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基本、かっこいい老人。
孫の愚かしさ(悪い子じゃないけど。)が対比的に描かれる。
その一方で、容赦なく来る老いのエピソードもあり、少し現実にも戻されました。
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87歳の元刑事が体力・記憶力の衰えに怯えながら、過去の亡霊を追いかける。人は皺の数だけ語るネタがあるんだぜ、というのを思いださせてくれる作品。じいさんだとなめてかかると痛い目にあうよ。続きがたくさん読みたいので、バック・シャッツには長生きしてほしい。
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主人公が87歳。安楽椅子探偵じゃないから自分でがんがん動くんだけど、飲んでる薬のせいですぐ内出血しちゃうし、記憶は怪しいし、最近のことには疎いし。でも、おじいちゃん、かっこいいよ!
イーストウッド主演で映画化、どうでしょう。
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誰が読んでもクリント・イーストウッドを連想するだろうし、実際作中で「ダーティーハリー」に触れるところはニヤリとさせられる。
よくできたB級映画の趣(褒めてます)。
(肉体だけでなく)老いるということはどういうことかが、上手く書かれている。
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Twitterで絶賛されてたのでリクエスト。いやー、ジジイが魅力的ですな!登場人物が少ないので、割と簡単に真犯人はあたりがついちゃうんだけど、この物語の魅力は犯人あてじゃない。孫との交感、妻との交感がいいのよ!
そしてジジイのくせに、状況を読むのがうまい。さすがもと殺人課刑事。頭でっかちの若い孫にやや頼りつつも、肝心なところではジジイの方が上手。年寄りの経験は大事ですな!
本国では続編が出たらしい。邦訳待ってるよー!
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妻を愛し家族を思う、地に足の着いた南部の男の、87歳にして折れない気骨にしびれた。
強がる主人公の最大の理解者・ローズの佇まい、言い添える言葉に、夫婦が過ごした歳月と、乗り越えてきた出来事が窺えて素敵に思う。
ナチのお宝探しと犯罪については単純で、まさに映画向きと言う印象。
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以前に読んだ「窓から逃げた100歳老人」より若い87歳のヒーローなんだけれども、100歳老人がコメディタッチであるのに比べ、実に「老い」というものを考えさせられる。
今20歳ならばあと67年間という3倍以上の人生が続くし、40歳の人ですら47年後である。想像もつかない。
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映画化が決まっているそうだが、88才のユダヤ系の元刑事を演じられる俳優って誰。無難なところで、クリント・イーストウッドか?日本版を作るんだったら、生きていたら、高倉健?でもユーモアのイメージないしな。それにしても今年の海外ミステリは新人作家が豊作。
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元殺人課名刑事の87歳の老人が主人公。第二次世界大戦時に捕虜収容所で、ナチスSS将校から拷問された経験をもつ。主人公と孫の二人が、その元SS将校の隠し金塊をめぐる争いに巻き込まれ、次々に周りで殺人が起こる話。
主人公の老人らしくないかっこよさと、老人らしい体の老いた様子や、孫と妻への愛情がよく描かれていてよかった。
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主人公バックのクチの悪さには笑わせて貰いました。87歳の主人公、迫る老いの影に怯えながらも、決してへこたれない強靭さもあり、痛快でした。読後にくるのは切ない余韻。素晴らしいです。
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元戦友の死際にナチス将校のお宝探しを頼まれたバック・シャッツ87歳。
老いた身体にムチ打って、IT担当の孫息子をお供にいざ出立!
…。
どうしてこう厭世的なんだろう。
先達にはもっと人生を楽しんでいてほしい。
老いた身体を嘆きながらも残りさ程多くない人生を謳歌するヴァイオリン職人のジャンニや海の上のカムデンのキャレドニアとアンジェラの方が肌にしっくりくる。
事件も、で、結局どうしたかったのかが見えなくていまひとつのめり込めなかった。
真犯人の動機も、なぁ…。
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いや〜、面白いです^ ^ 87歳のヒーローなんぞ、アリエナイ!けど、いた〜(≧∇≦)もし、生き延びることができたらこんなジジイになりたいモンです^^;
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おじいちゃんと、おじいちゃんの家族達の関係性が楽しかった。
ストーリーとか、全体の雰囲気とかは、アクが強くて馴染みがなさすぎるなぁと。この辺は好みでしょうか。私は……まあまあ。
おじいちゃんが若いころ英雄扱いされるくらいすごかったんだとか、ラストのあれこれとか、この辺はアメリカ的ヒーローものの王道展開なんだろうと思う。ここまで持ち上げなくてもいいけどなぁとは、個人的な好みで思うところ。
序盤の展開とか、キャラの行動とか、いや、そこで金塊追っかけにいくことないんじゃない……? みたいに思うところは結構あるけど、それも全部飲み込んでの、この話のカラーなんだと思う。
その辺はまあ、いいとして。
おじいちゃんのキャラクターと、後期高齢者であることをネタにした要素は、とてもとても楽しい。
銃口向けられることより、風呂場での転倒が恐ろしいとか。疑わしく見えるのは、認知症の初期症状じゃないかとか。
何だかんだいって、奥さんにベタぼれなところとか、態度はともかくとして、内心の独白ではそれを隠そうともしないところとか。
息子が早くに死んで、孫と真正面から向き合うことになるという状況設定も、主人公の年齢を強調している感じ。
ただ、孫の出番を確保するためだと思うけど、最近テクノロジーに興味がなさすぎやしませんか。こういう人なら、もっとハイテクじいちゃんになっててもいいと思うんだけど。
ナチスとかユダヤとか、アメリカご近所事情的なものはよく知らなかったので、目新しいかったけど。それはまあ、この話ではメインにはなっていない。
とにかくパック・シャッツというおじいちゃんの活躍が、とてもいとおしくて、楽しかったです。
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アマゾンで無料で配られる、週刊文春ミステリーベスト10で取り上げられていたから読んでみた。
まあまあ。外れではない。映画化するなら、クリント・イーストウッドでは当たりすぎ。モーガン・フリーマンみたいな白人老齢男優がいればいいのだが。
下手こいて、ハリソン・フォードとかにやらせちゃあいけないよ。
でも、疑問に思う。あの犯人がズタズタ猟奇殺人にするリスクをとる意味が不明。
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老後はもう他人ごとではないけれど
87歳になったらもう少し静かな生活を
送りたいと思う。
ナチスの金塊やら何やら、エキサイティングな老後は
本の中で楽しみたい。