紙の本
正直、イマイチ
2014/07/24 12:17
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投稿者:通りすがりの偽善者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「魔法科…」は説明過多ながらも、展開のスピーディさに惹かれて読み進められるのだが、これは最初っからハードルが高すぎるように感じる。
作者の意欲は買うが…。
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読んでてイライラする愚かな若造が、未覚醒だが凄い超能力を持っていて、専用機を与えられたらパイロットとして覚醒の兆しが見えた。今回はそんな話。
これは彼の成長物語です!とか言っちゃうんだろうか。
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新シリーズ開幕。
あとがきにもあるようにライトノベルズでは珍しい、巨大ロボットもの。
世界観や設定の作り込みの細やかさはさすが。
軌道上での方向転換が難しいというのは少々疑問だが。
まだとっかかりで、どういう展開になっていくかわからないけど、続きが楽しみだ。
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佐島さんの新作はロボットもの。同著者の作品らしく(?)キャラの相関家計や舞台設定等の細かい設定に終始した感じですかね。進展は次以降かな。ロボットものらしくガシガシバトルして欲しい。まぁガンダムみたいに非戦闘員が裏で動くのも嫌いじゃないが。こういう作品はメカニック関係の細かい設定も読んでみたくなる自分は設定資料集好き。
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同著者の作品『魔法科高校の劣等生』を比較にした感想になるのだが、一先ず、向こうは如何にも俺TUEE系の主人公だがこちらはそうでもない。という感想になる。
こちらの弟を守ろうとして実際にそれが出来る程度には実力を持った姉と、姉に守られてばかりになっている自分へと苛立ちを覚えている弟。という関係性は結構好きだ。心の動きもそこそこ丁寧に書かれており理解しやすい。少なくとも私はそれなりに共感できる。
ネタバレという程ネタバレでもないと思うので普通に書くが、主人公の専用機が出るのは本当に終盤で、むしろライバルとして存在しているであろうもう一人の男主人公の方が遥かに戦っている描写が多い。というか主人公が専用機に乗っても、ライバルキャラの実力が高く、戦い慣れてきてようやく真っ当な戦いが出来る程度に収まり、それこそ俺TUEEと圧倒できるほどの差ではないのには(魔法科高校の劣等生を多少読んでるだけに)謎の感動すら覚えた。
また、台詞ですら改行だらけ(WEB小説としての最適化がなされた書き方のまま)の魔法科と違い、一文一文が長く文章量があるので読みごたえもある。ただ、タイトルに1とあるように完全に(――続く)と言った感じの内容で、これ完全に長い序章のようだ。
そして正直それだけで星を一つ減らしたくなった理由というのがある。それは――本を開き、最初のカラーイラストが終わった後に差し込まれる設定資料。正直うわっ……としか思わなかった。そこを飛ばして普通に読んでも平気だったので、これ可能ならばあとがき前くらいに入れるべきだったのではないだろうか。というより普通に考えてこういうのは、ある程度の専門用語を知っていなければ把握しづらくなる二巻目以降にして欲しかった。正直これのせいで三つにしようか悩んだ。これで分かるだろうが、専門用語の多さと説明文の多さは健在。
とりあえず、……なんだかんだロボットモノというだけで、私はかなり楽しめたので、ロボットモノはもっと増えろと思いました(小並感)。
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ライトノベルでロボット物が読めるっていうのは嬉しい。
まだ導入部分で世界観や設定の説明が主だったものだけど、そこは流石の作り込みの細かさ。
次巻以降の進展に期待。
ロボット+超能力の組み合わせがどんな結果をもたらすのか。
専用機とか熱いよね!