの新しい組み合わせ→新しいアイディア
シェア=期待値越×共感×話の合う聞き手
一人でつかいりれない量のセットはシェアされる
お客さんとミッションを共有することで仲間になる
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eコマースのマーケティング本。
楽天の楽天大学の方だから、ネットの事例のみだが、他のビジネスにおいても学べることは多い。社内大学の長がこういうことを語れる人であることが大きい。
〈問い〉
①価値を売る店の共通項
②面白い事例
①
・2回続けて想像を超える
・昨日の自分を越える
・自社製品が何と比較されているかを考える
②
高額日本酒の酒屋さん「初心者は買わないでください」
エクスマに似ている。価値とはものではなくて、体験や関係性によって感じることができる。
〈消耗戦を抜け出すためにやってはいけないこと〉
1、売れているものを売ってはいけない
2、ターゲット客を攻略してはいけない
3、競合対策をしてはいけない
4、スケールメリットを強みにしてはいけない
5、勝つためのスキルを磨いてはいけない
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著者のセミナーでこの本の紹介があり、他店事例に興味を持って購入しました。
話し言葉で書かれているので読みやすく、すぐに読破しました。
価格競争ではなく、自店のお客様をよく見て、考えて、自店だからこそできる工夫を見出し、それを強みにしよう!
大手に負けないお店づくりをしていこう!
…ということが、様々な楽天店舗の事例を持って述べられていました。
ただ、他の方のレビューにもある通り、楽天店舗の話なので、書籍にあった工夫だけでなく、モールとの様々な関係もあって、売上に繋がってるところも少なからずあるんじゃないかとも思う。
「本店」の参考になればと思って購入したので、そこここに楽天で云々と入っていて、購入目的とはちょっと違ったな、と感じました。
著者は楽天の初期からいらっしゃる方のようで、楽天は素晴らしい会社!という思いが伝わってくるのも、私の中の「楽天のイメージ」や「楽天のコンサルタント」とかけ離れているから、心に壁を作りながら読んだ感じです…
全体を通して、お客様への向き合い方や企画の立て方は参考になるかと思います。
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「究極の自動販売機」型は、低価格・送料無料・スピードは移送・品揃え・ビッグデータを活用した高精度のリコメンドなど、便利さの価値を追求するスタイル。規模のメリットを強みとする大企業に向く。
これに対して、「究極の対面販売」型は、接客コミュニケーション・店長の商品愛や専門性を活かした魅力的なコンテンツなど、楽しさの価値を追求するスタイル。オーナーシップがあり、小回りの利く中小企業にむく。
枯らしてしまったときに「商品が悪かった」と思いたくなるのが人情ですが、レモン部だとほかの部員の状況も見えるため、「自分の育て方がよくなかった」と思わざるを得ません。
「頭脳的コスト」人は「考えるのが面倒くさいからやめておく」という選択肢を選ぶことがとても多いので、その頭脳的コストをいかに最小化できるかというのはきわめて価値のあることといえます。
安く買えると瞬間的にテンションは上がるのですが、1年後に「安く変えて本当によかった!」と思い返すことがあるかと言えばおそらくないでしょう。
5大コストが全く発生しないものというのは、「自分ごと」になりません。コストをかけて体験してもらうことによって他人事だったものが「自分ごと」になっていく。これが「欲求のかべの前にいる人への接客」のキモです。
「買ってよかった」と思えるのは、コストよりもベネフィットが大きくなるとき、すなわち、「コスト<ベネフィット」の式が成り立つときです。この式を成り立たせるためには「コストを下げる」という方法と「ベネフィットを上げる」という方法があります。
大企業というのは、「3か月に一回決算発表を出さなければならない」というルールで動いているので、三か月以内に結果が出ないような取り組みというのは、基本的に「仕事をしていない」と見なされやすい。大企業というのは手間がかかることや気長なことができない。非効率なことができないという宿命を負っています。
「自己中心的利他」自分がやりたいことをやり「いいね!」と言ってくれる人が増えるのが利他だと考えます。目の前の人に笑顔になってもらうためにやりたいことのこと。
自己犠牲的利他だと長続きしにくい。
「ビジネスを戦おうとする理由」を深堀してみたのですが、「みんながいる方向に行くというのは安心」という心理が根底にあるのではないでしょうか。言い換えると、「みんながいない方に行くのは不安」なので、みんなと同じことをやろうとする。みんなが集まっているところでビジネスをしようとするから、競合がわんさかいるので戦わざるを得ない。だから、「戦うために技を磨こう」という発想になる。もしスタートのところで、「自分がやりたいのでみんながいなくても別に不安じゃない」と思うことができれば、戦う必要がなくなると思うのです。
「シェア=期待値越え×共感×話の合う聞き手(興味関心に基づくコミュニティの存在)」
「常連さんに楽しんでもらおう」という発想
お客さん同士がつながれる場を作る
「人(リーダー的存在)につながっているコミュニティ」
「メンバー��士がつながっているコミュニティ」
「コンセプトにつながっているコミュニティ」
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伊藤製作所の人が表紙を書いていたので思わずジャケ買い。中身は仕事に関係することだったので二度美味しい。
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P65 「コスト<ベネフィット」の式・・・この式を成り立たせるためには「コストを下げる」という方法と「ベネフィットを上げる」という方法があります。
P70 最初は大した期待をしていないので、実感値が期待値を超えたわけです。しかし2回目は、1回目の実感値のラインまで期待値が上がっているので、そこから比べると、「あれ?思っていたほどよくないな」となる。期待値を下回ることになった結果、3回目を買うことがなくなる、というパターンです。
P80 「自己中心的利他」・・・自分がやりたいことをやり、それを「いいね!」と言ってくれる人が増えるのが「利他」だと考えます。これを「自己中心的利他」と呼んでいるのです。
P106 「シェア=期待値超え×共感×話の合う聞き手」
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つながり研究シリーズ。いつもは読んだ本の大事なところにペタペタ付箋を貼る(すると、うちの学生にはそこだけ読む奴がいる)のだが、本書は一枚も貼れなかった・・・・全ページに重要な箇所があるから。みんなが当たり前と思っているやり方で、ついつい手を出しがちな狩猟型の手法とは一線を画す考え方で、三方よし・八方よしビジネスとでもいうべきか。分断された匿名社会からつながりの顕名社会へ変容している状況で、裏表のないまさに正道・王道をいくもの。みんな、本当はこんな風にビジネスを進めたいんじゃないだろうか。ネットビジネスだけでなく、全ての事業、プロジェクト、地域活性化などに参考になる本。しかも、実例も多く、押し付けがましくなくて読みやすく、分量も適切で飽きさせない。